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ジョジョランズ第19話の感想

 グローリー・デイズの能力は弾丸を遅くするだけじゃなくて射撃した瞬間を認識できないというのも含むらしい。前回の感想でこんなことを書いたけど

 グローリー・デイズは弾丸のスピードを操作できる能力らしい。引き金を一度しか引いていないのに複数の弾丸が発射されているとかじゃなかった。弾丸をゆっくりにして何の利点があるんだよと思ったけど、射撃したことろから立ち去ればあとはゆっくりにした弾丸が標的を始末してくれるから身バレしないのが利点ってことみたいだ。ピストルズやマンハッタン・トランスファーみたいに銃を使うスタンドはこれまでにもあったけど、サイレンサーを使うことを前提に暗殺に特化しすぎていてすごい。第9部まできてまだ銃のスタンドに新しい引き出しがある。すごい。

 さらに身バレ防止暗殺特化のスタンドとして強いことがわかってきたし、ジョディオとの攻防では通常射撃とグローリー・デイズの射撃を織り交ぜて立ち回るあたり、ボビー・ジーン捜査官の戦闘の巧妙さが伝わってくるのがいい。身バレしたとなったら瞬時に切り替えて通常射撃でくるあたりとか、その際もう一般人を巻き込むことにも躊躇なくなるあたりとか、戦闘の局面が変化するに応じてボビー・ジーン捜査官も立ち回りを変えている感じも面白いと思った。逃げたジョディオを探す時の佇まいもよくて、常に視線と射線を一致させて注意深く進んでいく感じがプロとしての説得力があっていい。荒木飛呂彦先生は「プロの仕事」にグッとくる性質(タチ)だからな・・・この辺はこだわって描いてると思う。多分な。

 そしてジョディオにもバグス・グルーヴが取り付いて肺水腫の症状が現れたところで次号休載!まあ月刊連載になってからはたまに休載するんでそろそろかな?とは思ってた!ジョジョランズの連載の他にもパブリックアートの制作とかジョジョマガジンの仕事とかもあるからな。完全なオフとはいかないだろうけどたまには休んだほうがいいよな。話を漫画本編に戻すと、こういう追い詰められた状況でさらに追い詰められて一体どうなる!?みたいな展開になった時はもう戦闘の終結は近い。ここから逆転勝ちする展開だろうな~とは思うけどどう逆転するのかぜんぜんわかんないね。どうするんだろう。

 あと冒頭のハウラー社の沿革は、そっかぁ~という感じだった。なんかチャーミングマンの弟が消えたことと繋がりそうな気配はあったけど。(※こんな僅かな「繋がりそうな気配」なんかジョジョリオンなら跡形もなく消し飛んだところだけど、果たして!?)あとアッカ・ハウラー社長(42)は思ったより歳いってんなと思ったし、やっぱり「受け継いだ者」だからジャイロみたいなヒゲしてるのかなと思った。

 以上が今月の感想です。今までのジョジョとはまた違った味のする近接でのスタンドバトルが繰り広げられていて面白い。ありがとう。

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