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ジョジョランズ第20話の感想

  けっこう長引いたバトルだったのにだいぶあっさり終わった。ルルちゃんがバグス・グルーヴを解除した途端全員病気が治ってるし。なんだろう、事態が雑に丸く収まった感じがしたな。ジョディオを追い詰めすぎて荒木先生がいい勝ち筋を思いつかなかったみたいに見えてしまった。でもまあ、次回からの新展開は楽しみだし、溶岩があるおかげでこういう長引いたバトルの裏でもしっかりストーリーが展開して停滞しないところはいいのかなって思います。

ジョディオとの攻防では通常射撃とグローリー・デイズの射撃を織り交ぜて立ち回るあたり、ボビー・ジーン捜査官の戦闘の巧妙さが伝わってくるのがいい。身バレしたとなったら瞬時に切り替えて通常射撃でくるあたりとか、その際もう一般人を巻き込むことにも躊躇なくなるあたりとか、戦闘の局面が変化するに応じてボビー・ジーン捜査官も立ち回りを変えている感じも面白いと思った。逃げたジョディオを探す時の佇まいもよくて、常に視線と射線を一致させて注意深く進んでいく感じがプロとしての説得力があっていい。荒木飛呂彦先生は「プロの仕事」にグッとくる性質(タチ)だからな・・・この辺はこだわって描いてると思う。多分な。

 前回の記事で書いたように俺はボビー・ジーン捜査官の戦闘巧者でありプロの仕事人であるところを気に入っていた。でも今回ジョディオに取引を持ちかけた瞬間、完全にキャラとしての底が見えたと思った。そしてキャラとして底が見えるや否やすぐさまあっさりと死亡した。底を見せたキャラをダラダラ生かし続けても仕方ないと考えれば、これでよかったのかもしれない。でもなー。例えばジョディオが何か予め罠を張っていたとか、策略で勝った感じが欲しかったっていうか、唐突に勝っちゃった感じが否めなかったかなー。ウーン。

 なんかまあ、今月はそんな感じです。ちょっと肩透かし感が強かったかな。新展開に期待。

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