OuterWildsのプレイ日記には格好つけて書いてませんが、アンコウにビビり過ぎてアンコウ消滅MOD入れました。開発者さんありがとうございます。
※この記事はゲームストーリーのネタバレを含みます※ 「Outer Wilds」というゲームをクリアした。新人宇宙飛行士として惑星を探査するゲームだ。主人公が目覚めてから22分を過ぎるとこの宇宙は消滅してしまう。その22分間を何度も繰り返し、このループから抜け出すことが目標だ。それを知るためには、この宇宙に隠された秘密を知らなければならない。 このゲームは友人に勧められて始めた。宇宙もSFもループもあまり触れてこなかった私にとっては全てが珍しく、全て対して無知だった。
格好つけて吸っていた煙草がダサいフェーズになっていることを知った時に冷や汗が出た。生きているとそれだけで黒歴史が増える。振り返ったらきっと片手分しか誇れる思い出なんてなくて、その他は全て口にするのもはばかられるくらいの痛い思い出だ。 自分が特別でないと気付いた時に鳥肌が立った。見下せていたと思っていた人間たちに人生のレベルも年収も職歴も全て負けている。同窓会に行ったらお笑い草だ。卒業アルバムに映っていた自分は今見ても即答できる程不細工だが、今よりずっと未来があった。冷笑で
ぬるい風呂が好きだな。この文章も風呂で書いています。 あっつい風呂に浸かると気持ちいいけど同時に結構しんどくなる。すぐのぼせるし、湯船に浸かれるはずだった時間がドンドン減っていくのを感じるから。 だからぬるい風呂が好き。温水プールくらいでいい。冷たいけど体が冷えるほどではないくらい。 気持ちいい。好きだ。 私が胎内にいたころも、このぐらいの温度だったんだと思う。 だから落ち着くんだろうな。多分ね。
もうなんかやりたいことが多くてちゃんとした記事書けないからその日の23:50になったら強制的に公開しようかな。どれだけ書けてなくてもさ。
ちゃんと外に出て遊んだだけで眠すぎる
頑張って頑張って、頑張ったら全てが報われると思っていた。私が今まで報われることや良いイベントが少ない人生だったのは頑張らなかったからで、ちゃんと頑張ったら良い方向にちゃんと進めるんだと思っていた。 だから、「おっ、これは私ではどうしようもできない気がするぞ」みたいなものにぶつかってしまった時、どうすれば良いのかわからなくて本当にパニックになった。えっ、頑張ったのにこんなに報われないの!?って驚いたし、人生って上手くいかないなと落ち込んだ。自分の人生ってまだまだチュートリア
「パンがあったとしたら、何を挟みますか?」 「え?」 カウンターに広げたメニューを拭く手を止めて、私は彼の質問を聞き返した。 レジのモニターが表示する時間は20時31分。商業施設の一角にあるチェーン店の中で、その質問は私に投げ掛けられた。ラストオーダーも終わり、店内に残る数人の客が帰るまで、私は今やらなくてもいいであろうメニューの拭き上げをしていた。一応雇ってもらっている身だから、時給分の仕事はしておこうとアルコールスプレーを駆使してメニューをピカピカにしようとしてい
記憶の中の夏は涼しいが、実際に体験する夏は暴力的な程に暑かった。 引き籠っていた去年とは違って今年の自分はちゃんと外に出ている。だから、首筋を伝う汗が肌を痒くすることや、日傘をさしたところでその中だけがマイナス5000度にはならないことを思い出した。 地球側が人間を滅ぼそうとしているほどの暑さだ。こんな気温になっても一応は死なずに生きていける人間のしぶとさには自分でも呆れてしまう。エアコンだか氷だかスポーツドリンクだかでようやく生き延びられる気候が常になれば、人類の滅亡
いずれ人は死ぬものだと、頭ではちゃんと理解していた。小さくて薄い身体。その中に入っているであろう、僕より小さな胃。その中にラーメンを詰め込んでいく君ですら、いつか死ぬんだと理解していた。 濃厚で、ベジタリアンに蹴りを入れるくらいの動物性の旨味がたっぷりと詰まったスープがゆらゆらと揺れる。中に入っていた麺ならとっくに消えていた。久しぶりだったから、慌てるように食べてしまった気がする。おかげ様で僕の丼の中は短く千切れてしまった麺しか残っていない。 ラーメンを啜る君の前で
初めて知っている人の葬式に出たのはいつだったか。けれど一番記憶に残っているのは父方の祖父の葬式だった。 病室で息を引き取った後の祖父は知らない人のように顔が変わって見えた。「手を握ってあげて」という母の言葉を無視して、私はその脈の止まった手を握らなかった。初めてしっかりと見る”死んだ人間”が、祖父であろうとも怖かったのだ。 祖父が入院してから私はほぼ毎日祖父に会っていた。学校から帰ったら病院まで新聞を届けるのが私の役割で、ベッドから上半身だけを起こした祖父は私にお小遣
私をいじめていた女たちはきっともう結婚している。 インスタのストーリーを見ながらそう思った。いじめていた女たちとは勿論フォローし合う関係でもないから、そいつらの現状なんて分かるはずがないのだけれど、そう思った。 類は友を呼ぶ。そんな言葉に従ったような私のインスタは多分、同年代にしては結婚や出産を見かけることが少ないんだと思う。たまに見かけてもそれはずっと関わってきた友人のものではなくて、惰性で繋がっていた5年ほど前の縁だ。 幸せそうに笑う(多分)友人と知らない男。大
携帯をわざと家に忘れていった。 体調が優れなかったけれど外に出ないといけないと思って友人と待ち合わせたあの日。書こうと思っていたブログもサボって、自分の為に費やしたあの日。 あの日、私はわざと携帯を置いていった。 何故か、と言われたら何故かはわからなかった。けれど『今日携帯持ちたくないんだけど良い?』というメッセージは既に送信されていた。数分待って通知音。友人からの返事は『何時にどこにする?』。私の友人は対応力が凄いらしい。 これは携帯があったらわからなかったこ