コーヒーが蒸発しないうちに
プロローグ
こんにちは。自分で言うのもなんですが、KTこと、中平慶子です!旅人デビューをちょうど2週間前に果たして、第二回の旅は、旅カレ主催の長野県、デトックスキャンプに来ました‼︎
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はじまり
突然ですが、皆さんは、「大好き」なものに対して、「大好き」と口にして伝えた事がありますか?
私は、一度もありませんでした。
今でこそ、自分が「大好き」だと思うものが口に出す事ができ、自分でも、その物が「大好き」だ。
そう心から思えて、言えるようになりました。
でも、今から1年と7ヶ月前まで、こういうものが「好き」だ〜、「好き」な食べ物は?好きな事、好きな場所、好きな色、好きな人。
こんな些細な質問にさえ、自分は心から「大好き」と口にする事が難しかった。
その理由は3つあると思います。
「大好き」と言えなかった1つ目の理由
まずはじめに、自分的に一番強い理由から。
それは、恥ずかしかったから、です。
日本でよくある家庭現象かもしれませんが、自分の家族は言葉で「大好き」という事を直接伝えることがほとんどありませんでした。
それこそ、母の日や、誕生日の手紙にはたまに書きましたが、それよりも
の方が断然多かったです。いつも「ありがとう」と思っていた。一方、「大好き」と言うことは、どこか自分でない人が話しているような感覚にもなって“違和感”があった
それが何か知らなければ、使ってしまってみたかもしれない。火傷をするかも分からないから!
でも、それがどういうものか、使ってる人はどういう人で、どういう風に評価されているのか、その「高評」で、レッテルはつく。
そして、それを“知っている”気にはなるけど、自分とは別のものだと考え始めるため、その物を他観視し始める。
これが、その“知っている気になったもの”に対して主体的に、好奇心を持たない限り起こる心理
その他者である、“知っているもの”、
その対象が人種や性別に限らず、何についてでも、差別につながるだろう。情報に溢れる社会ではもはや、避けることはできないと思う。むしろ、「自分は偏見を持っている」という事を意識して過ごすのが大切だと、できる限り自分に言い聞かせてる
余談だったけど、わたしにとってその“知らなかった”けど、“知った気”になって、差別をしていたもの。見てみぬふりをして、避けてきたもの。
それが、
「大好き」というきもちだった。
「大好き」と言えなかった2つ目の理由
2つ目の理由は、1つ目の理由からの派生…
恥ずかしいから、大好きと言わないことで、自分がそれを大好きなのかわからなくなった。自分が本当に大好きな確信がなくて、口に出してしまうことがまるで嘘のように思えました。
心で思ってたはずでも、言葉として口にいざ出そうとすると、嘘のように思えてしまうそのキモチ。
異性には言えない!とかじゃなくて、親にも、仲良しのずっと一緒にいた大切な友達にも言えなかった。
友達へのお手紙とかにも、ちょっと誤魔化してました。例えば、
全国のだいすけくん、びっくりさせてごめんなさい。このように、これで伝わるだろうと信頼をさせてくれる友達だったので、恥ずかしくても、ちょっと捻って、“あの言葉”だけは言うのをなんとか避けてきた。だから、言えませんでした。
「大好き」と言えなかった3つ目の理由
最後の理由は、大好きは、何かを捨てる事。一つを大好きになることが、他を切り捨てることだと思ったから。
小さい頃から、
と聞かれたら、
と答える子でした。あはは…正直自分の回答に自信を持てたことはなかったです😅
別のシーンでいえば、部活動では、ここが居場所!って言っている人がいるときに、自分もそう思っていると思っていた。そして本当に、嬉しかった!
でも、もしそこにそう思えない子がいたとき、自分には「大好き」か分からなくなるような子でした
こんな理由から、誰とでも仲良くできる派と信じる自分でも、「大好き」というキモチ君とは、めずらしく、仲良くする事ができなかった。
そんな私を変えた3つの転機
があります。
まず一つ目、千葉瑛太くんとの出逢い。
3つの理由から大好きだと言えないし、思えない。
瑛ちゃんは、圧倒的行動力があって、魅力的だから、一緒に何か“凄い”ことができそうで嬉しかった。一緒に目標を立てる事も嬉しかった。付き合ってはいるし、尊敬もしてる!
でも、伝えることも、思うことも、うまく「大好き」という言葉を受け取ることもできなかった。
それでも、めげずに、「大好き」と伝え続けてくれた瑛ちゃん。
すぐに答えられなくて、瑛ちゃんの事が好きか分からない、そういう話ばかりする付き合いはじめの2カ月かもっと、もありました。
結構長くて、別れなかったのが奇跡とも思いますよね!!感謝の思いで一杯です。
それでも今、気持ちを伝える事ができるのは、奇跡じゃなくて、圧倒的な、理由がありました。
それは、
と、何度も伝えてくれた、その彼の生き方に、圧倒されました。心の底から、
と思いました。
また、瑛ちゃんは言いました。
それでやっと気づいた。何千何億とある銀河の中で、数えきれないほどの星々の中の、そのまた大きな太陽系の中の、青くて緑の美しい地球の中で暮らす、80億人を超える人々の中から、こんなに大きな日本の中で、同じこの「時」に出逢った慶(よろこび)を、今、伝えることができるのは『大好き』と、伝える事だけなんだ‼︎‼︎
そう気づいた瞬間に、今までの、「恥ずかしいという気持ち」、「自分の幼い頃からの文化と性格」によって、『大好き』と伝えないでいる事
自分がそのままでいる事は、ありのままの個性ではなく、生きている事に『甘え』ていた事に気づいた。厳しく聞こえるかもしれないけど、心の底からそう思った。
悲観的とも言えるし、同時に人生を最高にするにはこれしかないんだ‼︎と思わせてくれる、『今を全力で生きる』千葉瑛太君との出会いから、自分は、“変わりたい”‼︎‼︎‼‼︎‼︎︎と、心の底から叫んだ。
そして、もう一つ、今までの自分から、なりたい自分になるために必要だった、感謝してもしきれない理由。それが、
と声をかけ続けてくれたから。
私は、その度に「いいの?」と思った。こんな自分でもいいんだと思うことができた。
またそこには話を聞いてくれた友人と『伝えることの大切さ』を教えてくれて、後押ししてくれた友達の存在がありました。そんな人たちは、
ゆっくりと、自分が変わる事を許してくれるその“空間”をつくってくれた。
長い時間がかかった。それでも、寄り添い続けてくれた瑛ちゃん。話をしてくれた、あき、みすず、あや、みほこ。
大好きです。
だから、今の自分がいます。
2つ目、英語を話し始めたから。
言語は不思議で、自分は英語を話すとき、アメリカかぶれする事ができます。とてもオープンに、感情を言葉にする事ができます。ハグもボディータッチも大好きだし、大好きと伝える事も、好きだと言う事もできました。だから、自分は英語を話す事が好きだったのかもしれません。英語を話す事で、『大好き』と伝える事、思うことの障壁が少し減った気がする。
そして3つ目、
旅カレ主催『白馬』シェアハウスイベントに参加したから。
そしていよいよ、一番最後の章になりますが、このイベントに参加できたことが、そもそもこのnoteを書きたいと心決めた起爆剤となりました。
3月18日から3日間、長野県の白馬で開催された、真っ白の雪に包まれた、壮大な山々に囲まれたデジタルデトックスイベント。
いつも居る羽村市、遠くて新宿、この移動範囲で見てきたものが、当たり前じゃなかったんだという事を感じた。青春18きっぷで、窓から見えた真白の湖と山。そこに降り立った時、
雪が混じった冷たくて気持ちがいい、力強い自然の風が、ボウボウと心の窓が背中に突き抜けていき、この場所なら、皆んなと緊張せずに仲良くなれそう!そんな事を感じた。
初めて見聞きし、知る、22人のともだち。
緊張も少ししてた。
何かのスターじゃないし、旅も1回しかしたことがない‼︎海外に言った事もない‼︎面白い話なんて出来ないかもしれない‼︎そんな中でも、
これは、後日談だから、到着したその瞬間じゃなくて、みんなと話して、知ることのできた皆んな。
でも、はじまりの皆んなに会ったあの瞬間に感じた「暖かさ」の原因はこの一人ひとりなら、なんでこんなに楽しかったか、疑問じゃないなと思う。
旅カレのイベントの中でいくつか企画があった。えむちゃんの、キャンドルに包まれたヒュッゲ体験。ひろくんの、全員が手を繋いでエネルギーを感じる体験、いつも実は一番お世話になっている自分を大切にする事を見落としがちになっていることに気づかせてくれたセルフラブの体験。葵の、ヨガとアロマを通して、内側から幸せになっていく体験。心を込めていう、「いただきます」、「ごちそうさま」、「おはよう」、「おやすみ」。
全部をひっくるめて、幸せって思った。大好きって思った。そのことばを、共有できる空間。英語を話していなくても、出会って3日だったけど、「幸せだね」。『大好き』だと、伝え合うことのできる空間。それが、旅人カレッジかもしれないと思った。自分も、このような空間をいつかはつくりたい‼︎
出会って3日で、まるで自分のものかのように旅カレを紹介してすみません!でも、それくらいが魅力あってやまないから、書いてしまいました!
作ってくれたトンティーン、運営の皆んな、旅カレで出会えたともだちは、ゴジラくらい最強です!!本当に、ありがとう!
もしくは旅カレは、ゴジラの集団なのかもしれない
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読んでくれてありがとうございます!最後になりますが、このノートを読んでくれて
一つ目に、もし、「大好き」と、思いを伝える事が上手にできなくて悩んでる人に少しでも、自分を理解してあげて、焦らずに、なりたい自分に向かって変わっていける事を後押しできたら、本望です!
だから、もし、あの子は大好きとか、想いを伝えるのが上手じゃないなとか、他観的に見てそういう子がいれば、このnoteをシェアしていただけないでしょうか?
読んでくれた“想いを伝えるのが”上手くなりたくて悩んでいる子へ。読んでくれて本当にありがとう。絶対『大丈夫』だよ。焦らずに、ゆっくり、なりたい自分を一緒に目指していこうね。
また、二つ目に、もしも、なにか感じた、何か思った方がいればコメントで共有していただけたら嬉しいです。なぜなら
このパワフルな引用は、世界一周コンテストDREAMファイナリスト進出をしたNaoko Nakaguchi さんのnoteで心に残った一文です。
この言葉は本当だ!と思うし、もしもこの言葉が本当なら、コメントする事で、“何か”が『変わる』事と思います!
そして三つ目に、いつでも、なんでも連絡下さい(インスタグラム→@nnn_keiko)。
いつもありがとうございます🤝
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エピローグ
自分は引き続き、旅をしたい!今回が2回目の旅でしたが、第3回が待ち遠しく思います!出会ってくれたら嬉しいです!まだ巣からでたほやほや状態ですが、面と向かって聞いてくれる人々に尊敬と感謝の思いでいっぱいで、何かをしたくて、実は夜なのに沢山飲んだコーヒーが、
だから、コーヒーが、蒸発しないうちに。
ありがとう。
次回もまた、お楽しみに!