村人Aは涙脆い

「生きてるだけで褒め合いたいよね、100点満点だよ私たち」
って、私の大好きな木下百花が言っていた。
信じたい、自分のことを100点満点だと思うことが出来たらどんなにいいか、


私は特別顔が良いわけでも、会話が上手な訳でもなく、
自慢できるところなんてこれっぽっちも無い。
その場の雰囲気を壊さないように平気で嘘をつくし、
かと思えば地雷を踏むことだって多い、不注意が過ぎる。
ひとつとして褒められるところなんてない。
それなのにこんな私をそのままでいいと言ってくれたり、
ごはんを”ちゃんと”食べることが出来なくても咎めない、
右腕がぼろぼろでも、新しく傷を増やしてしまっても怒ったことなんて1度もない。
いつだって私をお姫様にしてくれる恋人、
胸を張って周りに紹介しても恥ずかしくないような彼女に私はなれるんだろうか、


細くて、綺麗で、感情を素直に表に出すことが出来て、
ネイルにも気を遣って服装もいつだって女性らしいお姉さんが居る。
羨ましくて仕方がない、
それと同時に劣等感が圧し掛かる。
私はどうしてこんなになにも出来ないんだろう、


「痩せてるから大丈夫」とか、
「食べれてるなら大丈夫」って言うけど、
普通に痩せてるわけでも普通に食べれてるわけでもないし、全然大丈夫じゃない。
食べるってどうやるの?

私の文章で人生が小さじ1杯だけでも楽になりますように、そんな思いを込めて記事を描いています。 サポートして下さった貴方と、いつか珈琲が飲めますように⋆͛☽.゚