全然いいけど、されたこと一生忘れないから

無意識に酷いことをしてきたひとに出来ることなんて、
あなたはこれだけ傷つけたんだよ、って示して離れることぐらいです。


込み上げてくる不快感を水と一緒に飲み込む朝、
最初は比喩でしかなかったのにいつの間にかほんとの体調不良に変わってた。
もう死ぬまで腕の傷は消えなくて、やんわりとした違和感はずっと残るらしい。
幸せになりたいなんて別に大層なことを言いたいわけではなくて、
自己嫌悪に襲われて自殺したくなったり、
朝方まで眠れないままカフェイン錠で働きに出たり、
そういう苦痛がなるべく少ない生活を送りたいだけなのに。
辛うじて人間のかたちに成形されているけれど、欠陥ばかりで凹んじゃうな。
誰からも何も責められてはいないはずなのに「許してほしい」という気持ちを常に持っている。
ただ誰かを傷つけたという薄ぼんやりとした記憶だけは確かに残っていて、幸せになってはいけないと言われている気がする。


私の病気が目に見える病気だったら良かったのかな。
なにか変わってたのかな。
リハビリの仕方も分からないし、対処治療はしているけれどあまり治っている気もしない。
ただ、見た目は一般の人と変わらないから怠けてるって思われるし、
ニートでいいなって言われるし、
こんなに苦しいのに耐えているのに羨ましがられる。
この苦しさが私にしか分からないのがつらい。

つらくて哀しいことがあったとき、
それを抱え込まずに哀しみをちゃんと認めて、泣きたいだけ泣いて、
起きた現実を受け止めた方が良いのか、
哀しいことなんかなにもないってその時の感情自体無かったことにして、
自分の心に嘘をつくほうがいいのか、
これまで生きてきて未だに正解が分からない。

いつも私は「悲しい」を準備していて、
大抵最低より少し良かった、くらいで傷つかないようにしている。
だから、想定外の悲しいことがあると太刀打ちできなくなっちゃう、
自分をいちばん傷つけるのは自分じゃないとだめなの。


でも、自分の言葉で自分を傷つけたってなんにもならないのにね。
もっとつらいひとはいるって考えるしか毎日を頑張れない。



幸せのハードルは低い方が楽しいって誰かが言ってたね。
難しいなぁ、
頑張れないし、優しくなんてなれないし、
つらいことばっかりだし、
思うようにごはんは食べれないし、
それなのに痩せないし、それでどんどんつらくなってくるし、
また眠れなくなってるし、
しんどいんだよほんとに、なんでなんだよ

頑張れていなくてもごはんって食べてもいいんだよ。と何回も言われたことがあるけれど、
私はいつまでもそれに納得出来ない。
頑張っていない人間がごはんを食べる必要ないじゃん、と思う。
家に居るとき、晩ごはんを作ったりして食材に触れる機会は多くて、
その度に自分の体型のことを思い出して、
依然と変わってしまった自分のことがもっと嫌いになる。
大好きな、大切なひとと一緒に食べるごはんも不安で、
美味しいという感情で食事を終えることが出来なくて、
飲み物だって気になってしまうし、
毎日不安の種が広がりすぎてしんどい。
ちゃんと薬を飲むようになってから、薬の副作用でめちゃめちゃ太りやすくなってしまった。
太るのがこんなに怖くて、食事することが怖くて、
太ってしまった自分を見ることも見られることも嫌で、
他人に指摘されることも増えてさ、
健康そうだとか、元気そうだねとか、そんな言葉は全部私にとって摂食障害の加速材料なのに。
無理やり食べたごはんを全部吐いてしまうこと、増えてしまった。
なにかと理由を付けて食べなくていい理由を探してしまうことが増えた。
でも薬は飲み続けないとこの病気はましにならないし、
なんで、って涙が止まらなくて 今日も1日なんにもしていないのにお腹がしっかり空いたりすると腹が立ってしまう。
食べるごはんを吸収が遅いものとかそういう基準で選びたくなんかないのに、
「吐くくらいなら食べなきゃいいのに」って何回言われてきただろう、
そんなこと自分が1番分かってんだよ、
でも食べなきゃいけない時間を用意されて、
私にごはんを作らせて、食卓を囲むようにしたくせになんでそんなことをいわれなきゃいけないの、
過食衝動のスイッチを押したのはだれなの、ねぇ

あの頃の私に戻して

たすけて、
今私が欲しいのは「健康そうなのが1番だよ」とか「別に痩せなくてもいいのに」とかそんな言葉じゃないの、
どうしたら1番はやく痩せられるの、不健康でもいい元気にならなくたっていい自分の姿を許せないままこれからもずっと生きるなんて出来ない
私は自分のことをひとに頼ってまで生かすべき命だとは思えない、けれどたすけてをミュートしたくないほんとうにたすけてほしいどうするのが正解なの

私の文章で人生が小さじ1杯だけでも楽になりますように、そんな思いを込めて記事を描いています。 サポートして下さった貴方と、いつか珈琲が飲めますように⋆͛☽.゚