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あの人の名前を僕はもう呼べない

なんで𓆟がまだ⚑と喋ってるんか意味分からへん、
そろそろ前向きや、⚑のどこがいいんよ、
じゃあそんなに好きなら付き合ったらいいやん、
𓆟がしんどいだけやのに、
𓆟がそんなんやからいつまでも変わらんねん、
とよく言われる。
勝手なことばっかり言わないでよ。
私がどんな思いでもう一度⚑と喋れるようになったのかあなたたちは知らないじゃない。
なんでもう一度話したいと思ったのか理由も知らないくせに勝手に⚑を悪い人にしないでよ。

毎日LINEが出来ていて、声が聞けて、一緒に旅行まで行ってしまう今だからこそ私は過去に言われたこの言葉を引きずっているんだと思う。
そして私と貴方がわざと触れない“あの”期間のことを思い出してしまう。

関係性に名前がなくなった私の誕生日から1年半ぐらい、まともに連絡をとっていなかった いやとれなかった期間。
私は喋るのが下手だから、言いたいことがちゃんと伝えられないまま貴方と喋れなくなっちゃった期間。
友達ではいたいね、と言っていたはずなのにいつの間にか苗字で呼ばれるようになって、私も貴方の名前を呼べなくなった期間。
廊下で見かけても声をかけることは出来なくて、たくさんの人の中で楽しそうに笑う貴方を遠くから見ることしか出来なかった期間。
きっと誰より貴方のいい所を知っている自信があるのにそれも伝えられず、
私がちゃんと喋れて笑えていた場所が一瞬でなくなったあの時から、私が“ちゃんと”したかった話を7/13までにしようと決めた。
やっとの思いで7/12に連絡した。
その時のスクショはまだあるんだ、消せないんだよ。

私と話すときもう目も合わない貴方にこれ以上嫌われたくなかったし、純粋にただ幸せに生きていてほしいのに余計なことを自分は言ってしまうからもう何も言わないまま感情を全部なくしてしまいたかった。
ちゃんと話をするまでに貴方のことを嫌いになろうとしたことがあった。
それは、嫌いになった方が絶対に楽だから。
だけどね、私は話をしようとする度にあの時幸せだと心の底から笑えていた自分のことを思い出してしまう。
だからこそ私は貴方にちゃんと話したかった。
ほんとは全部貴方のせいにして、
私は悪くないもん なんて顔をして、
あれもこれもなかったことにして生きたら楽なんだよ。そんなこと分かってるよ。
だけど私はそれを選びたくなかった。
貴方だけのせいじゃないことも、
なかったことにしたところでそれを含めて結局全部覚えているんだってことも、
この件に関して「楽」なんてことはないこともずっとちゃんと分かっているから。

私のことを名前で呼んでくれないのはちゃんと嫌いになってくれたってことでいいですか
違う人と居る方が幸せになれるよ、なんて言いながら貴方が自分の幸せだけを追いかけているようにしか見えないですが違いますか
ごはんを一緒に食べたいな、と思える人がいなくなって、私が何にも食べられなくなったことを知っていますか
しんどいことをいつもはんぶんこしてくれていた貴方がいなくなったこの期間、頼ることが絶対に許されないこの期間に全部全部右手首にぶつけていたことを知っていますか
友達でいたい、といったのは貴方なのに顔を見ても目が合わなくなったあの時から、私が笑えなくなったのを知っていますか

全部聞きたかったけど、結局半分ぐらいは聞けないままだな
でも知らなくていいことだってあるし今はそんなに知りたいとは思っていないからそれでいいな

私と貴方はけんかをしたことがない。
これが良いのか悪いのかは分からないけどいつ話をする時だって相手のことを考えられる貴方だからこそ、だと思うよ。
だから私はちゃんとごめんなさいが言える貴方のことを嫌いにはならなかったし、私もごめんなさいが言えたよ。
人の気持ちをいやでも考えてしまう貴方が何も思わず自分の幸せを追いかけることはなくてどこかで気にしてるのは分かってたから結果がどうであれ話す決心ができたよ。
そしてちゃんと お互い様ってことにしませんか、と言えたよ。
貴方も私も悪かった、だからもうそれでいいじゃんね
その上で私はまだ好きでいるよ言わないけど
伝えたところであの時泣きながらごめんね、って言った貴方の顔を私はまだ忘れていないからもう言えないよ
苦しそうに辛そうに言うごめんねなんて聞きたくないよ
好きだよ、にありがとう と返されることより辛いな
なんだかもう恋愛感情を通り越した好きなんだけどこれを伝えてもいい権利は今の私にないからな、
私がどれだけ好きでいても貴方の好きをもらうことはないんだろうな
貴方のしんどいことを、楽しいことをはんぶんこできる権利は関係性に名前がないともらえないのかな
諸手を挙げて助けに行ける権利がほしいよ

私は過去のあれこれを「時効」という言葉で片付ける気は無い。
過去の出来事を経て見える貴方が好きなんだろうな。全部含めて私の好きな貴方だからどうか幸せに生きてほしい。
貴方が生きてくれてさえいればそれでいいとも思う、
だけど出来れば私の隣にいてくれたらいいなと思う。
誰よりも貴方のことが好きな自信があるよ、だったら隣にいてほしいとか思ってしまう。
誰かの手で幸せになる貴方を見るぐらいなら私が貴方を幸せにしたい。
前にも言ったけど、私は貴方と幸せになりたい。
隣に人がいなくても私たちはきっとそれぞれに生きられるんだろうし、貴方は人気者だから周りに人はずっといるし1人になることなんてないんだろうけど
それでも一緒にいることを選んでほしいなんてことを考える。
依存ではなく、“貴方”が原動力になる世界がほしいと。
わがままだね、自分勝手だねほんとに私は

ずっと好き なんて言葉はもう信じられない、
誰かに心の底から好きだと伝えることは怖い
誰よりも貴方の目をしっかりと見ていたいのに見つめる権利が私にはないことを自覚しているからどうしても逸らしてしまう
勝手に1人で喜んでるみたいで自分から電話はかけられない
居なくなるかもしれない不安をいつまでも持ち続けている
だけどそれでも、私は貴方と話がしたい。
別に1人でも生きていけるはずなんだよ、でも一緒に生きる選択をしたいななんて思っちゃう。いつまでもばかでごめんね。


いろんな気持ちを押し殺しているつもりはないんだけど何も頑張らずにまた喋れるようになったわけじゃない。
人が頑張って得た今を軽んぜられていることを他人の言葉で実感すると泣いちゃいそうになる
あなたに何が分かるんだ
いつだって人のことを考えて言葉をかけてくれる人だよ
弱い私をちょっとずつ強くしてくれるような人だよ
まっすぐに目を見て言われた言葉全部が私の御守りなんだよ
そんなに何回も悪く言わないでよ
心に触れようとしてもなんとなく触れれずに手を引っ込める気持ちが分からないなら何も言わないでほしい
私が幸せになることより貴方が幸せに生きるほうが私には大事なんだよ。
これからの未来に私がいてもいなくても、貴方はたくさんの楽しいことに包まれて、貴方は幸せでいてほしいよ。
周りの人にずっと優しい貴方が少しでも心休まる場所になりたいよ。
貴方が優しいと言ってくれる私のこの部分は貴方が作ったものだよ。

私が言ってることはそういう意味の付き合いたいではなくて、
名前に頼りたいわけではなくて、
不安を感じずにただ幸せを信じられる自分の1番の味方として隣にいたい ってだけなんです。
その権利がほしい、
それに名前が必要なのなら私は付き合おうと言うよ。

これを顔を見て言えたらいいんだけどね、
誰もいない夜中のコンビニからの帰り道ぐらい堂々と手を繋いでみたいよ一緒にいることを間違いだと言われたくないよほんとにだめだなぁ私はいつまでも
しつこいかもしれない、そんなことは分かってるんだけどあと1回だけ言わせてほしい

君となら 僕となら 間違いないって思うけどな

私の文章で人生が小さじ1杯だけでも楽になりますように、そんな思いを込めて記事を描いています。 サポートして下さった貴方と、いつか珈琲が飲めますように⋆͛☽.゚