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全肯定という名の祈りが貴方の強さになれば、

抽象的すぎて伝わらないかもしれないけれど、
「価値観が同じなのに、知っている世界が少し違う、
だからこそ、お互いの世界を教え合える。」
みたいな関係はすごく居心地がいい。

秘密を多く共有したからといって深い人間関係になるわけじゃない。
なんでも知ってること、なんでも言い合えることが絶対に良いとは思わなくて、
貴方のことが好きだからこそ、大事だからこそ言いたくないこと、言えないこと、言わなくてもいいこと、知らないままでいてほしいことだってあるでしょう?
だって私は知られたくないよ、自分の右腕の傷が毎日増えていることなんて言えないよ。
顔を見ただけで、声を聴いただけで私はこんなに笑顔になれるのに貴方の前で痛い顔なんてしたくないの。
でもものすごく痛いし、血が止まらない。
この前1番深く切ったかもしれないと言ったぐらいの傷を今日もいっぱい作ってしまった。
ほんとは切りたくなんてない、傷に頼らなくても生きられるようになりたい。
半袖も着たいし、腕まくりだってしたい。
どうしたら傷を作らなくて済むのかなんて分かんないよ。
もしかしたら貴方に、この傷だらけの右手を握りながらやめなよ、なんて言われたら。この傷で貴方を悲しませているのは知っているから、やめられるのかもしれない。
でもね、強くなんかなれないけど、貴方の前で強いふりをしていたい。
だって貴方は、私が持っているような柔い弱さではなくて、
貴方にだって弱さがあるのは知っているけれど、それすらも引き込んで飛べる大らかさとか、
舌打ちをしてしまうようなことがあったって、屈さない強さが、貴方にはある。
大きくて広いのに、どんな些細なことにも気づくことが出来るひとだから。
だから私は、自分で自分のこころを擦り減らす時間を増やすぐらいなら、
貴方と話す時間が少しでも増えるように、どんなことだって変えてみせようと思う。

私がなにかに失敗したときも、だめなときも、貴方の前で泣いてしまったときも、どんなときだって「絶対大丈夫だから」って言葉をいろんな形に変えて伝えてくれる。
思わず笑顔になってしまうぐらいまっすぐな言葉で、

私は直接顔を見て話をするのも苦手で、頭がいっぱいいっぱいになってしまって全然うまく伝えることが出来ない。ほんとうに悔しいし悲しいなぁ、
でも私は出来る限り貴方にちゃんと伝えたいから、時間がかかってでも伝えたいと思う。
貴方は私が描く文章や選ぶ言葉が好きだ、と言ってくれたから。
自分の言葉を発信する勇気を貴方がくれたから。
たったひとつの言葉や仕草でひとを判断しない。
その代わりに、たったひとつの言葉や仕草を大事にしたい。
貴方を見て、私がずっと大事にしていることだよ。

貴方が立ち止まっているときに、息抜きが出来る居場所でありたい。
いつも前に進もうとしているがんばりやさんな貴方だから、
私は貴方が進んでいなくたって貴方のことが好きだから。
貴方が貴方らしくいるときも、貴方が貴方らしくいられないときも、
私は 貴方が貴方である というだけで、貴方という存在そのものが大切だから。


お互いに見つけたおもしろい動画を見たり、
すきな音楽を聴いたり、貴方が歌ってくれたり、
ぽつりぽつりとたまに話したり、
遠くに居ても一緒に夜を過ごせることが本当に嬉しくてたまらない。
疲れて眠る夜があるのはちゃんと頑張れている証拠。
眠れない夜があるのは自分と闘っている証拠。
心地よく眠れる夜があるのは優しくなれている証拠。

次の夜はもっともっと大丈夫になりますように。
この文章を読んだ貴方の朝が、眩しいぐらいの光で溢れていますように。

私の文章で人生が小さじ1杯だけでも楽になりますように、そんな思いを込めて記事を描いています。 サポートして下さった貴方と、いつか珈琲が飲めますように⋆͛☽.゚