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貴方の声が宝石になったら

降り止まない雨に打たれて泣く私を、
あなた以外の誰が笑わせられるの?


勇敢な貴方が、今日を笑って生きているなら
それだけで私は嬉しくなる。

型に嵌らない生き方を選び続ける貴方に、私はずっと勇気をもらっている。
貴方が貴方らしく生きることが出来るなら、全てが正解だと思う。
ただ、無理に強がらなくてもいいし、せめて此処ぐらいは弱くたっていい。
泣いてもいいし、叫んでもいいし、さ。
夢に敗れたとしても、朝日に絶望を味わったとしても、
きっといつかの貴方が笑っていられるように私は祈っているからね。
大丈夫、貴方の生き様は美しい。
安心しておやすみ。


私も貴方も、薬物療法でなんとか精神を安定させている。
薬に頼らないと電車に乗れなかったり、
本当によく似ている。いろんなところが。
流石、5年の付き合いだと思う。
しかし、
貴方と私は全然違う。



私は約束を守ることが本当に苦手になった。
その約束が迫ると、相手がだれであっても身体は震えるし、呼吸はうまくできなくなる。
具体的になにが、かとは分からないけど本当に怖くなってしまう。
みんなが出来ることが私にはやっぱりできない。
死にたい朝が本当に何回もある。
布団から出ることが苦しいこと、
支度が思うようにいかないこと、
やけに足が重たくなること、
玄関のドアがなかなか開かないこと、
街の音が良く聞こえないこと。

悲しいことがあるわけでも、なにかがつらいわけでもないのに、ぽっかりと空いた穴がどうしても痛む。
悲しいわけではないけれど、泣いてしまいたくなる。
苦しいわけではないけれど、死にたくなってしまう。
私が抱える弱さなんて醜くてありふれたくだらないものだ。
いつだって肝心なことが綴れない。
なにかを見て綺麗だと思っても、私自身のこころが綺麗なわけではない。

私が居なくなっても続いていく貴方の生活が在る。
私が居なくなっても朝がきて、太陽は沈んで独りの夜はやってくる。
永遠は無い、ということは痛いほど思い知っている。
しあわせ の4文字がこんなにも苦しいなんて知りたくなかったのに、
誰かと時間を共有することでr得られる安心感に依存してしまわないように、
独りでもきちんと日々を生きられるだけの精神的強さや潔さは身に着けておかねばならない。


貴方が生きる理由は、些細でもいいから多ければ多いほどいいのだろうか。
帰って美味しいごはんが食べたい、とか
読みたい本がある、とか
見たい映画がある、とか
わざわざ誰かに発表したりはしないけれど、自分の好きな文化を持つ、というのは良いことなのかもしれない。
「もうだめだ」と立ち止まってしまったときに頼りになるのはきっと小さな理由の積み重ねだから。

貴方は私が居なくても完璧だけれど、
私が居れば無敵だよ。
なんてことを言える日は来そうにないな。


どれほど幸せになってほしいと願ったところで、
きっと貴方は既に自分の幸せを手にしているし、
第三者は所詮”第三者”という虚しい存在以外のなんにもなれない。

私の文章で人生が小さじ1杯だけでも楽になりますように、そんな思いを込めて記事を描いています。 サポートして下さった貴方と、いつか珈琲が飲めますように⋆͛☽.゚