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魅力いっぱい!山形市を日帰りで遊びつくす観光モデルコース
このページでは、春のおすすめ旅行プランを紹介します。
食に自然に温泉に!山形市を楽しみつくす仙台から行ける日帰りコースをご案内します。
旬の山形のさくらんぼ狩り情報
フルーツ大国・山形県の名産といえばさくらんぼです!
さくらんぼは主に村上地域と呼ばれる地域で栽培されており、東根市、天童市、山形市、上山市などでさくらんぼ狩りが楽しめます。
ハウス栽培であれば5月下旬から、露地栽培であれば6月上旬~中旬ごろから始まり7月上旬ごろまで楽しむことができます。
現地で完熟もぎたてのさくらんぼは、赤くてハリがありツヤツヤと輝いていてそれだけで食欲をそそります。佐藤錦や紅秀峰など種類豊富なのでいろいろお試しするのも楽しみのひとつです。
東根市・天童市
まずは村上地域の北側・東根市と天童市のさくらんぼ情報をご紹介します。
東根市といえばさくらんぼ東根駅でも有名なさくらんぼの名産地域です。東根市だけで全国の2割の出荷量で日本一を誇っています。
東根市とお隣天童市はハウス栽培も多いため5月下旬ごろからと少し早くからさくらんぼ狩りを楽しめます。
東根市のおすすめさくらんぼ狩りスポット
天童市のおすすめさくらんぼ狩りスポット
山形市・上山市
山形市・上山市は露地栽培が多く6月上旬ごろからの開始が多いです。
2024年6月1日に訪問した際は多くの果樹園が翌週から営業開始とのことでした。観光農園も多く、様々な種類のさくらんぼが楽しめます。
山形市のおすすめさくらんぼ狩りスポット
上山市のおすすめさくらんぼ狩りスポット
山形チェリーランド
仙台駅を出発!
ここからは山形市内の観光おすすめ情報をご紹介していきます。
仙台駅でレンタカーをピックアップしていよいよ出発です。
山寺(宝珠山 立石寺)
山寺という愛称で親しまれる宝珠山 立石寺は仙台から車で約1時間半で到着します。
立石寺は天台宗のお寺で、山寺という愛称の通り山の上にお寺が建っており、お参りはさながら登山。お寺の入り口の看板にも登山口と書かれています。山道に作られた長い長い階段をひたすら上っていく参道ですが、なんとその段数1,015段もあるのです!一段登るごとに煩悩が一つ消えると言われています。
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お参りポイントは3つあります。
一つはふもとの根本中堂。こちらでお参りを済ませて登山の参道にアタックです!
参道は木々に囲まれ大きな岩がそびえ立ち、街とは別世界が広がっています。訪問日は雨予報だったのに陽の光が照り付けていましたが、山の中では明るい木漏れ日になって涼しげな雰囲気です。(山を登るとさすがに暑い!)
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実は山寺は松尾芭蕉が詠んだ『奥の細道』中の句、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」が詠まれた地なのです。春はまだ蝉は鳴いていませんが、鳥のこえや木々のざわめき、まわりのはなし声まで全部おおきな岩肌に吸い込まれていく感覚を感じられます。芭蕉が感じたことを想像しながら歩くのも楽しいかもしれませんね。
御朱印はふもとの根本中堂と山の上の大仏殿や奥の院など計10か所分いただけます。頂上は紙朱印がないそうなので御朱印をいただきたい方は必ず御朱印帳を持っていきましょう。
ここ立石寺は円仁という僧が開いたお寺です。円仁はほかに瑞巌寺(宮城県 松島)、中尊寺(岩手県 平泉)、毛越寺(岩手県 平泉)を開いており、4か所を合わせて四寺回廊と呼んでいます。四寺回廊専用の御朱印帳もあるので、4か所すべてまわってみるのもおもしろそうです。すべて松尾芭蕉がめぐった地でもあります。
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山寺のシンボル的存在の五大堂からは目が覚めるような青々とした山に囲まれた雄大な景色が堪能できます。眼下には山寺駅が見えて、電車がゆっくりと走る様子や川に架かる赤い橋、家や車などまるで小さなパノラマを見ているようで、童心に返りわくわくしました。
陶芸山寺焼 ながせ陶房
山寺のふもと、参道入り口の横にひっそりとある陶房「ながせ陶房」。
ここではご主人が製作する器などの陶芸品を購入できます。
小さな静かな店内でご主人と奥さんが二人で切り盛りされています。
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器のことについて聞きたいことがあれば温厚なご主人が丁寧に答えてくださいます。
筆者は特殊な技術で実際のもみじの葉が焼きつけてある酒器に一目惚れして購入しました。
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冷たい肉そば 「手打ちそば まるしん」
さて、ここからは山歩きで疲れた身体を癒しましょう。
まずは山形駅方面に車をはしらせて20分ほどのところにあるお蕎麦屋さん「手打ちそば まるしん」です。
こんなところにお蕎麦屋さんがあるのかしら?と思うような住宅街の中にひっそりとたたずむお店は、平屋の古民家をそのままお店として使っているようです。店内はテーブル席が3席と大変こじんまりとしています。敷地内に駐車場完備です。
こちらでおすすめしたいのが冷たい肉そばです。
山形名物のひとつに数えられる冷たい肉そば。こちらのお店の肉そばの特徴は澄んだ色のおつゆです。塩ベースでしょうか、白金色のおつゆは一口飲むと親鳥のうまみがガツンと来て、さっぱりしているのにうまみの濃い味わいです。また一口、また一口と飲み干したくなります。大きな鶏チャーシューが4枚乗って食べ応えもしっかりあります。
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ゲソ天と野菜天ぷら盛り合わせもそれぞれ頼みましたが、各400円とは思えないほどのボリューム感でかわいらしい籠に盛られて出てきます。ゲソ天がぷりぷりでおいしいですし、野菜天ぷらも種類豊富でどれから食べようか迷ってしまいます。
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山形蔵王温泉 「湯の花茶屋 新左衛門の湯」
おなかがいっぱいになったら、温泉でゆったりしたいところ。
近場の温泉地といえば蔵王温泉です。先ほどのお蕎麦屋さんから車で30分ほどと意外に近いロケーションなんですよ。
ここ「湯の花茶屋 新左衛門の湯」は、日帰り温泉・足湯が楽しめてお食事処や広い畳の休憩所、お土産屋さんを備えています。広々とした駐車場があるので車を停める場所にも困りません。
蔵王温泉の特徴はなんといっても強酸性の硫黄泉。温泉街は硫黄がフワッとかおり、温泉街の情緒が感じられます。
新左衛門の湯の露天風呂では、pH値1.5と酸性度で全国2位の蔵王温泉の源泉に入ることができます。お肌にピリピリ来る感覚が癖になってしまうかもしれませんね!
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山形ブランド米・山形プリン 「ぐっと山形」
蔵王温泉から車で20分、山のふもとに道の駅「ぐっと山形」があります。
ここではお土産品や山形産の食品を買い求めたりフードコートで山形名物を楽しめます。
5月下旬ごろからはさくらんぼの直売所がオープンします。赤くてツヤツヤの甘いさくらんぼは大人気。さくらんぼの時期になると直売所の前は大賑わいになります。お店のお姉さんに訪ねたら美味しそうなものを選んでもらえますよ。
山形ブランド米
同じ敷地内の「食の駅 山形蔵王店」では、米どころ山形産のお米が種類豊富に取り揃えられています。さらに玄米の量り売りをしており、なかなかスーパーでは見かけることのないつや姫の玄米なども手に入れることができます。つや姫の玄米は他の玄米に比べてもっちりと甘さを感じられます。
フードコート
フードコートでは蕎麦や米沢牛から玉こんにゃくにジェラートまで、山形グルメが一堂に会しています。建物に入った瞬間に美味しそうな香りに襲われて食べずにはいられません。
特に米沢牛メンチカツはアツアツジューシーで食べ歩きにもピッタリでおすすめです。
また、山形名物鳥中華もここでいただけます。鳥中華とは、冷たい肉うどんと同じ鶏だしたっぷりの温かい(冷たい場合もあります)そばつゆの中にそばの代わりに中華麺を入れたものです。鶏のうまみが強くて優しさとある種のジャンキーさを感じられるおつゆに中華麺がピッタリです。
山形プリン
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敷地内の一番奥にひときわオシャレな建物があります。
ここではフレッシュなフルーツなど山形の食材をふんだんに使ったプリンを食べることができます。
筆者は蔵王チーズとラズベリーのプリンと店内飲食限定のタルトプリンをいただきました。
チーズとラズベリーのプリンは、小さな瓶に詰まっている甘くてとろりとしたプリンとチーズとラズベリーのさわやかさがマッチしていて、おいしくて満足感があります。
タルトプリンは、クリームブリュレのようになっていて表面のパリッと感の下にはトロトロのカスタードが詰まっています。下のタルト生地はしっとりした食感です。カスタードもタルト生地もさわやかなあまさで甘いものが得意でない筆者もおいしくいただけました。
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蔵王エリアから仙台までは車で1時間ほどで帰ることができます。
のんびり過ごしてゆったりと帰路に就きましょう。
COLUMN 仙台駅でおすすめのレンタカー
仙台駅からレンタカーで行く際気になるのが、どこのお店がアクセスが良いの?どこで借りればオトクなの?という部分でしょう。
今回は1.仙台駅からのアクセスの良さ 2.料金 3.オトク感の3つの観点から、筆者の独断と偏見でおすすめレンタカー3社をご紹介します!
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駅レンタカー 東日本仙台営業所
仙台駅の駅ビル エスパル東館1Fに受付がありアクセスの良さはNO.1!
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オリックスレンタカー 仙台駅前店
駅から徒歩10分と少し歩きますが、山形方面に行く高速道路の入り口が近くアクセス良好です。ただし交通量の多い道に出るので注意は必要です。
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タイムズカーレンタル 仙台東口店
駅から徒歩5分。東口エリアの少し落ち着いたロケーションにあるので比較的車を出し入れしやすいです。
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いかがでしたでしょうか。
今回は仙台から行く山形市日帰り旅についてご紹介しました。
ぜひ東北に遊びに来た際は山形に足を延ばしてみてくださいね。