動的寿司

頼むんだけど、僕のくだらなくてあほらしい主観とダンスしてくれないか?

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マガジン

  • よんだよ

    読んだ本の備忘録と日本語の練習を兼ねて感想を綴っています。

  • あったかもしれない日記

    あったかもしれない出来事の日記を書いています。

  • ビブリオバトル観戦

    動的寿司の参加したビブリオバトル(5分間の持ち時間を使って持ち寄った本の魅力をいかに伝えられたかを競う遊び)の主観的記録群です。 筆者は観戦資格を得るためには(より多くのゲームを成立させるために)、バトラー(発表者)もやるというスタンスです。最終的には会場の外から中継繋いで、実況と解説ごっこをしたい。

最近の記事

コマンド欄にPSI

タイトルの「医者にオカルトを止められた男」に全然焦点が合わないままアクセルだけ踏んでいくの架空のスピンオフって感じでいいね。 単なる近況報告『GeoGuessrで出た場所に行ってみた』 少し前からGeoGuessrというゲームをやっているのだけれど、このゲーム(完全に自分の感想でしかないが)一人でやると誰とも共有できない夢を見ている気分になる。 世界のどこかに飛ばされて、Googleストリートビューの機能だけを使って風景から情報を集め、飛ばされたスタート地点を回答するとい

    • 近況遠況

      最近のこと なんか暑い日おおい。自分は冬でもアイスコーヒー飲むような暑がりなので、早く温暖化と氷河期が対消滅してほしい。 iphoneの容量がかつかつなので、家PCでしかウマ娘育てていないのだが、隙あらばメジロラモーヌの育成ばっかりしている。 エアグルーヴと相補的な栄養素を備えている気がする。そしてどっちも重馬場のラストスパートがよう映えるのだ。雨、どんどん降ってくれ。 スマブラSPは50キャラ+DLCキャラのほしいやつだけちょこちょこ揃えている。FE勢をはじめとしてか

      • 体調って管理できるもの?

        同居者から移されたコロナウイルス陽性診断により家で寝ながらスマブラのキャラ解放進めていました。来年までに64キャラ揃えて親戚と遊ぶのが目標です。

        • 新山謙治は 鳩が好き

          https://kobaton-mileage.jp/portal2/info/view/1303 スマートフォンにインストールしている埼玉県コバトン健康マイレージのサービス終了が日々近づいている。 目下、コバトンとタイアップしているアプリはこれだけなので、市井のコバトン愛好家として哀惜の念に堪えない。 後継アプリはナビタイムジャパンの提供する歩行管理アプリとのタイアップになるらしいので、そこにコバトンの要素が残るかはかなり期待薄だと睨んでいる。 私はね、健康になりたいわ

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        記事

          2024年最初の休みで何をやってきたか

          どうせわたしのことだから すぐ忘れるので 1/1~1/2 弟の首根っこを引っ掴んで実家に顔だしてそのまま祖母の家までスタンプラリーして一泊、夜にわんこそばみたいに出てくるすき焼きにビビりながら挨拶などをする。 我々兄弟は4年ぶりの来訪らしい。全然親戚付き合い楽な方だと思ってはいるが、すごいな。 従兄弟たちと一晩中『ハートオブクラウン』というカードゲームを遊んだ。 初見のプレイだったけれど、いい年した参加者全員が「もっかいやろ!!!!!ね!!!!もっかい!!!!!」と言いな

          2024年最初の休みで何をやってきたか

          感想『七つの会議』(映画)

          半沢直樹の池井戸潤原作、監督も半沢直樹のディレクター、野村萬斎と及川光博のダブル主演。VIVANTを観たらNetflixのオススメ欄に上がってきたので観た。 自分に社会性を注入するための儀式としてこういう企業小説的な作品にはまる時期がある。ただ、注入しようとした結果として、企業の中もまた一つの檻や箱庭のごときものであり、社会すべてではなく、社会のほんの一隅でしかないことを確認する作業になってもいる。 『七つの会議』はまさにそのような社会の一隅の中で煮詰まっていった価値観の悪

          感想『七つの会議』(映画)

          『VIVANT』感想

          NETFLIXで観れた。ので観た。 堺雅人が架空の国バルカ(モンゴルと中央アジア一部地域をモデルにしているっぽい)と日本を股にかけるインテリジェンスサスペンスドラマ的なやつ。 以下、基本的にネタバレがないようにはしているはず。 超大手企業の海外事業担当である乃木(堺雅人)が、取引先へ本来の10倍の額面を誤送金する騒動に巻き込まれ、回収に行こうと現地へ向かうと、取引先からさらにテロ組織に金が流れているっぽいし、現地の警察は乃木をめちゃくちゃ怪しんできて普通に小銃発砲してくるし

          『VIVANT』感想

          感想:『ダイヤモンドの功罪』 才能という名の灼熱 もういい、全部燃やせ、綾瀬川

          私はグラップラー刃牙などの少数の例外を除いて、スポーツ漫画をまず読まない。いや、グラップラー刃牙はスポーツ漫画じゃないか…闘争漫画…? とにかく私自身がスポーツに親しまないのと同様、創作としてのスポーツ漫画にもあんまりピンと来るものがないまま当歳まで過ごしてきた。 それでも生きてるとこっちの瞳孔が限界まで拡がるような作品と出くわすことがある。野球漫画『ダイヤモンドの功罪』は間違いなくそれだった。 主人公は綾瀬川次郎という小学5年生の男の子だ。 彼はテニス、体操、水泳と習

          感想:『ダイヤモンドの功罪』 才能という名の灼熱 もういい、全部燃やせ、綾瀬川

          感想:『月面文字翻刻一例』

          5つの区分で順列された幻想物語群が並ぶ掌編小説集。 昨年の発売当初に買っていたのだけれど、ちゃんとメモを取りながら読もうとするといつの間にか家のどこかへ消え去っており、ついにビブリオバトル(5分の持ち時間で自分の推し本を紹介するメチャ面白ゲーム。筆者はここ数年ハマっている)に持っていくタイミングも逃してしまった。 うーん、自分の怠惰を差し置いてもビブリオバトルに持っていくことはなかったかもしれない。本書の性質はとてつもなく精妙に彫塑された工芸品が無数に収まった小箱のようなも

          感想:『月面文字翻刻一例』

          人に地図を読んでもらって出かけたときの七首

          日記がわりです。風の強い一日でした。 さらわれた値札の行方を教えてよ寝相の悪い子どものくちびる 道中に古民家の一角を使ったパン屋が開いていて、タルトと天然酵母パンが美味しそうだったので一つ二つ注文した。値段を計算しようとした店主が「値札が風にさらわれていってしまって」と本当に困った顔で料金計算をしてくれた。 オレンジとアプリコットの区別もできないくらいずっとわたしをめちゃくちゃにして 翌日の朝、私は作り置きのシチューと一緒にパンを食べ、弟にタルトを与えた。どんな食事を

          人に地図を読んでもらって出かけたときの七首

          6と5と0と10についての話

          こんな、市民講座があったかもしれない。 ――みなさんこんにちは。 本日の『オトナが学ぶコミュニケーション学各論』の最終講座を担当させていただきます、動的寿司と申します。 私は対外的に人嫌いを自称して通しているのですが、人と話すことそれ自体は嫌いではなく、単に自己開示が苦手で、自分自身のコンテンツ力(ちから)の弱さに自分で辟易してしまうからだったりします。 特に人間関係が極度のクロスレンジになった時、自分のぺらぺら加減に耐える自信がありません。 このような状態になると心理的

          6と5と0と10についての話

          2/8(土)ビブリオバトルログ@BiblioEi8ht

          八王子を中心に定期開催しているビブリオバトルサークル、ビブリオエイト。 チャンプ本にはチャンピオンベルトになぞらえた帯が贈呈されたり、開催回ごとに様々なテーマ設定をしたり、公式ルールを踏まえつつ様々な創意工夫を凝らしたイベントが特色です。 今回は通常より少人数での催行かも、と聞いて、その分人様の前で話すプレッシャーもやや減るかなと考えて申し込みました。当日、蓋を開けたらどうなったかはまあご覧ください。 第一ゲーム 1.『遺体  震災、津波の果てに』 石井光太 (新潮文庫)

          2/8(土)ビブリオバトルログ@BiblioEi8ht

          あったかもしれない日記#5

          こんなことがあったかもしれない。 久しぶりにあった友達のJちゃんと、買い物をして、ご飯を食べて、最後に終電まで時間あるからってファミレスでだらだらしてたときの話。 前にあった時、アプリで髪型とか目とか盛れるようになりはじめたくらいの時期で、その頃の写真を見返していた。 「もうこれ、今回も撮ろうよ、ほら、最新バージョン入れてるし」 「いいよ」 Jちゃんが設定を色々いじったまま、二人で顔を並べて、動画や写真を何枚も撮った。 さっそく撮った写真をシェアして、それぞれのインスタ

          あったかもしれない日記#5

          最果タヒについて考えている

          ここ3日ほど、最果タヒについて考えている。 こんな辺境のエントリーを読む奇遇な方はとうに知っているかと思うけれど、最果タヒとは詩人で、6つの詩集といくつかの小説を本として出版している。 ついこの間、2月3日にもNHKでドキュメンタリー番組が組まれるほどの注目を集めている。 (そしてこのエントリーもその番組の影響の産物である) 私は読書はわりあい好んでするものの、その中に基本的に詩は含まれない。 詩の楽しみ方が分からないというか、一般的に行われている詩の楽しみ方にかなり強め

          最果タヒについて考えている

          あったかもしれない日記#4

          こんなことがあったかもしれない。 マンションの隣室の住人が引っ越すらしいというので様子を覗いていたら、いつの間にやら手伝う羽目になってしまっていた。 玄関を開けてみて一目でわかった。なるほど、隣室に住みながらろくに挨拶もしたことがない間柄の私を恃むのも頷ける。 引越し業者が来る当日だというのに、ろくな荷造りも終わっておらず、飲み終えたペットボトルや作りかけのジグソーパズル、編みかけのハワイアンキルト、食べかけのカップ麺など雑多なゴミが床を占領しており、まずはごみ捨てを行う

          あったかもしれない日記#4

          あったかもしれない日記#3

          こんなことがあったかもしれない。 夜半、ふと目が覚めてしまった。 何か物悲しい、気に入っていたキーホルダーが帰り道のどこかで外れて落ちて無くなってしまったような喪失感が胸のあたりでわだかまっている。 おそらくこれは今しがた見ていた夢の内容とかかわりがあるのかも、と思って、キッチンで水を飲みながら思い出す。 ああ、そうだ、こんな夢だった。だんだんと頭の中で見ていた輪郭が肉付けされていく。こういう夢の思い出し方を私はよくする。 夢の中で私は小学生だった。 その頃の私は今のよ

          あったかもしれない日記#3