感想『七つの会議』(映画)
半沢直樹の池井戸潤原作、監督も半沢直樹のディレクター、野村萬斎と及川光博のダブル主演。VIVANTを観たらNetflixのオススメ欄に上がってきたので観た。
自分に社会性を注入するための儀式としてこういう企業小説的な作品にはまる時期がある。ただ、注入しようとした結果として、企業の中もまた一つの檻や箱庭のごときものであり、社会すべてではなく、社会のほんの一隅でしかないことを確認する作業になってもいる。
『七つの会議』はまさにそのような社会の一隅の中で煮詰まっていった価値観の悪