リトアニア渡航 覚書(2020年10月 )
こんにちは。現地時間の12日夜、無事にリトアニアに到着しました。
このご時世ですので色々な制限もあるらしく、なかなか遠い道のりでした。いつもなら1度の乗換で済むところを2度乗換えて南米並みの移動時間(Door to door で30時間越え)になったり、手続きや確認が多かったり。
もしかしたら、今後の渡航を検討している方もいらっしゃるかもしれないし、自分の記録という意味でも、ここにその覚書を残しておきますね。
※こちらの情報は、2020年10月12日時点のものであり、リトアニアの長期ビザ所持者による記録です。時期や渡航先の国、そしてその時の状況によっていろいろと変わると思いますので、あくまでも参考までにご覧ください。最新情報などはご自身で確認してくださいね。
10月11日夜 成田でチェックイン
成田空港の第2ターミナル、カタール航空を利用しました。成田→ドーハ→ロンドン→ビリニュス行き。最後の便だけAirBaltic社です。
渡航前の航空券予約では、当初の予定だとロンドンではなくポーランド行きの予定でした。が、ポーランドからの便がキャンセルになってしまったのでカスタマーセンターに電話したところ「予約サイト上では色々な国経由の便が出てくると思うが、特にドイツ政府は対応が厳しく搭乗拒否される可能性もあるので、シェンゲン協定国に加盟していないイギリス経由がいいかもしれない」ということだったので、変えていただきました。
しかも実は、カタール航空さんによると「最後のAirBaltic社の搭乗可否については、当日に成田でチェックイン時にならないとどうにも判断できない、という連絡をいただいてしまいまして」とのこと。結局、特に何も問題は起こらぬまま無事に搭乗できましたが、本当にぎりぎりまで行けるか分からなかった今回の渡航だったのでした。
さて、チェックインではまず、機内持込の荷物が3キロ以上もオーバーしていました笑。けど、人が少ないという理由でかなり大目に見てくれた。スーツケースのことばかり気にしていたけど、そっちかいな。今回は本が多かったからね。
ここで、入国前に必要な手続きを済ませる。チェックイン時に、リトアニアの保健局が必須と言っているオンラインフォームに入力し、送られてきたQRコードをスキャンしてもらいました。どこの国民か、どこからどの便で来るのか、どこにステイするのか、など。
あと、これはこの時点では必要なかったけど、イギリスを経由するために(たとえトランジットでも)オンラインフォームへの入力が必須とのことでした。こちらはチェックイン時ではなく、入国時までに用意ができていればいいとのことで、わたしはドーハでの待ち時間に入力を済ませました。
11日夜 成田 発→ 12日早朝 ドーハ着
まずはドーハへ。というか、成田からの日曜日の夜便、これしかなかったらしいです。びっくり。19時時点で、もうマック(19時L.O.)とセブンしか開いてなかった。他はほぼ休業中とのこと。
見送りに来てくれた両親と、ベンチでマックを頬張る。これが日本出国前最後の食事かあ。せめておにぎりとかがよかったけれど、仕方ないね。
搭乗時に渡されたフェイスシールドを着用してヒコーキへ。機内でマスク・手袋・消毒液の入ったキットを渡されました(次の便でも同じものをもらった)。
席はひとり一列の勢い。長時間フライトだったけど足を伸ばして横になれて嬉。夜の照明がドピンクで、個性的なバーにでも来た気分でした。
あ、今回カタール航空では事前予約だと無料で機内食オプションが選べたので、アジアンベジというのを選択。期待はしていなかったけれど、2食ともメインは容器の真ん中にタイ米らしきライス、そして両端にスパイスの効いたおかず(豆煮込みとかナス炒め?とか)。案外辛くて、ドリンクごくごく飲みながら完食する具合。あ、でも味は悪くないですよ。
12日朝 ドーハ 発→ 同日昼 ロンドン・ガトウィック 着
ドーハでは通常の再検査以外、特に何もなかったです。待ち時間も2時間ちょっとだったので、本を読んで過ごしていたらあっという間でした。
あ、でも搭乗ゲートでチェックを受けた際、このアジア人は入国していいんかいな~みたいな感じになり、電話で確認をとってもらい無事に通れました。ビザ査証がパスポートに貼ってあったので、それを確認してオッケー、みたいな感じでしたが、日本国籍だとシェンゲンなどは無査証で行けてしまうので、そういうときはどうなるんだろう?と思ったり。
さて。次の飛行機でも同様に、基本ひとり一列。ベジミールの内容はちょっと変わり、パン食になりました。おかずも、こっちのが好きだったかも。軽食サンドイッチはポテト&マッシュルーム、あとココナッツマフィンで美味しかったけど、ここまでで野菜不足を感じた。機内食だし仕方ないけどね。
12日夕方 ロンドン 発→同日夜 ビリニュス 着
イギリス到着時は、先程のフォームを係員に見せる以外、特に何もなかったと思う。けどトランスファーの案内がなくて迷子になりつつ、バゲージクレームエリアの近くにいたおじさん係員に聞いてなんとか辿り着きました。
5時間以上の待ち時間を空港で過ごすのは、相当長く感じました。普段の旅なら、これくらいの待ち時間があるなら一度出国しちゃうのですが、今回はそれをやっちゃうと隔離対象になりそうだったのでできず。
これだけ長いと色々な不安要素が相まってしまい、めちゃネガティブ思考のスランプに陥りかけました。が、友人たちからの励ましもあり(本当にありがとう!)、気を取り直して搭乗ゲートへ。
そして、ここでも同じように搭乗ゲートで確認を受ける。係のおばさんが「乗客は少ないのに確認ばっかりで~」と笑っていた。いやはや、日々情報が変わるし国によって条件も違うしで、そちら様も大変ですよね・・本当、お疲れさまです。
最後の便はエアバスなのもあり、乗客はなんと10人ほどしかおらず。また1列占領できたし、日の沈みゆくお空がキレイで幸せな気持ちになれました。
リトアニア入国審査、そしてヴィリニュス市内へ
さて、入国審査のゲートに着くと、EU外から来たのはわたしともう一人だけ。たった数日滞在のビジネス目的らしい彼の審査には時間がかかっていたけれど、わたしはビザがあるおかげで「ここで何するの?」「リトアニアは初めて?あ、5年前に来てるね(←それは1番古いスタンプ)」くらいであっさり終了。よ、よかったあ。
そして、何か言われるかな~と思ったら、出口に行くところで、あの成田で記入したフォームの後に送られてきたQRコードを係員に提示するように言われたので出したら、名前を確認されておしまい。あっけない。
日本は現時点で隔離措置は必要ないそうなので、何事もなくそのまま空港を出て公共交通機関(バス)に乗り、なんとか宿まで辿り着くことができたのでした。
あ、でもバスはいつもなら、運転手さんに運賃を現金払いできるはずなのですが、なんと今はウイルス騒動により交通カードのない人への支払いは休止中とのこと。電子やアプリの交通カードはいけますが、わたしはそれらを持っておらず。一か八かで「とりあえず乗ってもいいですか?(これがこの日の最終便だった)」と聞くと、ああいいよいいよ~って感じで受け入れてくれました。ちなみに乗換えたバスでも同じような対応を取っていただきました。神様。
そんな感じで、予約したスタジオ(ワンルームのフラット)に着いた時には、それまでずっと無意識に緊張していたらしい全身から力が抜けていくのを感じました。ああ~やっと着いたで・・
ちなみにBooking.com 経由で予約したこちらのお宿、とてもいい感じです。ワンルームとはいえども、小さいながらキッチンも十分だしシャワー&トイレのスペースもちょうどよい。ばっちり。これからお部屋を探すのですが、これくらいの広さでもいいかもしれないな。こんなにオシャレルームには出来ないかもしれないけど。
ひとまず、覚書はこんな感じ。また何か思い出したら書き足すかもしれませんが、もしご質問などありましたらコメントしてください。分かる範囲でお答えできるかもしれません。
今日、食料の買い出しついでにちょっとお散歩しましたが、久しぶりのヴィリニュス市内はすっかり秋めいていました。またそのへんのお話は今度にしますね。ではでは~ iki(リトアニア語で「またね」の意)!
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リトアニア滞在記Vol.1
2020年〜2021年、ワーホリ制度を利用しリトアニアに滞在していました。そこで見たこと、体験したこと、感じたことなど。 ときどき思い出し…
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