【まさかの再開】帰ってきたリトアニア滞在記
こんにちは。タイトルのとおりなのですが、22日にリトアニアへ戻ってきちゃいました。てへ。
理由や経緯に際しては、のちのち書いていければいいかなと思うのですが、とりあえず今回は前回と異なる書類準備や各種アップデートと、渡航に際して起きた、めっちゃどうでもよいレベルの小さな事件について。
まだ記憶が新しいうちに、以下の話を広く浅く記しておきたいと思います。
渡航準備編~書類集めはやっぱり大変~
いちおう長期滞在なんですけど、今回はビザなし渡航で、到着後にTRP(Temporary Residence Permit)を取得するスケジュールになっています。
そのため、日本ではこのTRPに向けて書類集めに奔走しました。
奔走といっても、揃えるものはあまり多くなく。
ただし今回、なぜここまでバタついたかというと、わたしのパスポート期限のせいで更新タイミングがやや渡航間近になってしまったのでした。
すると、パスポート更新後に取得しなきゃならない無犯罪証明書もまた後ろ倒しになって。さらに、ここに付けるアポスティーユもめっちゃギリギリに
なって。外務省の方、無理なお願いを聞いてくれてありがとうございました。
もうひとつ大切な準備といえば、ブースターショットも必要でした。
なぜなら、ビザも居住許可証も持っていない日本国籍の場合、前回の接種日に応じてブースターショットまで完了していることが条件だったのです(2回目から210日以内ならしなくてOK。2月中旬時点の話)。
これもこれで、なかなか苦労した。というか紙のチケットがないと受けられないシステムがもう大変。
しかも、せっかくチケットが来ても予診票が付いてきて、まったく同じ情報を手書きでもう一度記入しなくてはならないという謎の手間。
いちおう帰国してから1~2回目の情報について、昨年中に区役所へ連絡していたのにも関わらず、いざ「そろそろ3回目の券、くるかな」と思っても全然来ず。
おかしいなと思って再度連絡すると、なんと「情報が登録されていません」とのこと。なんだって・・
というわけで、もうちょっと早く終えられたはずの予定まで後ろ倒しになってしまったのも、今回バタついた原因といえるでしょう。
あと、また国際免許証もとりました。前回は勇気が出ず、まったく使わなかったけども、念のため。
そのついでに、国内免許の期間前更新もしに行ったのですが、夕方の混みあっている時間で長く並んでしまい、窓口に辿り着いたときには「遅い!来るのが遅いね~!」と、担当の方にさわやかなお叱りを受けました。
なので週末朝イチに、今度は家から遠い試験場まで出直し、こちらも相当並んでようやく更新が完了したのでした。
書類や更新の諸々については、こんな感じ。だいぶ省いたけれど、とにかく渡航前になんとか間に合わせなくてはならないほどパツパツな日程にしてしまったのが反省点です。でも間に合ったからオールオッケー。
お金の移動準備~前回の反省を活かして~
今回、日本に帰っている間にアップデートしたことといえば、
メガバンクを閉じたいちばんの理由といえばダイベストメントなのですが、ほかにも常々メガバンクは在外日本人にやさしくないと感じていました。
そこで今回、外にいても使いやすそうだなと思ったので、ソニー銀行へ移りました。
プラス、WISEのデビットカードもつくったので、今まで通りWISEで送金できるし、何かあればWISE内でちょっとした資金繰りもできるかなあ、ともくろんでいます。
3つめのRevolutは、イギリス発の送金サービスといえばいいのでしょうか。
ただしリトアニアに限っては条件を満たせば銀行に昇級できると知り、前回の帰国時に数日だけ残っていたビザを利用し、アカウント開設だけしておきました。
もともとPayseraを使っているので普段のやり取りは問題ないものの、やっぱりちゃんとした銀行口座は必要だし、Revolutは以前出会った知人も使っていると聞いたので、いちおうね。
荷物のアップデート
そんなに持ち物は多くないほうだと思うし、後から送る荷物もない。
ですが、なんせ日本食をそれなりに持っていきたいのと、出来る限り現地での無駄な買い物(=ごみ)を防ぎたかったので、長く使えそうな調理器具や器、小物類は持ってきました。
逆に衣類は、ぜんぶは持ってきていない。そもそもそんなにいらないし、一時帰国した際に服がないのも困るのでね。
スーツケースは2個までOKだったのも助かる~。1つは100Lと大きめなので衣類を中心に詰め、もう1つに食料や雑貨類を詰め込みました。
ここに、いつも移動に重宝しているCabin ZEROの40Lバックパックを。これは機内手荷物なので、デバイスや本といった重いものと、予備の衣服を少し。
住まいの心配
今回、入国準備以外の大きな心配ごとは、住まい探しでした。
日本でも一般的かと思いますが、やっぱりきりのよい月初めか半ばに引越すのが普通なようで、そのタイミングになると、物件の掲載数がぐっと増えます。
リトアニアは超インフレが続いているのもあってどうなるのか不安だったし、そもそも入国日が月末近かったので、今回は事前に内覧のめどをつけてコンタクトを取っていました。
それで、ちょうど今日1つ内覧に行ってきました。個人的には前回住み慣れたエリアにほど近く、旧市街からは歩くけど生活にはかなり便利。
4階エレベーターなしと、(主に荷物移動の面で)大変ではあるものの、お部屋はほどよく古く、けれど中はリノベされていて、とっても素敵。なので、即決しました。
ちなみに今回は(も)、たまたま不動産ではなくご夫婦のファーストハンドです。
おふたりとも英語が苦手らしいのに、翻訳機を片手に丁寧に案内してくれ、あげくバス停まで送ってくれて。くう~優しさが身に染みる~。
そんなわけで、おそらく住居探しは入国2日目にして無事クリア、となりそうです。アップデートはまた今度。
渡航でのプチ事件集~大したことじゃないんだけどね~
ほんとうに大したことではないのですが、単純にアウトプットしたくなっちゃうくらい色々あったので、ざっと書き出します。
①ベジ機内食の予約が消えていた
今回は、去年の帰国時に予約した、FINNAIRの復路を利用しました。
・・なんだけど、こちらの都合もあり、2度ほど日程を変更した経緯あり。
はじめの予約時にはきちんと「ベジミール(菜食、乳・卵OK)」を選択していたのですが、何度も手間をかけてしまったせいか、いざ飛行機に乗ったらオーダーが通っていませんでした。こういうの、たまにあるそうです。
しかも乗ったのはFINNAIRではなく、コードシェア便のJALでした。って10年ぶりくらいかも。
いちおう言い訳しますと、飛行機に乗って毎度選べる機内食2択のうち、もし「肉or魚」だったら、妥協して魚を選んでいたでしょう。
でも今回は、なんと「肉or肉」だったのです。日本食の意識はいずこへ・・?
こういうとき、最終手段として「命をありがたく頂く」ということもできたかもしれない。しかし、いかんせん機内で久しぶりのお肉を食べた暁にはお腹がバグる、と確信したために、恐る恐る「あの~」と切り出してみました。
それでもスタッフの方は優しくて、たぶん非常食なのであろう、キノコカレーとサトウのごはんで対応してくれました。ありがたや。
朝ごはんもメインのハンバーグに鶏肉を使っていたので、そこは「取り除いて食べる」という形に落ち着きました。ハンバーグ、取り除きやすかったからね。
担当してくれた方が、ちょいちょい「食べられそうですか?」とか「お腹いっぱいになれましたか?」と聞いてくれて、まだリトアニアへ着いてもいないのに「日本のサービスって最高~」と恋しくなってしまったのでした。
②ヘルシンキで質問攻め
乗継地のヘルシンキでは、今回の旅で先にEU圏内に入るということで、こちらでの審査がありました。
わたしの今までの入国パターンって、旅行か、長期滞在なら必ずワーホリ条件に準じたビザを持っていたのですが、今回は何もなし。
加えてこの状況ということもあり、ただの旅行者ではないことがほぼ目に見えていただろうから、ここは覚悟を決めて素直に就労目的であることを伝えました(嘘はよくないからね)。
そしたら、思った以上の質問攻め。でもなんというか、北欧の若い人たちの聞き方って、嫌味がなくて好きなのです。全員じゃないとは思うけども。
なのでこちらも正直に、目的や滞在期間、就労先のこと、これからの予定(家どうするの?とか)について、語学力的に可能な範囲で答えました。
久しぶりに英語をしゃべったというのもあって、それなりにドギマギしましたが、最後は「楽しく働けるといいね、がんばって!」との声援までくれて、とても心が和らぎましたとさ。
③大雪で大遅延。行先不安なビリニュスのバスと、夜のホテルチェックイン
ところが、ヘルシンキはちょうど前日からの大雪で、立派な雪景色。どこもかしこも、もっさり積もっていました。
空から上陸する際に見えた、雪をかぶった針葉樹の光景は本当に美しかった。けれど、いざ次のプロペラ機(ビリニュス行きは本当にこのタイプが多い)に乗ったら、飛行機も雪まみれ。
リアルタイムで降り続ける雪を除去するのに、そのまま30分ほどかかりました。
なんだかんだで、ヴィリニュスには予定よりも1時間ほど遅れて到着。
ほぼ通常運転なヴィリニュス空港を出て、さあ配車アプリを使おう~と思ったら、たぶん周りもみんな呼んでいるらしく「受付できません」の表示が。
ただ幸いなことに、今回はスーツケース×2があまり重くなかったので、ちょうど出発しようとしていた市内バスへ乗りこむことに。
しかし、このバスがなかなかのクセモノ。なぜかどこまで行っても「次の駅は~」で同じ駅の名前が流れるという具合でした。車内の表示板もずっと変わらず。
こういうこと、リトアニアで今までも何度か遭遇したし、なんならほかの国でも何度かあるので、もはや普通なんだろうな・・と、EUの洗礼を受けたのでした。電子チケットアプリTrafiか、Google Mapがあれば実際は何とかなりますのでご安心くださいな。
20分ほどして到着したのは、旧市街近くのB&B。運べるとはいえ、スーツケースを2階(螺旋階段なので3階分くらい登った気持ち)まで自力で運んでヘトヘトになりました。
しかし玄関のドアはかぎがかかっており、上の方に「ここに電話して」の文字が。
そこへちょうど、外でタバコを吸っていたお客さんと思わしき男性が帰ってきた!一緒に入れてもらえるラッキー、と思いきや「君はここに電話しないと入れない。今日はもうスタッフはいないからね」とのこと。え、早くない?まだ20時だよ?というか普通、日本人が現地の電話番号に連絡できると思うなよ?
しかしわたしの場合は、運よく前回の滞在時からキープしていたSIMがあったので、さっそく電話してみる。もしかしたらダメかも?と思っていたけれど、たまたま使えて本当によかったです。
無事に部屋まで入ったあと、「詳しい説明は明日ね!じゃ」と早々に電話を切られたのも、なんかヨーロッパに戻ってきたな~という感じです。
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ずいぶん駆け足かつ雑な文章となってしまいましたが、まだすこし時差ボケの残る中、記憶のあるうちに書きたくて書きました。
誰かのお役に立つのかは分かりませんが、個人的に今後も前回までの滞在と比較をしながら、何かしらの情報をアップデートできればいいかな、と思っています。
それ以外にも、日々の気づきや、最近学び始めたばかりの植物を使ったケアのお話もできればいいな。
もし「こんなことが知りたい」などあれば、お気軽にリクエストくださいね。分かる範囲で、時間のある時にお応えできるかもしれません。