裸足の少女
暗いくらい暗いくらい
電気がまぶしい
幻みたいな曲を全て腹に入れた
さっきよりは丁寧に言葉をナイフとフォークで、曇った空にかけらだけが見えるなあ
のうのうのうのうのうのうのうのうのうのうのうと
明日を当たり前に受け止められねえよ
死にたいなあなんてカーテンが揺れて、外気にさらされる気持ち、気持ちいいな
まっすぐだと思ってた机はゆがんでたんだ
なにもわからねえな
むなしい切ないだけの人生で歩いて、合う人々を頭の中で殺してく
当たり前にあったことが全部消えちまったんだ
はかなく、音沙汰もなく無くなった。
やになるなあ
綺麗だけが見えるやつはいいよなあ、
ネットショッピング、ちょっといい財布
やになるなあ
映画みて、韓国ドラマ、ダイエット、流行ってるらしいデパコス
全部
丁寧な暮らし、リネン、倫理、あいふぉん、もう21時
全部
全部
綺麗ごとみたいだなあ、壊してやりてえなあ
室外機、黒くなったフェンス、染みのあるカーテン、音のなる螺旋階段
さびれた洗濯竿、意味なく置かれている長靴に雨水がたまる
なつかしいなあ
裸足だけがずっと朦朧としていて、なによりもリアルだったのにな
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