「たんぽぽの日々」がすきって話。#002
「たんぽぽの日々」というのは、俵万智さんの子育て歌集です。
信頼している方からこの歌集を紹介していただきました。
「親は子を育ててきたと言うけれど 勝手に赤い畑のトマト」
パッと開いたそのページに載っていたこの歌。
わたしは涙がポロリでした。
わたしは、子育てに対して不安がとても強くて、「ちゃんとしなきゃ」とずっと思ってました。
わたしのせいで、子どもが勉強できなくなったら
わたしのせいで、子どもが犯罪を起こしたら
わたしのせいで、子どもが不幸になったら
わたしの一挙手一投足が、すべて子どもの人生に影響があると思っていました。
そんなわたしに、「そんなことないよ」と言っているような
むしろ「おこがましい」「図々しい」と言われているような
わたしが子どもに与えてしまう影響って、絶対にある。ないわけない。けれど。
勝手に大きくなるんだ、と
そんなに子どもはか弱くないのだと思いました。
わたしにとってこの歌は、戒めであり、憧れであり、忘れてはいけない、覚えていたい、そんな歌です。
俵万智さんは子育ての日々を「たんぽぽの日々」と表現されています。
そんな「たんぽぽの日々」を、わたしも記録しておきたいと思ってブログを始めました。
一気に読んでしまうのはもったいないと思って、ゆっくりゆっくり読みました。
なんだか、一気に読んでしまったら、子どもが一瞬で成長してしまうような。そんな感覚でした。
ぜひ読んでほしいです。
おしまい。