国際女性デーの翌週まとめ
3月8日は国際女性デー。お花屋さんの店頭ではミモザがいつになく目立っていました。
今年の国際女性デーは昨年以上に盛り上がりをみせ、日本全国、世界各地でシンポジウムが開催されましたが新聞も華やかでした。忘れないうちに全国紙各紙の特集をまとめておきます。
なんといっても朝日新聞は力が入っていました。ほぼ全面が女性関連です。スポーツや芸術の分野まで網羅しているのが印象的でしたが、なんといっても注目は政治・経済の分野における男女格差を都道府県別に調べている特集です。
例えば政治分野では県議会議員の女性比率が最も低いのは山梨県。なんと議員36人のうち女性は1人だそうです。女性の知事がいたことあるのは7都道府県。経済分野では女性管理職比率が最も高いのは徳島とのことです。でも2割ですから全国目標(30%)を達成している地域はまだないということですね。男女間の賃金格差が小さいのは石川県で大きいのは栃木県。女性の労働力率で男女差が小さいのは高知県で大きいのは奈良県。世界比較も大切ですが、都道府県別にランキングを見ると自分ごとになってわかりやすいですね。
続いて東京新聞は1面で居場所を失った女性を支える新法「困難女性支援法案」を取り上げています。
もう一つ興味深かったのはアニメやキャラクターなどでの女性の描かれ方問題。
読売新聞はシンポジウムの様子を紹介していました。
毎日新聞も1面のウクライナ情報が「女性兵 イメージ拡散」です。
互いの気持ちを尊重して3年おきに姓を交代する話や女性役員、女性候補者を増やすためのインタビューなどほぼ全てのジャンルで女性が取り上げられていました。
そして日経新聞の1面は「男女の賃金格差、日本女性は男性の74%」です。
ほかにも、女性リーダーを増やすためにはどうすればいいかを考えるインタビュー記事
環境問題に取り組むZ世代の女性たち
女性とお金などを取り上げています。
そして当日にはダイバーシティー経営を考えるシンポジウムも開催しております。現在はアーカイブでもご覧いただけますので是非。起業家の考えるダイバーシティーはまさに経営そのもの。山口周さんのピリリとしてコメントもしびれます。
年に1度、女性視点で作る新聞もいいものですが、もっと日常の紙面にも反映されるよう努めて参ります。