パキスタンのストリートフード
パキスタンの活気に満ちたストリートフード。にぎやかなカラチから歴史的なラホールまで、人々が集まるあらゆる街かどで、パキスタンの伝統的で魅惑的な味や香りが楽しめます。今回の記事では、パキスタンで人気のあるストリートフードを紹介します。
サモサ(Samosa)
餃子のような、この黄金色の三角形のパイ生地に、スパイスの効いたじゃが芋、ひき肉、グリーンピースなどさまざまな具材が詰められています。外はカリカリ&サクサク、中はモッチリ、風味豊かなサモサは、甘辛なタマリンドソースやスパイシーなチャツネと一緒に提供されることが多く、国民的なスナックとなっています。
パコラ(Pakora)
パコラもストリートフードの定番食で、特に雨の日や肌寒い夜にチャイと一緒に食べられます。この天ぷらは、じゃが芋、玉ねぎ、ほうれん草などの野菜をスパイスのきいたグラム粉(ひよこ豆粉)の生地にからめて作ります。油で揚げた結果、カリカリとした風味豊かなスナックが出来上がります。パニール(チーズ)のパコラから魚のパコラまで豊富なバリエーションがあります。
チャプリカバブ(Chapli Kabab)
パキスタンのパシュトゥーン地方発祥のチャプリ・カバブは、お肉が大好きな人にはたまりません。この平らで丸い大きなパティは、スパイス、ハーブ、グラム粉と一緒にこねられ、牛または羊のひき肉から作られます。油のフライパンの中で、外側がカリカリ、内側がジューシーになるまでじっくり揚げられます。レモンを添えたチャプリカバブは、大胆な味と素朴な魅力で知られています。
ゴル・ガッペ(Gol Gappay)
ゴル・ガッペ、またはパニプリとも呼ばれる、パキスタン全土で愛されるスナックです。一口サイズの空洞の丸いボール(プリ)には、スパイスの効いたひよこ豆、じゃが芋、ハーブ、甘辛いタマリンドソースが詰められています。にぎやかな街かどでゴル・ガッペを食べる体験は、口の中で風味がさく裂するような体験です。
バン・カバブ(Bun Kebab)
カラチ発祥のバン・カバブは、とても人気のあるストリートフードです。ひき肉やレンズ豆で作ったスパイシーなパティを柔らかいバンズで挟み、玉ねぎ、目玉焼きを添えたボリュームのあるバーガーです。昼食としても夜食としてもよし。パキスタンの多様な食文化が凝縮されています。
ダヒ・バラ(Dahi Bhallay)
ダヒ・バラは、暑い夏の日にぴったりのさわやかなストリートフードです。柔らかいレンズ豆のフリッターをクリーミーなヨーグルトに浸し、甘辛いタマリンドソース、スパイシーなチャートマサラ、カリカリのフライドオニオンをトッピングします。冷たいヨーグルトからカリカリのトッピングまで、食感と風味の組み合わせが人気です。
シーク・カバブ(Sheekh Kabab)
ジューシーな炭火焼きのシーク・カバブは、人気のストリートフードです。シーク・カバブは、スパイシーに味付けした牛や山羊のひき肉を串に刺して炭火で焼き上げた料理です。そのまま食べても、甘辛いチャツネやピリっとした玉ねぎを添えて、温かいナンに包んで食べても絶品です。
サモサ、パコラなどの一口サイズの軽食から、チャプリ・カバブ、シーク・カバブなどのボリュームたっぷりの料理まで、パキスタンのストリートフードにはあらゆる味覚と嗅覚に応える食べ物がたくさんあります。いつかパキスタンを訪れるときが来たら、ぜひストリートフードで地元の雰囲気につつまれ、地元の味を満喫してください。
画像は DAWNより