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パキスタンのお米
香りの女王とも呼ばれるバスマティは風味豊かで、パキスタン料理には不可欠な存在です。バスマティの国際貿易の35%はパキスタン、65%はインドが占めており、ほとんどがパンジャーブ地域で栽培されています。
バスマティは、インディカ米(長粒種)に属し、繊細で優れた芳香で有名な香り米です。バスマティの米粒は極めて細長く、調理工程においてさらに細長くなります。また、米粒はしっかりとしていて、調理しても粘り気が出ません。
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それでは、パキスタン料理でバスマティがどのように使用されているかを詳しく見てみましょう。
ビリヤニ(Biryani):パキスタンでバスマティを使った最も有名な料理はビリヤニでしょう。パキスタンのビリヤニは、香り豊かなバスマティ、肉(鶏肉、羊肉、牛肉)、カルダモン、クローブ、シナモン、月桂樹の葉などのスパイスをブレンドして作る、風味豊かで香り豊かな米料理です。
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プラオ(Pulao):プラオもパキスタンで人気の米料理で、野菜、肉、魚介類などのさまざまな食材と一緒に炊きます。プラオとビリヤニとの違いは、プラオは生の米を炒めて、具材とスープと合わせて炊き込むのに対して、ビリヤニは半茹の米と、別途調理された具材を合わせて、層にして炊き込みます。
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ザルダ(Zarda):ザルダは、バスマティ、砂糖、ギー (清澄バター)、サフラン、カルダモン、クローブなどのさまざまな香りのスパイスで作られた伝統的なパキスタンの甘い米のデザートです。スライスアーモンド、ピスタチオ、レーズンが添えられます。
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キール(Kheer):キールは、バスマティを牛乳でとろみがつくまで煮込んで作られた、甘いライスプディングです。カルダモン、サフラン、場合によってはローズウォーターで風味付けします。キールは、特別な日やお祭りで人気のデザートです。
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プレーンライス:バスマティは、カレー、ケバブ、豆カレーなど、さまざまなパキスタン料理に添えるためにプレーンでも食べられます。バスマティの長粒種とほのかな香りが、これらの料理の味を引き立てます。
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テフディ(Tahdig):テフディは、バスマティ、じゃが芋、野菜を一緒に炊いた米料理です。ターメリックを入れるので黄色い仕上がりになります。シンプルですが風味豊かな料理で、パキスタンの多くの地域で人気があります。
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画像は Wikipediaより