見出し画像

インコはなぜ喋る

高い知能を持っている動物はチンパンジー、カラス、ゾウ、イルカ、ブタ、アライグマなどがいる。しかし彼らは人間の言葉をしゃべれるほどの知能は持っていない。その一方で、彼らに劣るものの、人間の言葉を喋ることできる優秀な動物がいる。それはインコ、オウム。彼らは卓越したヴォーカルスキルを持っている。50以上のものを区別し、表現できることができるといわれている動物だ。下記の動画を見ればわかる通り、とても優秀な動物である。しかしなぜインコは喋ることができるのか。これにはほかの優秀な動物たちと違うものが1つあるのだ。

インコが持っている機能

インコやオウムがしゃべれるからといって他の鳥類も喋れるわけではない。スズメは「チュンチュン」、トンビは「ピーヒョロロ」しか言えないことはしっているはず。ではなぜ喋れるのか。それはおしゃべりに適した器官があるから。インコには、「鳴管」という器官があり人間がしゃべるときに舌の位置を変えたり、のどの使い方を変えたりしているように、インコも鳴管を使っておしゃべりしている。生後2~4ヶ月ごろからおしゃべりするようになり、50-100の言葉を覚えて表現できる能力を持っている。しかしこれは個体差があり、人間に性格差があるようにインコやオウムにも性格によってはおとなしく殆どしゃべらないものもいれば、おしゃべりもいる。また、インコやオウムによっては動作まで真似るものもいてとても興味深い。

おしゃべりの練習は必要

インコにおしゃべりを覚えさせたいと思ったら、インコと生活を始めた後、とにかく一緒に喋る練習をすることが大事。段々慣れてくると、インコの方からコミュニケーションをとってきてくれるようになる。簡単な言葉から覚えさせてみよう。

インコは生活音も覚える

インコは飼い主と一緒に住むことから、普段の生活音なども見事に覚えて、再生する。そのため、インコは飼い主の生活を映し出している鏡ともいえる。インコは自分の生活を見直すきっかけを与えてくれるかもしれない?

ペットの歴史

ハワイ諸島を発見した探検家のジェームズ・クックは、オーストラリア渡航後に何羽ものセキセイインコが空を飛んでいるのを発見し、1840年にイギリスの学者ジョン・グルードがセキセイインコをオーストラリアから持ち帰り西欧で飼い鳥ブームがおこった。


筆者のAnimalブログ: http://worldtravelanimal.com/ja/

いいなと思ったら応援しよう!