離れていても応援してくれていた
コスモス畑がすぐ隣にある場所でBBQをした。
高校の同級生が企画してくれて、この数年間昔の友人と関わることを遠ざけていたわたしは最初このお誘いにとても躊躇した。
そもそも同級生たちと疎遠になっていたのは、じぶんが何か悪いことをしたからとかではない。
簡単に言うとその逆で。
過去に友人だったひとに酷く傷つけられた。
長い時間をかけた壮大ないやがらせだった。
わたしが"羨ましかった"というあまりにも理不尽な理由で。
そこから、どうしてもわたしを苦しめたい一心で本来関係のないその周りの友達も巻き込んで一生懸命わたしから遠ざけようとしている元・友人の姿を見て、寂しい判断だが自ら周りの友人との関係も避けるようになっていた。
けれどここまで支えてくれたひとたちの優しさや愛情のおかげでもう精神的にも時効だと思えるようになった。
そんなタイミングでのBBQのお誘いはとても有り難くて、一歩踏み出そうと思えた。
元々盛り上げ役のポジションだったわたしは、久々の顔ぶれに少し戸惑いながらもとにかく話をしなきゃと全身に力が入っていたと思う。
そんな必要は全くなかったのに。
メンバーが安心できる人たちだったからこそ、今回参加を決めたのだ。その決断は間違っていなかった。
フリーランスとなり、web制作やライターをしているわたしのことを知っていてくれて、何度も何度も褒めてくれた。
「本当にすごいよ!何でも挑戦して。インスタも見たよ!!周りにも自慢したよ!」
照れくさくて「ヘヘッ」と気持ち悪く笑うことしか出来なかったけど、本当は涙が出るほど嬉しかった。
BBQの後、コスモス畑で撮った集合写真はきっとこれから何年もわたしの支えになってくれるだろう。
胸に大事にしまっておくね。
もう無理して笑うのは辞めた。自分から大事な友達を手放すのも。
また会える日には、必ずわたしも参加させてね。
その日まで、成長し続けよう。