インターフェロンは1型糖尿病の膵島に作用する重要なサイトカインである

2023年7月2日 11:59

https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.06.29.547000v1

exandra Coomans de Brachène, Maria Ines Alvelos, Florian Szymczak, Priscila Laiz Zimath, Angela Castela, Bianca Marmontel de Souza, Arturo Roca Rivada, Sandra Marín-Caňas, Xiaoyan Yi, Anne Op de Beeck, Noel G Morgan、 Sebastian Sonntag, Sayro Jawurek, Alexandra C Title, Burcak Yesildag, Francois Pattou, Julie Kerr-Conte, Eduard Montanya, Montserrat Nacher, Lorella Marselli, Piero Marchetti, Sarah J Richardson, Decio L Eizirik
doi: https://doi.org/10.1101/2023.06.29.547000
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要旨
炎症性サイトカインであるIFNα、IFNγ、IL-1βおよびTNFαは、1型糖尿病（T1D）における膵島炎症（insulitis）時の自然免疫応答および適応免疫応答に寄与している可能性がある。我々は、深部RNAシークエンシング解析を用いて、各サイトカインに対するヒト膵β細胞の応答を個々に特徴付け、得られたシグネチャーをT1D罹患者の膵島に存在するシグネチャーと比較した。IFNαおよびIFNγは、IL-1βおよびTNFαと比較して、β細胞のトランスクリプトームに対してはるかに大きな影響を与えた。IFN誘導遺伝子シグネチャーは、T1D患者のβ細胞で観察されたものと強い相関があり、特定のIFN刺激遺伝子の発現レベルは、これらの患者の膵島に存在するタンパク質と正の相関があり、ウイルス感染のような危険シグナルに対するβ細胞の応答を制御している。これらのデータは、IFNαとIFNγがT1Dにおける膵島レベルの中心的サイトカインであり、自己免疫の誘発と増幅に寄与していることを示唆している。
利益相反声明
S.S.、S.J.およびA.T.は、膵島マイクロティッシュおよび関連サービスを商業化しているInSphero AG社の社員であるか、社員であった。B.Y.はInSphero AGの経営陣の一員である。他の著者には、本論文に関して開示すべき利害関係はない。
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2023年7月1日掲載
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