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運動慣れした微生物叢は、循環胆汁酸の脱共役を介して骨格筋の代謝を改善する

iScience
オンラインで利用可能 21 February 2023, 106251
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論文
運動慣れした微生物叢は、循環胆汁酸の脱共役を介して骨格筋の代謝を改善する
著者リンク オーバーレイパネルを開く青井 渉 1 8、井上 亮 2、水嶋 桂 3、本田 明 4、Marie Björnholm 5、高木 智久 6 7、内藤 裕二 3
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概要
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引用元
https://doi.org/10.1016/j.isci.2023.106251
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ハイライト

習慣的な運動は腸内細菌叢の組成を調節する

腸内細菌叢の調節は、食事によって誘発される代謝障害を改善する

脱共役BAsは骨格筋のAMPKシグナルとグルコース取り込みを活性化する

微生物叢の改変はマウスの循環胆汁酸を修飾することにより代謝を改善する

まとめ
習慣的な運動は腸内細菌叢の組成を変化させ、その全身的な効果を媒介する可能性がある。我々は、訓練されたマウスの糞便微生物叢を移植することで、高脂肪食(HFD)投与マウスの骨格筋代謝が改善されるかどうかを検討した。座りがちなマウスと運動トレーニングしたマウスの糞便サンプルを無菌マウスにガベージ投与した。ドナーマウスの糞便を1週間摂取させたところ、骨格筋のAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)およびインスリン成長因子-1の濃度が上昇した。血漿中では、訓練されたドナーマウスの糞を移植されたレシピエントにおいて、胆汁酸(BA)の脱共役化が促進されることが判明した。フリーフォームBAは、タウロ共役BAよりもAMPKシグナルとグルコース取り込みを誘導することも明らかになった。運動慣れした糞便微生物叢の移植は、8週間のHFD投与後の耐糖能に改善をもたらした。腸内細菌叢は、循環型BAsを修飾することにより、マウスの運動誘発性代謝改善を媒介する可能性がある。この知見は、代謝性疾患の予防と治療への洞察を与えるものである。

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