UK音楽の系譜と王室 ー Young FathersとLambrini Girlsは叫ぶ
(*当記事の引用には一部過激な表現を含みます。)
はじめに
1977年エリザベス女王在位25周年の年に、Sex Pistolsは国歌と同題の楽曲《God Save the Queen》(神よ女王を守り給え)(注1)をロンドンから世に放ち、王室が統治する英国を「ファシスト体制」などと揶揄。「イングランドが見る夢に未来はない」と歌った。
(エリザベス女王在位70周年記念として2022年5月27日更新。ライヴ映像は1977年5月Julien Templeによる撮影)
1986年、マンチェスターを拠点とするThe Smithsは、3rdアルバムのタイトルでもある《The Queen Is Dead》を発表。チャールズ皇太子が母・女王(両者当時)の座を羨む様子などを風刺した。また、「愛や法律や貧困」そして「髪をぺしゃんこにする雨」が「俺を苦しめる」と歌い、王室と大衆の日常のギャップを皮肉った。
(1986年Derek Jerman監督、《Panic》と《There Is a Light That Never Goes Out》のビデオも含む/2014年2月7日更新)
悪名高いこの2曲を思い起こさせる2010年代以降の楽曲を紹介したい。
Young Fathers ー Queen Is Dead
スコットランド、エディンバラ出身のYoung Fathers(Alloysious Massaquoi、Kayus Bankole、Graham 'G' Hastings)はThe Smithsとほぼ同題の《Queen Is Dead》を2013年にリリースしている。いずれの楽曲も女王の生前、在位中に発表されており、殊にThe Smithsの歌詞では「女王が死んだ」というフレーズは同時代の王室の存在を否定するスローガン的な響きをもつ。
一方Young Fathersの楽曲のサビにある「新聞の見出しは告げた、女王が死んだ」というくだりは、実際に起こった事柄のような言い回しである。これがいつ歌われたかによって聴き手が抱く印象は変わるはずだ。以下は女王の死から約2年後、2024年7月に公開されたライヴ映像である。
おそらく女王の生前は寓話的な響きをもったと思われる歌詞が、実際に「女王が死んだ」後の今日は、前後の文言もそれまでより真実味を帯びる。特に「カネ、カネ」の一節は、女王の死に伴う経済効果を表しているようにさえ聞こえる。実際に2022年9月エリザベス女王が亡くなった際、彼女の棺を弔問する国民はテムズ川沿いに長蛇の列をなし、その間ロンドンの駅舎や博物館、レストランなどは夜間も弔問客が休憩できるよう、例外的に24時間運営で対応した(注2)。ロンドンにおけるホームレスの野宿生活者の人口は少なくないが、そのような人々の居場所が奪われたことについて、また、国は弔問客の世話はするが生活困窮者は助けないという現状について批判する声も上がった(注3a, b)。
最近の上記アメリカのラジオ出演や、ヨーロッパでのライヴ映像を見る限り、国外の観客もこの楽曲の演奏に湧いている。本国イギリスの観客はどのように受け止めているのだろう。公式チャートによると最上位で9位まで上り詰めたという。マスメディアでは親王室派の国民の声に焦点が当てられがちだが、チャートの結果からはおそらく異なる意見をもつ国民も一定数いることが推察できる(近年の世論については後述)。
歌詞の大半は抽象的な内容でその真意の読解は困難だが、現にYoung Fathersは右派の新聞の取材は全て拒否するなど、反体制的姿勢を取りメディアを苛立たせているらしい(注4a)。2014年のThe Guardian紙の取材(注4a)では「自分たちを政治的なグループだと位置付けるか?」という質問に対し、メンバーのAlloysious Massaquoiは「政治的なバンドは退屈に感じる」と答えている。しかし同時にバンドは音楽を通して政治的運動に参加している。2013年にはスコットランドで難民支援のためのライヴに出演しており、Massaquoiは自身も幼少期にリベリアからスコットランドに渡った移民としてこの出演に「個人的な」感情を抱いたそうだ(注4a, b)。
同じ取材でメンバーのGraham 'G' Hastingsは「世界中で起きている明らかな事象」に「不当な戦争、費やされる資金、右派プレスのアンチ移民的話術とか、保守党が犯しておきながら絶対に認めようとしないクソ事実」があると語る。
「でも俺たちはそういったあらゆることをポップソングに込めようとしている。俺が聴いて育ったのはそういう類の音楽なんだ、Peter ToshやMarvin Gayeみたいな。だって音楽は機械的なものじゃなくて、魂や内なる場所から生まれるから。」(注4a)
Young Fathersによるその他の楽曲
上記のライヴ映像を締めくくる《I Saw》の歌詞には「不当な戦争、費やされる資金」に言及しているように捉えられる箇所がある。
そしてアウトロでは、アルバムヴァージョンには無い語りが加えられている。
ちなみにYoung Fathersはスコットランド労働者階級のすさんだ日常を描いた映画『トレインスポッティング』(Danny Boyle監督、1996年)の続編に6曲もの楽曲を提供しており、特に《Only God Knows》は映画のキーとなる楽曲として注目された。
2017年続編『T2 トレインスポッティング』公開当時、監督のDanny Boyleは次のように述べている。
「『トレインスポッティング』の原作本は現代版『ユリシーズ』のような作品だ。類まれなる小説だと思うし、その読書体験は今もなお「心に迫り来る海」のようだ。いつも映画の鼓動を探している。『トレインスポッティング』にとってそれはUnderworldのBorn Slippyだった。『T2』にとってはYoung Fathersだ。彼らの楽曲群はこの映画にとって私の鼓動なんだ。Only God Knowsは、あの迫り来る波の再来であり、海であり、心である。」(Bandcamp概要より)
監督のバンドと楽曲に対する熱が感じられる。『トレインスポッティング』の原作の舞台はスコットランド、エディンバラの港町リースである(原作者Irvin Welshの出身地で、現地では特に治安が悪い地域として知られる)。《Only God Knows》はそのリースの教会のコーラス隊とのコラボ楽曲であることからも、原作との親和性が非常に高い楽曲であると言える。一作目のサントラに参加したバンドのなかでスコットランド出身なのはPrimal Screamだけで、大半はイングランド出身かつ中産階級のバンドだった。これに対して原作者とも交流があったPrimal ScreamのBobby Gillespieは憤慨していたようだが(注5)、続編ではそのジレンマがある程度解消されたと言える。
音楽ビジネスが盛んなロンドンやグラスゴーではなくエディンバラ出身で、正式メンバーは3人のヴォーカリストという異色のバンド編成のYoung Fathersは、ひとつのジャンルに定まらない実験的な音を生み出してきた。今後もエディンバラの音楽シーンを盛り上げてほしい。
Lambrini Girls ー God's Country
イングランド南部ブライトン出身のLambrini Girls(Phoebe Lunny、Lilly Macieira)は2024年2月、サビで "God Save the King" とシャウトする楽曲《God's Country》をリリースしている。女王の死後息子のチャールズが王位を継承し、国歌の題名も《God Save the Queen》から《God Save the King》(神よ国王を守り給え)へと変わった。かつてのPistolsのように、Lambrini Girlsもこの文言を用いて逆説的に王室と国家を非難する。
(2024年2月15日更新/ヘッダー画像出典)
*1 (Daily Mail): イギリスのタブロイド紙。右派メディア。上述のThe Smithsの楽曲でも言及される。
*2 (Maggie Thatcher): マーガレット・サッチャー元首相
*3 (Britannia): 大英帝国を擬人化した女神
*4 (Strong and stable): テレサ・メイ元首相のスローガン(注6)
*5 (Pizza Express in Woking / We can't afford to eat there but a paedophile can): 一説によると、2019年に発覚した王室スキャンダルに言及している。当時アンドリュー王子は過去にはたらいたとされる未成年への性的暴行で訴えられていた。彼はBBCの番組Newsnightのインタビューにおいて、事件当時ウォーキング(イングランド南東部の街)のピザチェーン店にいたというアリバイ工作をしたそうだ。アンドリュー王子はその後加害の事実を認めたが、和解金と多額の寄付金を支払うことで事件を終結させた(注7)。なお、この事件は性的人身売買で起訴されていた故・米富豪エプスティーン被告と同氏の交友関係が背景にあり、巨万の富を持つ者同士が供託して悪質な犯罪を犯した可能性が疑われる。
*6 (Three Lions): リチャード1世の紋章。サッカーのイングランド代表チームのエンブレムに用いられており、チームの愛称にもなっている。
*7 (Keep calm and carry on): 1939年第二次世界大戦前、国民の戦意高揚のためにイギリス政府が発行したポスターの標語。
*8 (And it's never coming home): 1996年、Baddiel, Skinner & The Lightning Seedsによる《Three Lions (Football's Coming Home)》という楽曲が、サッカーUEFA欧州選手権のイングランド代表応援歌(同国開催)として起用された。「3匹のライオンが施されたシャツ」というユニフォームにちなんだフレーズとともに歌われるサビの "It's coming home / Football's coming home" という節になぞらえて、Lambrini Girlsはそれは「戻って来ない」と否定する(ただしこちらの歌詞のItはおそらく民主主義を指す)。
以上、かなり直接的であからさまなプロテスト・ソングであることがわかる。ビデオでは王族の棲家であるバッキンガム宮殿をはじめ、ロンドンの名所を転々とするLambrini Girlsのふたりが中指を立てたり挑発的な動きをとる。これらのイメージはPistolsが「神よ女王を守り給え、観光客はカネだから」と歌ったことを彷彿とさせる。
そしてビデオの後半では、イギリス社会と政治にまつわる様々な事象がピンク字で羅列される。
短い楽曲中にスピーディーに示されるが、なかなかの情報量である。これらの嘆かわしい状況を背景にLambrini Girlsは繰り返し「大英帝国/偉大な英国(Great Britain)」への疑問を投げかけるのだ。
Lambrini Girlsによるその他の楽曲
「イギリスの安いアルコール飲料」がその名の由来というLambrini Girlsは、他にも《Company Culture》という楽曲で労働環境におけるセクハラを皮肉を込めて歌うなど、音楽を通じて問題提起をしている。
彼女らはYoung Fathersと違って「政治的なバンド」であることを自認する。以下のアメリカのラジオ出演の際には、《Filthy Rich Nepo Baby》(腐るほど金持ちの家族のコネがある子)という楽曲と、痛々しく切ない失恋ソング《Love》を演奏したあとで、ヴォーカル・ギターのPhoebe Lunnyはカメラに向かって告げる。
「ありがとう、私たちはLambrini Girls。パレスチナを解放せよ。トランス〔ジェンダー〕・ライヴズ・マター。警察官をこらしめろ」
引き続きDJの問いに次のように答える。
「世界は今、文字通りファッキン燃えている。パレスチナやコンゴ、スーダンで起きていることに対して政府がどういった対応をしているか見て。奴らはそんなこと気にもかけない、金儲けできるから。人々は私たちの資本の手中で死んでいて、メディアはそれについて何もしない、多くのことが彼らにも利益になるから。だから基本的にそういうことを啓発するのは共同体の力にかかっている。」
(2024年10月24日更新)
ベースのLilly Macieiraも以下のように訴える。
「特権を持つ場合、それが白人だったり、男性だったり、シス〔生まれた性別と性自認が一致している〕だったり、どんな特権でも、持っているならその外に足を踏み出して、聞かれざる人々の声を拡める努力がとにかく大事。結局長年、何年もの間、声は上げられてきたのに、根本的には何も変わっていない。現状を見れば分かるように。イギリスで起きているファシストの暴動だったり。多くの白人の友達、友達とは言えないか、多くの人がそう言っている。そういった人たちがどこから湧いてきたのか分からないなんていうことにあまり驚かない。私たちは進歩したって言うけど、進歩なんて成し遂げていないことはあまりにも明らか。有色人種(people of colour)の人たちは本当に長い間叫び続けてきたのに、繰り返し跳ね除けられてきたんだと思う。今こそ私たちが自らの特権について自覚することが大事で、同じ特権を持たない人々の声を拡散し続けることが重要。」
彼女たちは楽曲だけでなくインタビューにおいても自らの政治的姿勢を示していて、Macieiraの発言には白人としての特権を自覚的に活用しようとするスタンスが表れている。
概ねの曲調とヴォーカルの声質がオーストラリアのAmy and the Sniffersにも似ているが、2組は一緒にツアーをする仲らしい。新たな世代の女性パンクが世界で交流し活動の場を広げていることは喜ばしい。最近BBCラジオ6 Musicでよく《Company Culture》を耳にする。イギリスの政治は「壊滅状態」でも、音楽の力で現状を打ち砕いていってほしい。
おわりに
英国王室に関しては度々スキャンダルが報じられてきたが、最近また新たなスキャンダルが発覚し国際安全上の問題となっている。生まれながら王族の一員となった人々に対しては誰しも自分が生まれ落ちる家は選べないので、王族という属性一点だけで個人を評価するつもりはないが、今日に至るまで英国王室に莫大な富と権力が集中していることは事実である(注9a, b)。王室反対のデモの様子などからはイギリス国民の一部がその点を問題視していることが窺える。2022年のYouGovの調査(注10)を見ると、王室を支持する人口の割合は、支持政党では保守党支持者が、年齢層では高齢者がより多い。反対に労働党支持者や若年者ほど「国家元首は選挙で選ばれるべき」という意見を持つ者が多いことが分かる。
王室問題に限らず、イギリスのロックやパンクシーンにはいつの時代も社会情勢や政治を憂いてその心情を楽曲にぶつけるバンドがいた。そしてそういったバンドや楽曲が国民の支持を得てきたことは、イギリスの共同体がある程度は健全に機能している証だと思う。
また、小さなことだが今回各世代の楽曲を並べてみて、The Smiths(静かで晴れた場所へ散歩に行こう/そしてかけがえのない話をしよう/でも髪をぺしゃんこにする雨)と、Lambrini Girls(天気についてちょっとしたおしゃべり)の両者が天気について言及しているのは、万年悪天に悩まされるイギリスならではだと感じた。最近再結成を発表したOasisの楽曲の歌詞には "sunshine" という言葉が頻出する。その言葉は、天候だけではなく暗くすさんだ社会にも光が差してほしいという気持ちの表れなのかもしれない。
ただ、かつては労働者階級のヒーロー的存在だったOasisのNoel Gallagherも、今年のグラストンベリーではステージ上で政治的メッセージを発信するバンドに批判的な言葉を投げかけており(注11)、互いの情勢に対する切迫感の差が浮き彫りになった。当然ながら全てのミュージシャンが政治的姿勢を自身の表現に反映させる訳ではないが、今年のグラストンベリーはそうやってNoelが物申したくなるくらい政治的な声が増幅したのだろう。Lambrini Girlsの思惑通り、音楽が「聞かれざる人々の声」の「拡散」に一役買うような文化の在り方に期待したい。
2025年1月補足(先人の右傾化とLambrini Girlsの新譜について)
注・参考資料
注1:2016年イギリスのEU離脱(ブレグジット)の際、保守党の議員Andrew RosindellはBBC1に毎日、放送終了時に国歌を流すように要求した。同氏は「BBCは恥ずべくことなく英国的であるべき」として「以前は放送されていたし、それを踏襲するべき時が来た。英国が戻って来たと宣言するために、ブレグジットを経て、女王が90歳になられるこの年に敬意を表して!」と述べた。
これに対し、BBC2のNewsnightが番組の最後に「我々はBBC1ではないし、まだ放送終了の時間でもありませんが、喜んで要望にお応えします」と告げ、Pistolsの《God Save the Queen》のライヴ映像を放送した。ときにはやや右寄りで偏向報道を指摘されることもあるBBCだが、このときばかりは番組の反骨精神に大きな反響があったらしい。
(2016年11月4日更新)
Digital Spy「BBC Newsnightが保守党議員を煽ったのは素晴らしい出来事」(2016年11月5日更新)
注2:BBC「女王の棺の弔問:列の長さはどれほどだったか?」(2022年9月19日更新)当ページの地図によると、弔問客の列の長さは地下鉄4駅分ほどに及んだそうだ。
注3a:葬儀の日は生活困窮者支援のためのフードバンクも閉鎖されることになっていたが、有志が集まって臨時のフードバンクを提供した。
Big Issue「女王の葬儀に伴う閉鎖を補うため、ボランティアや経営者が臨時のフードバンクを設営」(2022年9月16日)
注3b:その他の反応
こちらは女王の生前、在位70周年記念のタイミングで投稿されたもの。
以下は亡くなった日の投稿。
注4a:The Guardian「Young Fathers「両親の目が興奮できらめいているのを見て、このグループのメンバーであることを誇りに感じた」ー エディンバラを拠点とする実験的ラッパー達は、デビューアルバム『Dead』のマーキュリー音楽賞受賞の勝算には目もくれない」(2014年12月14日更新)
注4b:バンドは2023年にもアムネスティー・インターナショナルの難民週間の企画に参加している。
(2023年10月9日更新)
注5:Spin「「俺たちこそがジャンキーくそバンドだ!」ー Bobby Gillespieが選ぶPrimal Screamの不思議な10曲」(2016年3月17日更新)
https://www.spin.com/2016/03/primal-scream-bobby-gillespie-interview-ten-weird-songs-new-album-chaosmosis/
注6:同じフレーズが引用されるパフォーマンスに言及した以下の拙論の注4も参考されたい。
注7:BBCニュース Japan(2022年2月16日更新)
注8a:BBC News「選挙前にルワンダに飛ぶ便はないとリシ・スナクは告げる」(2024年5月24日更新)
注8b:Al Jazeera「イギリスのスナクがルワンダへの強制送還は10〜12週間以内に開始すると宣誓する」(2024年4月22日更新)
注9a:例えば「貴族、王室、裕福な投資家を含め、イングランド人口の1%にも満たない人びとがイングランド全土の約半分を所有している。しかもその多くが土地財産を家族の遺産として何世代、何世紀にわたって引き継いでいる。」朝日新聞GLOBE+(2019年5月20日更新)
注9b:さらに王族の富においては長きにわたって法的に秘密主義が保たれる。
The Guardian「フィリップ殿下の遺言状は今後90年間非公開であることを最高裁判所は規定する ー 女王の「尊厳」かつ陛下の制度上の役割を守るために作成されたエディンバラ公の遺言状についての判決」(2021年9月17日更新)
注10:YouGov UK「エリザベス女王在位70周年 ー 国民の王室に対する意見は?」(2022年6月1日更新)
注11:The Guardian「Noel Gallagherがグラストンベリーは「今やちょっと政治的になっている」と述べ、政治的なミュージシャンを批判する ー Oasisの元ギタリストは、長年政治運動を擁護してきたフェスティバルを「なんだか説教臭くてちょっと善意への訴えかけが目立つ」と描写する」(2024年7月5日更新)
フェスティバルでは移民のダミーを乗せた救命ゴムボートが観客の上をサーフする光景も見られ、物議を醸したという。これはアーティストのBanksyが仕掛けたもので当記事はリシ・スナクの移民政策への言及であると記している(関連の引用記事も参考)。
(以上、約11,300文字)