男子は肉が好き

子ども達に好評だったメニューにエピソードを添えてお届けします。名前は仮名ですが、ほぼ実話のエピソードです。

私はお子様のいるお宅で料理代行をしています。
定期的に来る私のことを親戚のように信頼してくださるお客様、友だちのように接してくれる子ども達は、どのおうちの子も可愛くて大好きです。子どもはお世辞や忖度はしない料理の審査員です。食レポや感想はもらえなくても、完食がなによりの高評価。

小学5年生のナツくんのおうちは賑やかです。ママもお友達がたくさんいるようで、私がお料理をしに行く日はいつも誰かが遊びに来ています。

今日のリクエストは鶏の唐揚げ。もも肉6枚全部を使って、おやつと夕飯に食べるそうです。ほかは何が作れそうかな、と冷蔵庫を見ているとナツくんが挨拶をしに来てくれました。

「おたかさん、唐揚げいつ出来る？アキくんと食べたいんだけど、4時には帰らなきゃいけないんだって」

時刻は午後3時。お菓子より私の唐揚げが食べたいだなんて、嬉しいじゃないですか！ママの許可をもらっていますので、大至急おやつに唐揚げを作ります。

🐓鶏の唐揚げ

鶏もも　1枚
☆酒　大さじ1
☆醤油 大さじ1
☆生姜汁　小さじ半分くらい
☆すりおろしにんにく　小さめひとつ
片栗粉　適量
油　適量

食べやすい大きさにお肉をカットして、☆に漬け込みます。出来れば15分以上
余分な水分を切って、片栗粉をまぶし、油で揚げます。

卵も小麦も使わないので、食物アレルギーがあっても、なくても、誰でも食べられるシンプルなレシピ。生姜やニンニクは入れても入れなくても、生でもチューブでも。
カットする大きさ、漬け込み時間を変えれば、小さな子から大人まで満足できる唐揚げができます。

さて、小学生の男子はどれくらい食べるのか(食べさせていいのか)、お友達は何人いるのか？とりあえず2枚分の唐揚げを揚げて聞いてみます。

「ナツくーん、唐揚げ出来たよー」
2階にいる子たちに叫びます。
(私、お母さんみたいだなぁ、、、)

「やったぁ！ありがとう！！」

差し出した半分の唐揚げ(1枚分)を持って2階へ上がりました。今日はナツくんとアキくんの2人だけ、だそうです。

数分後

「もう少し食べたい、、、」とおかわりを取りにきました😆

「ほんとはもっと食べたいけど、夕飯の分がなくなっちゃうから、これだけで平気」

小5男子、ふたりで
鶏もも2枚分の唐揚げを完食！