手で食べることができない話
こんばんは。
3月は毎日早めに出勤し、モーニング活動が多かったひと月でした。
そろそろ、社内や朝の副業活動にも復活できるんじゃないかな、と自分に期待しています。
朝の清々しい空気の中、好きなことがやれるのは素敵です。
元気であれば。
元気の大事さを何より理解したわたくしは、以前のわたくしとは一味違います。
ゆで卵を食べたいけれど
さて。
今日は、わたくしは直接手で食べ物を持って食べることができない、という話を書きます。
家の中で、手を洗い消毒し、綺麗な状態でなら、ピザや肉まんなどは食べられます。
家の中でも、サンドイッチやパン、おにぎり、フライドポテト、お菓子は可食部を手で食べられません。
買ったものなどは、フィルムや袋の外側が、口や可食部に触れないようにしつつも、フィルムや袋越しに食べるという、アクロバティックな技を。
このひと月、外食をするなかで、食べたいけれど頼まなかったメニューがいくつかあります。
それが、手を使って食べるメニューです。
ざっと、
・モーニングのトーストについているゆで卵
・カフェやレストランのサンドイッチ
・タコス🌮
です。
ゆで卵は、素手で殻を剥かないといけないから、だめでした。別のおかず?に差し替えができたり、他のトッピングを選べたので、ゆで卵以外を選びました。
外食のサンドイッチは、パラフィン紙等もなく基本的に手で食べるように出されるところが多いので、そもそも頼みませんでした。
タコスも同じ理由です。食べたかったなぁ、あの謎の小麦の生地。おいしいですよね。
あとは、当たり前ですがトースト類は素のまま、スン、と出てきますね。
なので、ペーパーで挟むようにして食べています。トーストくらいなら、なんの問題もなくペーパーづかみで食べられます。
大らかに生きたい
いつから手で食べられなくなったのかは定かではないのですが、確実にコロナより前からです。
前職では、遅くまでの残業が多かったので、時間外などに大袋のお菓子やパンを配られたり、ポテトやナゲットを分けられたりすることがありました。
しかし、手を洗わないままに、袋の中のお菓子やパンを、手で取り口の中に入れるというのがどうしてもできませんでした。
初めの頃は、ティッシュで受け取りながらも、食べられなくて、泣く泣くこっそり廃棄したりしていました。
が、そのうちに、はっきりと、「お腹が弱いので、手掴みで物が食べられないんです」と理由をつけ、断るようにしました。
もしくは、お箸を用意して、手掴みできないことを隠さないようになりました。
その他の場でも、これ食べる?と差し出されても、手が汚れているから、と断るようになりました。
その場のノリや空気の関係や、人を傷つけるというような、どうしてもそれが難しい!という場合は、なんかこう、繊細スイッチを一時的にオフにして心を無にして口に入れます。
ほんとうは、こんなこと気にしないで、好きな物を手で食べられたらよかったのに、といつも思っています。
自分の神経質具合には、自分が一番がっかりしています。
同じ悩みを持つ方もいるんじゃないかな
レストランやカフェでは、普通に手で食べるようにメニューが構成されています。
このコロナの時期でも、それは変わりませんでしたね。
少し思うのが、私以外にも、手で食べることに抵抗がある人がいるのではないか、ということです。
手を拭いても、洗っても、なんとなく食べることができない、という方が。
精神の病気と言ったら大袈裟だけど、でも、スタンダードな食べ方ができない。
これ以上世の中か、除菌や抗菌にうるさくなるのは、抵抗力的にもあまり良くなさそうだけど、
手で掴まなくても、素敵なものが食べられる手段が何か、あったらいいな、とわがままにも思ったりするのです。
「パンとスープとネコ日和」のドラマの中で、老いも若きも、みんな両手掴みでめちゃくちゃ美味しそうにサンドイッチを食べています。
こんなふうに食べられたら、どんなに素敵でしょうか。