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詩│三日月のバラードは子守唄

一握りの砂が星屑になったらと

夢みたいな歌を

一握りの砂を握ったまま
声を震わせて

砂漠の真ん中で流した涙は

三日月みたいに光ってた

わたしも遠くで

ただ泣いて

痛い三日月光らせた

あなたの歌にその手の中に

あるものが

わたしの手にもあるように

手と手をとりあえるそんな歌

銀杏の葉っぱの形した

二人の心でありたいな

握りしめた手と手の中で

震えたあの歌がどんなに痛くても

わたしの大切な子守唄であるように

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