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Photo by
lisa500ml
詩│木枯らし舞う帰り道
なんてこった なんてこった
人々がこんなに流れてゆく
声を掛けたり、目を合わせて、そらしてゆく
なんてこった
風がこんなに私に話し掛ける
わたしはほほ笑んでみせる
心に泉が湧く、家に帰ると美味しいごはん
ああ なんてこった 凄いことだ
肩をすぼめ歩くけど
遠いあのひとをおもうと
なぜ こんなに 近くに感じるの
木枯らしが吹き荒れても
あなたがいる その灯火に心安らぐ
心もこんなにあたたかい
ああ なんてこった なんてこった
凄いことだ
こんな、わたしが
あのひとをずっと心から見つめているなんて
ああ なんてこった なんてこった
人々がこんなに流れてゆく
声を掛けたり、目を合わせて、そらしてゆく
ああ なんてこった