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詩│恋は水色五色の浜辺

きみをおもうと魂が波打つ

潮騒に弾けて白く泡立ち

夕凪に香り立つ

呼ぶ声も弾んで溶けて

次々にやまない波に

濡れた五色に光る石

太陽に照らされ熱ざえて

灼熱肌の石

波打ち際に投げてみる

嗚呼

ただ一人の人として

わたしはきみと言葉を紡ぐとき

ただ一人の人として

この青い空と海のような

きみの胸に

風のように

髪をなびかせながら

飛び込みたいのだとわかるのだ

ザクザクと五色石の浜を

歩くとき

きみと歩いている気持ちになるんだよ

きみはこの真っ白な石が好きかなと石を拾っては

浜辺へ投げた

綺麗な緑色の石は

夕焼けに反射して

エメラルドに輝いて宝石のようだったよ

小さな白い石と緑色の石を

そっと波に濡らして

大切にポッケにいれた

そばに持っておきたかった

そして今は枕元のランプの近くに

二つ寄り添わせて置いている

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