夜の森│短歌8首
この階段
少しずつ登る買い物袋に
喜びを詰めこみ
森の奥
けものの心でことばを吐いて
君のことばで息を吸う
きみは遠い目
ビルの谷間に吹く風に
二人かたよせうたうたう
雨が上がり
きみの部屋のカーテンゆれて
きみの髪を撫でてみたい夢
精霊のあなたの息づかい
静かなその場所で
ねむりにつきたい
猫がいる部屋に
住むあのひとはやっぱり
魔法が使えるペンをもち
無言でもたたずむ
ふたりでいられたなら
信じられたら空見上げ
悲しみも受け止める抱きしめて
確かにいると伝える夜風に
この階段
少しずつ登る買い物袋に
喜びを詰めこみ
森の奥
けものの心でことばを吐いて
君のことばで息を吸う
きみは遠い目
ビルの谷間に吹く風に
二人かたよせうたうたう
雨が上がり
きみの部屋のカーテンゆれて
きみの髪を撫でてみたい夢
精霊のあなたの息づかい
静かなその場所で
ねむりにつきたい
猫がいる部屋に
住むあのひとはやっぱり
魔法が使えるペンをもち
無言でもたたずむ
ふたりでいられたなら
信じられたら空見上げ
悲しみも受け止める抱きしめて
確かにいると伝える夜風に