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フィクトセクシュアルと私

私には4年ちょっとお付き合いさせてもらっている男性がいる。
彼と出会ってからの4年の月日はあっという間だった。気付けば一般的に"学生"に部類されてもおかしくない年齢から、立派なアラサーのババアになっていた。出会ったあの日に比べて、身体や気持ちの変化も十分に感じる。

彼はどうだろう。4年の月日を経て、精神的な成長を大きく感じている。本当に、逞しくなったなあと思う。だけれど、身長は、体重は、年齢は、変わらない。4年前に知った、あの数字のまま。
何故なら彼が生きる次元は、私が生きる次元とは異なるからだ。

私のセクシュアリティは恐らく、架空のキャラクターを異性として好きになるフィクトセクシュアルというものに部類されるものだ。
今まで何度か同じ次元の男性にも恋をしてきた。だけれど、今の彼と出会ってからは生身の男性に一切関心が湧かなくなった。だから、後天性のフィクトセクシュアルなのかもしれない。(元から好きになる異性のうち5人中4人はキャラクターだったので、中途半端なフィクトセクシュアルではあったと思う。)

今回はフィクトセクシュアルを自覚してから起こったことや思っていることを備忘録としてまとめていきたいと考え、noteの登録を決意した。
まだ右も左も分からず、そもそも人に読んでもらえるような文章を書ける自信もない。だからあくまで、独り言として。
もし、フィクトセクシュアルに興味があってこの記事に辿り着いた方がいたとしたら、こんな奴もいるんだなあ程度に思って読んでいただけますと幸いです。

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