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マイナーな恋愛の物語

タイトル、むずかしい。お気に入りの引用をしながら、書評、というより感想文、手紙みたいなものにできれば一番いいんだけれど。今のわたしが知る限りのところを共有! 女性同士のありふれた恋 「生のみ生のままで」綿矢りさ  まずは女性同士の恋愛、綿矢りささんの「生のみ生のままで」。上下巻。ハードカバーで買ってよかったなあ、と思う。並べて見るときの満足感高め。それにしても良いタイトル、裸足で踏み締める白浜の感触がして、好き。  百合とか薔薇とか同性愛ものを読み慣れてる人には物足りない

    • マイ・ブロークン・マリコを観た

       先日、っていってもひと月以上前ですが、マイ・ブロークン・マリコを観てきた。  あらすじ。幼い頃から両親に虐待を受けてきた親友マリコと、それを傍らで見ているほかなかったシイちゃんことシイノトモヨ。大人になって、一人で暮らし始めてからは親の暴力からは逃れられたマリコだったけれど、次は男に依存するようになってしまった。そんなマリコ自死したという報道を、中華料理屋で流れていたニュース番組で偶然見たシイちゃんは、仕事を無言で放り出し、彼女の親のもとから遺骨を盗み出して、以前彼女と行

      • 凪良ゆうさん「流浪の月」「汝、星のごとく」

         凪良ゆうさん読みたいんだよね、と言われたらもう書くしかないじゃーーん!と筆を取った。本をすすめる時、感想文より印象的な引用をする方が作品の良さが伝わるような気がしているので、ネタバレに気をつけつつ引用をしようと思う。  この2作品は割と似ていて、どちらもいろんな理由でうまく社会を生きられない「世界からはじきだされる側」の人たちを主人公に、社会とは、愛とは、生きるとはどういうことか、を描いている作品だ。何気なく見上げた空に星が光るようにひそやかに、さりげなく、読者に生きる力

        • 自己紹介する

           んみです。  話すことが苦手すぎるので、ついにnoteを書こうと決意しました。その場のノリで論理的に話すとか普通に無理、無理すぎる、ので回答はぜんぶ事前準備していたい。とりあえず自己紹介からはじめてみる。わたしを解釈する上で大事なことだけざっと書きたい、仲良くしてね。  まず!物心ついた時から絵本が好きで、それからずっと本が好きです。初めて小説を書くことを試みたのは小3でした。それから小6から高1くらいまで、つまりアメリカにいた前後、はコンスタントに書き続けてました。二次

        マイナーな恋愛の物語

          学びたい・興味のある分野

          ・文学(古典、童話、詩歌、神話どの国でもいつの時代でもいいジャンルも問わないなんでも来い) ・メディア(主に広告) ・行動心理学(人間、愚かで好き〜!ってなれる学問だと思うほんとに) ・法学(判例レポやってて楽しかった、法の解釈に創造性があるって誰かが言ってて、なるほど面白そうだ、と思った) ・歴史(文化史とか特に好き!高校ではひとつの時代ごとに追っていくけど、時代ごとに庶民の文化とか政治制度を比較するような、もっと体系的な勉強ができたら面白そう。勝手にやるほどのモチベはない

          学びたい・興味のある分野

          素を見せてくれる人って、まったく見せてくれない人よりは自分に対して好意を持ってくれてるのかなって思っちゃう。その人を好きか嫌いか判断するのに、相手の自分に対する好意の有無って大きいよね、案外。 結局他人との関係もエゴ?と考えるとちょっと虚しい

          素を見せてくれる人って、まったく見せてくれない人よりは自分に対して好意を持ってくれてるのかなって思っちゃう。その人を好きか嫌いか判断するのに、相手の自分に対する好意の有無って大きいよね、案外。 結局他人との関係もエゴ?と考えるとちょっと虚しい

          物語から得られるもの

           新たな視点を得られる、っていうのが一番大きいのかなと思う。    まず読書っていう営みについて。物語を読むって内省的かつ外的で、受動的かつ創造的な行為、って授業でやったんだっけ、どこかで聞いてすごい納得したんだけど、読書とは本の内容に触れ(外的・受動的)ながら、自分の中で自ら世界を構築する(内的・創造的)な行為なんだよね。この創造って過程が私にとっては大事だなと思う、だからどちらかというと漫画や映画よりも小説の方が好きです。でももちろん体力を使うので、疲れてる時はさらっと楽

          物語から得られるもの