刺激に溢れた初海外一人旅
約10日間のオーストラリア旅から帰国して数日経った。
この旅で過ごした時間は、どの瞬間を切り取っても刺激的で有意義な時間だったと思う。
帰国して数日経ち振り返ったとき、強く心の中に残っていることが2つある。
一つは人との出会い、そしてもう一つはお気に入りの場所ができたこと。
今回の旅では、全泊Airbnbに宿泊した。
ホテルが高いからという理由だったけど、結果的には大正解だった。
ホストとの会話や日常が今思い返せばかけがえのない時間だったと思うし、旅先にまた会いたいと思える人がいるって本当に素敵なことだなと思う。ホストにとっては大勢のゲストの中の一人かもしれないけど、またいつか会った時に思い出してもらえるようにメッセージカードと日本から持っていってたささやかなプレゼントを渡した。また会いたいな。
そして、観光客同士の出会いもたくさんあった。
観光地では、その場にいる観光客に写真を撮ってもらえるよう話しかけるところから始まる。お互いに撮りあってその場で少し話す。そしてお互いにいい旅ができるよう願ってお別れする。もう二度と会うことはできないかもしれないけど、私にとっては大切な旅の一部分だし、この短い時間が本当にいい時間だったと思う。
そして嬉しかったのはお気に入りの場所ができたこと。旅先にすごく好きな場所ができた。時間があったから地図も見ずに適当に歩いてたら見つけた場所。しかも旅の最後の最後に。帰る直前、旅の出来事を振り返りながら、ただひたすらそこで時間を過ごした。とても幸せな時間だった。
でももちろん、楽しいことだけじゃなかった。
まずは海外の雰囲気に飲まれすぎてナンパをナンパと気付けなかったこと。英語で会話することが私にとって非日常で楽しいあまりに、日本だったらすぐに分かるものが、部屋に誘われるまで気付かなかった。
気付いた瞬間急に態度を変えてしまったから、とんだクレイジーだと思われたと思うけど、もう手遅れすぎて逃げるにはそうするしか無かった(笑)
おばちゃんにお金やタバコをせがまれたりもした。何もしてあげられないのは申し訳ない気持ちもあったけど、その人の前で財布を出すことは絶対にできなかった。あまり断れない性格の私が、はっきりと無理なことはNOと言えるようになってることに自分でも驚いた。
そして一番辛かったのは体調を崩したこと。
日本の一人暮らしで体調を崩すのですらきついのに、見知らぬ土地で且つ一人旅で発熱してとんでもない不安と孤独に襲われた。精神状態を保たなければもっと体調も悪化すると思って身体より先にまず心を整えた。ホストも助けてくれた。そしたら薬も効いて一晩で治った(1回ぶり返した笑)。本当に病は気からだなと思う。
海外で体調を崩すことがこんなにも辛いなんて思わなかったし、もうすぐ看護師になる身としては、意味のある経験だったと思う。そしてこの気持ちを忘れたくないと思った。
楽しい思い出だけじゃなかったけど、したくてできる経験じゃないからこそ、旅の中の貴重な思い出だなと思う。そこから得られた教訓は必ずいつか活きる時がくる。
出国前の不安は防犯と英語力だった。
実際に行ってみて感じたのはオーストラリアは初めての一人旅にぴったりの場所だったということ。人も優しくて治安も日本と変わらなかった。この時期は日が長くて夜まで明るかったからありがたかった。
そして英語に関しては全く問題なかった。共通言語は笑顔だった。聞き取れないときもあったけど、それをちゃんと伝えたら、ゆっくり話してくれたり簡単な単語に言い換えたりしてくれた。本当に皆が優しかった。
ほんの10日間だったけど、帰りの飛行機でみた洋画が前と比べて驚くほど聞き取れてびっくりした。環境の大切さを思い知った。
一人旅のいいところは、旅中の刺激を五感で受け止め噛み締めることができること。そしてそこから何を思い何を感じるか、一人で考える時間があること。それはすごく贅沢な時間だと思う。
今回のオーストラリアは一人旅として全力で楽しむことができたから、次は誰かと一緒に行ってみたい。
そしてグレートバリアリーフとエアーズロックに行って、夜はカジノで遊びたい!
最後に、ここまで読んでくれた人がどれだけいるか分からないけど、この旅は自分にとって観光以外にもう一つ目的があって。ちょっと恥ずかしくてあんまり詳しく書けないけど、今のフレッシュな感情を書き残しておきたいから少し書く。
目指せるかもしれないと思ったし、本気で目指してみてもいいかもしれないと思った。今はこんなんやけど、めちゃくちゃ長い道のりになるけど、挑戦してみたいと思った。
読んでくれてありがとうございました❣️
2023.3.3.金