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じぶんをみる

ある日、自分のことを動画で撮らなくちゃいけないことがあった。条件はインカメ・無加工・室内の明かりで撮るという最悪の3コンボ、出来上がった動画に写ってたのは私の知らない私だった。話す時の口の歪み、目つきの悪さ、漂う暗いオーラ。もう見返すのもつらくてつらくて仕方なかった。何よりも何のフィルターも通されてない現実の私はこんなにも醜いのに、今まで知らんふりをして街を闊歩していたことに腹が立った。

内面の美しさが外見に出るって言われるけど、本当なんだなと感じた。私は捻くれ者で、決していい子じゃないし、自意識過剰。すぐ現実から目を背けて仮想へと逃げる癖があるし、ずっと被害者ぶってる気持ち悪い奴だ。それが容姿に色濃く反映されすぎてる事実に今更気がついた。20年以上生きてきて初めて。

ありのままの自分を見つめられる人が羨ましくてしょうがない。私は今すぐにでもこのつらい現実から逃げ出したい。

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