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適応障害とわたし@2020/9/7

いきなりザーーーッ!!!と、バケツをひっくり返したような雨音にびっくりして目が覚めた。
時間を確認しようと枕元のスマホに手を伸ばそうとしたら肩やおしり、足のふくらはぎが猛烈に痛かった。
そうか、昨日でフォローアップ研修(基礎編)が終わったのか…
本当にあっという間で楽しい2日間だったなぁ…
ついでに帰り道が同じ方向の人と連絡先を交換できて本当によかった。
仲間って、こんなに嬉しくて幸せで心があったかくなれる存在だったんだと、この20数年間ではじめて気づいた。今までのわたしは、誰に対しても壁を作って猫をかぶりまくって接してきたから。
でも、ケアストレスカウンセラーの試験を受けて、勇気を出してwebの研修とフォローアップ研修に参加したことで、初めて「この仲間たちの前では、ありのままの自分でいていいんだ!」と心から思えた。
自分の叶えたい夢に向かって、確かに前に進んでる。
まだまだひよっこだけど、カウンセラーとしての長所や短所にも目を背けず、まっすぐ向き合う勇気と自信もついた。
あとは次回のブラッシュアップ研修で、ひたすら場数をこなして、実務スキルを身につけるだけ。
わたし、あのメンバーと出会えて本当によかった。
出会わせてくれて本当にありがとう。
降りしきる雨の音をBGMに毛布に包まりながら、メンバーにありがとうと心の中で感謝を伝えた。

それは全然いいんだけれど、めっっっちゃお尻が痛い!!!足も痛い!!!なんだこれ?!
そりゃそうだ。だって2日間、ずっと座りっぱなしでカウンセリング練習ざんまいだったんだから。
まるでおしりが煎餅になったような感じ。
なんとかスマホの電源を入れると時刻は6時。
よし、二度寝だ。今日は特別。
だって今日は夏休みなんだもん!絶対にフォローアップ研修でウハウハして、次の日ダウンして働けない自覚があったので、事前に上司に「この日は絶対休みます!」と強気で訴えた。(しかも、すんなりOKが出た)
あんまり寝すぎるのもよくないので、7時までラジオを聴きながら惰眠をむさぼることにした。

そして1時間後の7時。
起きたくねー!!!と思いながらも、今日は親友と届いた日本酒のzoom開封式をすることを思い出し、どうにか体を起こして顔を洗いに洗面所へGO。
いったん体を起こしてストレッチをしてしまえば、あとはどうにでもなる。
平日の昼間っから酒を楽しく飲めるんだ。8月に休まず働いて本当によかった。グッジョブ、わたし!
まだダンボールに包まれたままの日本酒を尻目に、研修で凝り固まった筋肉や血行を念入りにほぐした。
あー!はやくみんなに再会したいー!
プロテインを飲みながら、すでに再来週の研修を待ち遠しく感じた。

さて、飲み会まで何をしようか?
せっかくの休みだし、時間は有効的に使いたい。
そこで、昨日の研修でアロマの話で盛り上がったことを思い出した。
アシスタントの方に、小さくてかわいいポーチに入った様々なアロマの香りを楽しませてもらった。
そこで、ふとアロマもケアストレスカウンセラーの活動に取り入れられたらいいんじゃないか?と考えた。
カウンセリングを受けつつ、同時に相談者さんのストレスを軽減させられるような香りをアドバイスする。
……いいじゃん、いいじゃん!!
そして、気がついた時には11月1日のアロマテラピー検定に申し込んでいた。ついでにAmazonで公式テキストと問題集、試験対象の精油サンプルのセットを購入した。

来週はスキューバダイビングの説明会。再来週はケアストレスカウンセラーのブラッシュアップ研修。
そして11月はアロマテラピー検定。
なんかもう忙しくてしょうがないけれど、やりたいことができて幸せなら、それでいいじゃないか!
はやく勉強を始めたくてしょうがない。
人生でやりたいことが、またひとつ増えた。
死ぬまでにやりたいことリスト100にちゃんと書いておかないと!(あとで速攻で書いた)

そういえば、昨日の研修で講師の方に「小説を読むといいよ」と言われたのを思い出し、久しぶりに武者小路実篤の『愛と死』を読んだ。
武者小路実篤の作品を読みはじめたのは、たしか高校1年生に上がるか上がらないかのころ。
はじめて実篤の『友情』を読んだとき「失恋の物語なのに、こんなに美しい言葉と文章で表現する人がいたんだ!」と驚かされた。同時に、独特な言葉選びに一目惚れして、気がついたら実篤の作品ばかり読むようになっていた。
大学受験をする時も、実篤の母校であることを理由に学習院大を第1志望にしていた。
結果は不合格だったけれど、大学の卒論は実篤の『真理先生』を題材に、実篤の作品に興味をもつ評論家がもっと増えてほしいと訴える論文を講師に提出した。
社会人になってからは、実篤の本どころか小説を読む機会が劇的に減ってしまった。
けれど、小説を読むことが嫌いになったわけではないし、自分の傾聴スキルを高めることに繋がるならと思い、押し入れに眠っていた実篤の本を引っ張り出してきた。
久しぶりに実篤の小説を読んでみたら、学生時代とは違う読み方ができたように感じられた。
傾聴スキルの基本をみっちり学んだせいか、登場人物の思いや感情にフォーカスを当てて読むように心がけている自分に気づいた。
そして、どうして講師の方が「読むのは小説がオススメ」と言ってる意味がちょっとだけ分かった気がする。
小説には登場人物がたくさん登場するし、各々によって物事の捉え方や感じ方の違いが文字をもとに汲みとることができる。
そして、それを繰り返すことによって、対面での会話でも相手の感情にフォーカスして話を聴けるのでは?という気づきを得られた。
最近はアドラー心理学ばかり読んでいたけれど、たまには小説を読むのもいいなぁと思えた。

14時を過ぎたころ、親友から「そろそろはじめる〜?」と連絡が届いた。
わたしはいつでも酒を飲める状態だったので、予定どおり14時すぎから親友との飲み会を開始。
先日の土曜日に届いた刀剣乱舞の薬研藤四郎をイメージした日本酒の開封式からはじめ、鬼レモンも飲みながらゲームの話や近況報告についてダラダラと楽しい時間を過ごせた。
飲み会の途中、わたしが「テレ美ちゃん描いてみてよ〜!」と頼んでみたら、親友は「あいよ〜」と快く引き受けてくれた。
そして出来上がったテレ美ちゃんの擬人化イメージがこれ。

あまりにもドンピシャすぎて、PC越しにギターを抱えながら深々とお礼をした。
「どうか謝礼を払わせてくれ!」と頼むと、親友は苦笑しながら「え〜別にいいよ〜。でも強いて言うなら久しぶりにmarina*の手作り紅茶クッキーが食べたい」と言われた。
高校時代、わたしは日曜に紅茶のクッキーを大量に作って親友はもちろん、部活のメンバーに手作りクッキーを振る舞っていた。
とくに親友は、わたしの作る紅茶クッキーが大のお気に入りらしく、飲み会をするたびに「また作ってくれ!」と頼まれる。
けれど、適応障害で休職してからというもの、お菓子づくりを全く出来なくなってしまった。
理由としては、どうせ自分が作ったものなんて誰も喜ばないし、美味しいと思ってくれないと思い込んでたから。休職中は毎日「どうせわたしなんて生きてたって仕方ない」と思い込んでいたから、大好きだったお菓子づくりに対しても自信喪失していた。
だけど、親友は休職して音信不通だったことも責めなかったし、またわたしの作ったお菓子を食べたいと言ってくれた。
その言葉を聞いた瞬間「嗚呼わたしは、ちゃんと誰かに生きることを求められてるんだ」と素直に思えた。
そう思ったら、こんなに素晴らしい親友は後にも先にも現れてくれないな、と感じた。

たった1日の夏休みだったけれど、こんなに充実した時間を過ごせたのは初めてだった。
多分そう思えたのは、紛れもなく親友のおかげだなぁと、しみじみと感じられた。
ケアストレスカウンセラーの研修メンバーと出会えたことも嬉しかったけれど、やっぱり社会人になっても中学時代から付き合っている親友の存在は、かけがえのない縁で繋がっていることを実感した。
もし神様がいるなら、親友と出会わせてくれたことに心の底から感謝したいと思えた。
親友と出会わせてくれて本当にありがとう。
そして、社会人になってもコンスタントに連絡し合える関係を構築させてくれてありがとう。
わたし、親友のことが本当に大好きだ。
どっちかが先に結婚しても、おばあちゃんになっても、学生時代と変わらないテンションで楽しくやりとりしたい。

さて、親友へのお礼のクッキーを作らなきゃ。
でも、やっぱり出来たての美味しいクッキーをプレゼントして食べてもらいたいから、まずは直接会って話せるタイミング作りをしないとね。
絶対に「あー!やっぱり美味しい!」と言ってもらえるクッキーを作ってあげなきゃ!

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