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〈番外編〉オーデコロンの原点「ケルンの水」を楽しむ*ヨーロッパのさわやかを味わう再現レシピ

「香水といえば?」と聞かれたら、あなたはどんな香水を思い浮かべますか?
シャネルの「No.5」でしょうか?
それとも、コティの「シプレ」?
あるいは、ディオールの「ミス ディオール」?

身体や衣類にまとって香りを楽しむ香水(フレグランス)。現代では、世界中で毎年およそ600品もの新しい香水が生まれています。 
…とは言っても、香水は毎回ゼロから新しいブレンドをもとに作られているわけではありません。 
古くから好まれている香りや、過去に大流行した香水をベースに、プロの調香師さんが少しずつアレンジを加えるのが主流です。 

さて今回は、18世紀初頭のドイツで大流行し、オーデコロンの語源にもなった「ケルンの水」の再現レシピをご紹介◎ 

「ケルンの水」の作り方
■用意するもの(出来あがり量約50ml)
・無水エタノール… 10ml
・精製水… 40ml
・用具… ガラスビーカー、遮光ガラススプレー瓶、ラベルシール
※ガラス棒は割りばしでも代用可

■精油の例(1滴は0.05ml)
ベルガモット … 5滴
ネロリ … 2滴
ラベンダー … 1滴
ローズマリー … 1滴
メリッサ … 1滴

①遮光性のガラススプレー瓶に、ビーカーで計った無水エタノールを入れる。

②精油を①に加え、一度フタをして振り混ぜる。

③無水エタノールと精油がよく混ざったら、②に精製水を加えて、さらに振り混ぜる。 

④作製日やレシピを記入したラベルシールをスプレー瓶に貼って、完成。

◎注意&ポイント◎
・かならず精油と無水エタノールを混ぜてから精製水を加えましょう。

・容器をよく振ってから使用しましょう。

・約2週間を目安に使い切りましょう。

・目や口などに入らないよう十分注意しましょう。

・ベルガモットは光毒性(ベルガプテン)が含まれているため、使用後に紫外線が肌にあたる場合は使用を避けましょう。色素沈着やシミなどの原因につながります。

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