朗希のメジャー

プロ野球から海外FA権を持たない選手が大リーグに移籍するためのポスティングシステムの申請期間が17日に終了。ロッテの佐々木朗希投手は手続きを行わなかった。

 この間の経緯は明らかにされていないが佐々木がロッテ球団にFAでのメジャー移籍を申しいれたのは間違いなく、その場合所属球団が制度利用を認めると、日本野球機構を通じて大リーグ機構に契約可能選手として通知されるがその前の段階での消滅は球団との話し合いで容認がえらなかったという事だろう。

 この件についてロッテ吉井監督は「ポスティングを要求するのが僕だったら球団に対してもう少し恩返しをしてからじゃないと駄目じゃないかと思ったりするけど個人の野球人生なので朗希がどう考えているかは私がとやかく言う事はないと思います」と話している。

 「5年育成計画」5年目の来季について「中6日登板、投球回数150イニング」のノルマを課していた。その際メジャー行きに関しては「入団する時にはいずれはメジャーに行きたいですと言っていたりするのを聞いたが最近はどうなっているか聞いていない」と明かした。

 その佐々木の今季はWBCのメンバーで投げ、開幕から3連勝したが後半戦は中指のマメ、左わき腹の肉離れ、発熱で3度戦列を離脱。レギュラーシーズンは15試合に登板、7勝4敗、防御率1.75だったが規定投球回数は達成出来なかった。165kmの直球は大リーガーに伍していけるとしても大事に使ってもらっているロッテでも故障が絶えないからだが心配だ。

 聞くところによると来年、FA再挑戦を考えていると言われるが認められるまでに克服せねばならない課題が多い。

令和5年12月20日

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