岡田、爆弾提案
昨年8月のDeNA戦で2盗でアウトになった熊谷の判定を遊撃のブロックといいアウトをセーフにした「審判にも負けるものか」の阪神岡田監督がこの16日、東京で開催の監督会議で「3つ言いたい事がある」と手ぐすねをひいている。
1つ目は記録員に物申す。記録員というのはその打球がヒットだったかエラーだったか判定する人で試合中はネット裏にいるが岡田はそれは仕方ないが、試合前にグランドに下りてきてグランドの状態を見ろという。雨上がりだったら土は水を含んでいる。一方天気が続いているときは乾いている。打球のはずみ具合が違う。
そのうえ甲子園はスタンド、広島は記者席と記録員の席はグランドから離れている。そんな事で正確な判定が出来るかが物言いの動機。
「アウトかセーフで打者は打率が違ってくるし、野手は判定がゴールデングラブ賞に響いてくる。投手は防御率にかかわってくる。エラーやったら自責点にならない」と岡田。「昔河野(祥一郎)さんという記録員がいた。練習中にグランドに下りてきて『なんか今日はようはねるな』とか言っていた。土のグランドはそうでないといかん」。
2つ目は対審判。「テレビの実況中、ヒットを打った選手が1塁に達すると後ろの審判に帽子を取って挨拶するのをよく見る。これに審判はこたえとる。あれは見苦しい。わしらの時代は審判は敵やった。帽子を取って挨拶したから言うてアウトがヒットに変わるか」。監督会議には審判部長も出席する。「もちろん言うよ」。
3つ目はドラフト会議の進め方。「紙もう一枚増やさないかん」紙とはそのうちの1枚に当該選手の名前が書かれている用紙。「3球団が競合していたら今は3枚入れてるわな。あれ1枚多く3球団だったら4枚入れなあかん。最後に引く球団は2者択一にならないかん。全員当たりや無かったらもう1回一からやり直したらええね。えらい盛り上がると思うで」。
以上3つの岡田の提案。16日の監督会議でどんな答えが出るか。興味津々。
令和6年1月6日