才木、また文句

本拠地のマウンドでそんな事があるのか理解しがたいが、19日、甲子園球場でのヤクルト戦に先発した阪神の才木が2点リードの6回で降板、石井と代った後試合中の取材で1回2点取られた原因を聞かれ「ブルベンと試合のマウンドが違っていた」と明かした。

 ありえない話だが才木がそう感じたとしたらそうだったのだろう。それが原因かどうかはっきりしたところは分からないが立ち上がりの才木の投球がおかしかったのは事実で無死丸山和に中前安打。西川三振の後長岡遊撃内野安打で1、2塁。村上3-2後四球で満塁。サンタナの左犠飛で1点、後オスナ中前安打で2点目が入った。

 ヤクルトは石川が先発。一つ勝てば入団以来23年連続勝利の偉業達成だがそれが遠い。2回無死渡辺諒の打球を遊撃長岡がはじき、続くノイジー左翼線に打ち2、3塁。後梅野の右犠飛で1点。木浪も右中間に飛球、ヤクルトの中堅丸山、フェンスにぶつかり捕球したが犠飛、3進していたノイジーが帰り同点。

 阪神は4回続投の石川を攻め無死ノイジー、梅野、木浪が3連続安打で満塁。才木3-2後6球目がボールになって押し出しで勝ち越しの1点。近本セオリー通り1球目を打ち右前タイムリー、4-2にした。

 その後はマウンドに慣れたのか直球中心の投球が出来るようになった才木が6回まで0に抑え投球数が122に達したことで交代。7回から石井。一方のヤクルト4回途中から石川リリーフの大西と3人目の長谷川が頑張り追加点を取られなかった。

 それで阪神2点を守るべく8回ゲラ。こちらは試合開始時から降り続いた雨の影響と思われたがマウンドの土を気にして先頭のオスナをストレトの四球、後ボークで2塁に進まれたが2死後山田のライナーを前進捕球の近本の美技に救われた。

 その裏阪神ヤクルトエスパーダ、山本大から4長短打で3点。9回は浜地で締めた。なんやかんやら言いながら才木は5勝目。勝ち星でリーグトップにたった。

令和6年5月20日

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