巻き返しは投手陣から
阪神は23日、甲子園でのDeNA戦、雨が降り天気予報が悪くても試合開始ぎりぎりまで中止を決めないのにデーゲーム、試合開始予定午後2時の3時間前午前11時にノーゲームにした。相手のDeNAは打線好調、当たらぬ神に祟りなしで予報に便乗したとの声もあったが、岡田監督、それにとどまらず中止を投手のローテーション変更に利用した。
23日、試合があれば才木が先発の予定だった。それが雨で中止、ローテーション通りなら次回登板は7月2日だったがそれを変更、次の試合25日、倉敷での中日戦に登板させる事に決め、25日倉敷で投げる事になっていた村上27日の中日戦にずらした。
岡田監督をこの変更を「調子のええピッチャーから行くという事やろな」とさりげなく言ったが25日は週はじめ6連戦初日の火曜日、エースの投げる日で今年は昨年セリーグMVPの村上がその役をになっていた。
ところが前年の疲れがあるのかこれまで2勝5敗、4月30日広島相手に1失点完投勝利以来4連敗中。このためチームも大事な火曜日3勝6敗2分けだ。これでは気勢は上がらない。改変には先発を代えるのが手だったが下手に動くと事態を一層悪くする。
思っても逡巡したことが才木が8連勝して台頭、交代の人材が整い、その上雨による試合中止が交代を決めてくれた。こういう交代は村上が一言居士だとしても従わざるを得ない。
代わって火曜日の男になった才木は「凄くありがたい。継続してやっていけるようにしていきます」次の火曜日は7月2日、24日現在2ゲーム差で首位の広島が相手。火曜日の男は自覚「出来るだけ最少失点におさえるというところ火曜日だったら大事かな」と約束した。
ところで岡田監督、2軍調整から復帰しているゲラについて「仕事は一度楽なところで投げさせてから」と言い、もう一人の抑え岩崎も背中の張りを訴えている事情もあって石井の抑えというプランも持っている。一向に上昇の気配が見えないが投手力のリカバリーは心配ない。
令和6年6月25日
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