阪神勝てない

オープン戦は勝敗を気にする事は無いと言うが負けるより勝つ方がいいしその負けが5試合続き、未だ勝ち星無しとなると穏やかでなくなってくる。前日3日も日本ハムに4点のリードを守れず逆転負け連敗を重ねた阪神はそういう状況になりかけていて7回一挙5点を取られた及川を怒る岡田監督にそんな感じがあった。

 「全ての原因は四球からだと思う。そこは本当に見つめなおさないといけない」。7回の及川の投球。1死後浅間に左前安打、2死後連続四球で満塁。今川、江越の連続安打で1点差にされ、なお2死2、3塁で郡司に左前にタイムリー、2点取られ逆転された。

 この試合及川は6回から登板、3イニング投げた。失点は7回だけだったが、岡田監督はその原因として走者の有無によってみられた投球モーションの違いを指摘。「無走者ではゆったりしたモーション、走者を出すとクイックで投げないかん。それでコントロールが悪くなり球威も落ちてくる。その辺はやっぱりクリアせんと1軍で長いイニングはしんどい」と語った。

 及川は「またチャンスをもらえるか分からないけど終わった事はしようがない。しっかり反省していきたい」と次回にかけた。阪神は5日の楽天戦から甲子園でヤクルト、巨人と5試合。その後はビジターで10試合オープン戦がが組まれている。
開幕はオープン戦終了4日後の29日。これからそれに備えての準備に主眼を置かねばない。選手の起用も当然変わってくる。投手陣は門別、岡留が1軍の力をつけてきたようで及川の伸び悩みは知った事ではないが野手は前川が合格しただけで井上、野口は連敗で余裕をなくしている1軍から2次試験の声がかからなかった。昨年のメンバーにプラス前川が今年の野手の陣容。「試合に勝つ仕事は俺がやる」と言ってきた岡田監督、5日の楽天戦からその仕事にとりかかる。

 5連敗がそれに与える影響。ない事はないと思う。

令和6年3月5日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?