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フランスから学ぶべき点は、根性、孤高、そして勝利のみである

シリーズ累計35万部! 日本人のフランス観を根底から覆す

日本人が学ぶべきはフランス革命やナポレオンではなく、マザランやタレイラン、そしてドゴールである。日本人の“フランスびいき"が、実は幻想であったと気付かせる一冊。

下記のサイトより

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594076535

日本人が割と好きな国の1つがフランス。ただ、フランスといえば、ナポレオンだったり、フランス革命だったり、あるいは、ベルサイユのばらだったりとするわけだが、本書はそれ以外のところから学ぶべきことがあるという。
フランスの歴史上、傑出した人物といえば、マザラン、タレイラン、ドゴールの3名であり、それぞれが卓越した個人の力量を基礎に、フランスを大国たらしめた功績をもつのだが、それをうまくまとめた表現が、「根性、孤高、勝利」である。
根性は諦めない芯の強さであり、戦いに一度は敗れても敗北は認めずに戦い続けるという気持ちである。孤高は大国たろうとする態度であり、マザランは当時の世界覇権国であるスペインを完膚なきまでに潰し、タレイランはナポレオン戦争後の敗戦国のはずが手練手管で国家の解体を阻止し、ドゴールは暫定政府でありながら大国の1つとして振る舞った。
そして、一番大事なことは勝者側にいることである。今の戦後大戦を見ればわかるとおり、ロシアや中国のような国が大国然として正義側にいるのは第2次世界大戦で勝利側にいたからである。ボコボコにされながらも、最後は勝利側にいるフランスという国は侮れないし、マザラン、タレイラン、ドゴールのような人物が出てくる土壌は素晴らしい。もっとも、これくらい傑出した人が出る前になんとかできるのではないかという疑問もあるのだけど。

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