アクション下手が少しだけかじったDead by Daylight #4
りんたです。
前回まで、Dead by Daylight (DbD) について、簡単に説明してきました。
ざっくりまとめると、
・4人のサバイバーと1人のキラーで対戦する
・サバイバーは5台の発電機を協力して修理した後、ゲートを開いて脱出する
・キラーはサバイバーの作業を妨害し、1人でも多く処刑する
・サバイバー、キラーともに「パーク」と呼ばれる能力を駆使し、目的達成を目指す
といった感じでしょうか。
今回は、DbDの良い点と悪い点を簡単にまとめてみようと思います。
最後にプレイしたのも1か月近く前なので上手く書けるかはわかりませんが、頑張ります。
良い点
よくできたゲームシステム
一般的に対戦ゲームにおいては、プレイヤー同士は可能な限り対等な条件に置かれることが多いです。
スマブラやストリートファイターのような格闘ゲームも、
APEXやFortniteのようなシューティングゲームも、
あるいはパワプロやFIFAのようなスポーツゲームも、
対戦を行うプレイヤー同士の条件は基本的に対等です。
(キャラやチームの相性等によるその場での有利不利はありますが、双方ともにそれらの選択は平等に行うことができるので、まあ対等とみなしてよいでしょう)
しかしDbDというゲームにおいては、対戦者同士の力関係が極めて歪。
方や強大な力を持ち、1対1で向かい合えばサバイバーを蹂躙できるキラー。
方や力では劣りながら、数と視点のアドバンテージでキラーを翻弄するサバイバー。
ゲーム開始時点で、両者の立場は全くもって対等ではないのです。
事実、運営側はこのバランス調整に苦慮してきた(している)ようで。
まあ僕はそれを肌で知っているほど長くやってきたわけではないんですが。
その割には、(あくまで1サバイバーとしての視点ですが)勝敗が現実的な範囲に収まっているのではないかと感じます。
正確な数はわかりませんが、僕の通算脱出率はたぶん5割程度。
キラー側の実情はよくわかりませんが、一般的なキラーの殺傷率(たぶん、処刑したサバイバー数÷全サバイバー数)は5割台とかっぽいです。
あくまでもキラーとサバイバーの歪な力関係のわりには、ですが、十分なゲームバランスが取れていると思います。超上級者たちの間ではそうでもないらしいんですけどね(他人事)
あとDbDは、キラーにしてもサバイバーにしても、負けても明確に得られるものがあるというのもポイントです。
経験とかそんなあいまいな概念ではなく、「ブラッドポイント(BP)」と呼ばれる共通ポイントです。主にキャラクターの「パーク」やその他アイテム等の獲得のために使います。
脱出するなり多く処刑するなり、内容が良ければ多く手に入るものではありますが、上手くプレイできなくてもある程度はもらえます。
DbDをプレイするにあたってはこのBP集めが大きなモチベーションになってくるのですが、有用なポイントがどう転んでも確実に得られるというのは、対戦ゲームとしては結構貴重なシステムだと思います。格ゲーとか負けたらポイント下がっておしまいだからね。
受け入れ間口が広い
DbD第1回の記事でも紹介した通り、DbDは「非対称型対戦サバイバルホラーゲーム」という、唯一無二のなんかすごそうなジャンルのゲームです。
これだけ聞くと「なんや難しそうやな」という感じなんですが、
実際にプレイしてみると、多くのゲーマーにお勧めできるなと思います。
皆さんはどんなゲームが好きですか?RPG?格闘ゲーム?FPS?
まあ何でもいいです。DbDをやりましょう。
RPGやシミュレーション、ストラテジーが好きなあなた。DbDをやりましょう。
これらのゲームはパーティーを組んでその中で各キャラに役割を持たせつつ大きな目的の達成を目指す…というのが王道の流れだと思うのですが、DbDのサバイバーはまさにこの「ロールプレイング」です。
発電機の修理に専念するのか、キラーとのチェイスを受け持つのか、果敢に救助をして回復役をこなすのか。パーティーの一員になったような気分でプレイできます。自分に合った役割を探してみましょう。
格闘ゲームや対戦ゲームが好きなあなた。DbDをやりましょう。
これらのゲームは絶え間なく変化する状況の中で読みあいをこなし、素早い判断で相手の優位に立つことが重要です。
サバイバーでもキラーでも、チェイスはこの読み合いと状況判断の連続です。熱い「駆け引き」が楽しめますよ。どちらかといえばキラーの方がお勧めかな。
FPSやTPSが好きなあなた。DbDをやりましょう。
キラーの中には、飛び道具を放ってサバイバーに攻撃できるキャラクターが存在します。
エイムの上手な人がこのタイプのキラーを使うと本当に強いです。たぶんサバイバーをバタバタとなぎ倒せます。培った「エイム力」で無双してやりましょう。あ、DbDはPC版もあるのでご安心を。ジャイロは非対応です。
ホラーや潜伏アクションが好きなあなた。DbDをやりましょう。
まず世界観そのものがホラー。そしてキラーの陰におびえながら作業を進める感覚は、まさにホラーゲームのそれに近いものがあります。
キラーが近づいたときは、身を隠すのか、それとも勇敢に立ち向かうのか。その選択を楽しむこともできます。
またサバイバーはそもそも、キラーに見つからずに作業を進行できることが理想です。キラーの位置と視線を読み、素早く的確に移動し、任務を遂行する。そういった「スニーキング力」もまた、DbDでは役に立ちます。
ソシャゲやカードゲームが好きなあなた。DbDをやりましょう。
このゲームでは「パーク」という能力を4つまで装備することができます。
その効果は千差万別。4枚という制限の中で、自分好みの編成を見つけて試す。ソシャゲやカードゲームの醍醐味ともいえる「デッキ構築」が、DbDでも楽しめます。一部カードの獲得にリアルマネーが必要という点も、なんだかそっくりですね(小声)
…とまあこんな感じで、DbDは幅広いジャンルのゲーマーたちを受け入れられる、よくできたゲームです。
あなたも何か引っかかるものがあれば、ぜひ、DbDをやりましょう。おもしろいですよぉ~?
悪い点
正直な話、ただの僕の愚痴なんですけどね。
あまり気持ちいい話でもないと思うので、さっと書きます。しばしのお付き合いを。
良好ではないゲームバランス
良い点のところで「十分なゲームバランスが取れている」と書きましたが、「十分」なだけで「良好」ではありません。
サバイバーとしてプレイしていると、キラーの理不尽とも思える能力やパークに苦しめられることが多々あります。
事実、キラーのうちよく見かけるのは全キャラのうち半分もいません。で、そのパーク構成もだいたい同じようなものばかり。
逆にキラー側から見ても同じでしょう。サバイバーも一部の強力なパークで装備を固めている人が多く、中にはキラーの不満を一心に集めているものも存在します。
強力なものに頼りがちになるのは、対戦ゲームである以上避けられない宿命ではあるんですけどね。
格闘ゲームなんかと違って相手と向かい合い続けているわけでもないので、「いろいろな人と対戦している」という感覚にはなかなかなりづらいです。
自分の実力がわかりにくい
あくまでもサバイバーの側に限った話ではあるんですが。
僕がDbDをプレイしていて、一番不満に感じていた点です。
これまで説明してきた通り、サバイバーは4人1組となってキラーに立ち向かいます。そして、1人ひとりのサバイバーができることは基本的にそれほど大きなものではありません。
例外は「チェイス」です。ここがDbDの腕前が最も如実に表れる場面といってよいでしょう。サバイバーの方がうまければ延々と時間を稼げますし、逆にキラーの方がうまければ一瞬でサバイバーを倒せます。そしてこのチェイスにかける時間の長短が、勝敗に直結するといっても過言ではありません。
僕自身はチェイスが下手というのもあり、なかなかここで活躍することができず。
脱出できなかったときは自分が下手だったから、はまだいいんですが、脱出できた時は味方がうまかったかキラーが下手だったか、という感覚がどうしてもぬぐい切れませんでした。自分の力で脱出を勝ち取った、という経験は片手で数えるほどしか覚えていません。
ちなみにキラーでやればこの感覚はかなり薄れると思います。僕はやりません。
トレーニングモードがない
とはいえ、下手なら練習すればいいのです。
しかしこのゲーム、練習用のモードが存在しません。対人戦のぶっつけ本番以外に上達する手段がありません。一応上手い人の動画見るとかはありますが、動画勢だけやってても上手くならないし…
CPU戦とか格ゲー並みのトレモを用意してくれとはさすがに言いませんが、
せめてパークをつけて各マップを自由に散策できるモードくらいは欲しいです。サバイバーとキラーを1体ずつくらい立たせておけるとなおよいです。
運営さん、なんとかなりませんかね?
終わりに
ということで、あれこれ書いてきました。
一応今回を僕のDbDプレイ日記の総まとめとしたいと思います。
予告通り、これでDbD記事の更新は終わりです。
最後に愚痴を書いておいて言うのもなんですが、僕はキラー側をほぼやっていない以上、このゲームは半分も楽しめていません。紹介できたのは、DbDというゲームの、よくて3割くらいの部分でしょう。
これ以上DbDについて知りたければ、他のサイトや動画を見るか、あるいは自分の手でDbDをプレイしてみることをお勧めします。
今回書いた通り、何かしらのゲームのプレイ経験があれば、どこか面白いと思える箇所があるはずです。
あと、僕と一緒にDbDをプレイしたいというもの好きがいれば、ぜひ誘ってください。大した力にはなれませんが、可能な限りの助力はします。
ではまた、次のゲームで。
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