【 「きみだけの地図」と「ぼくだけの地図」がある。 】
こんにちわ。
オンラインコーチング There will be answers.代表の
常岡洋人(つねおかひろひと)です!
「つんさん」とお気軽に呼んで頂けると嬉しいです。
突然ですがみなさん「世界地図」を思い描いてみて下さい。
いかがでしょう、うまく思い描けましたか?
では、その地図の中央にある国はどの国でしょうか?
これを読んでおられる多くの方は「日本」とお答えになるのではないでしょうか。
でも実は国によって売られている「世界地図」は違うんです。
日本で売られている地図は「東京」が中心に描かれ、
イギリスで売られている地図は「ロンドン」が中心に描かれています。
南アフリカで売られている地図は南が上、北が下になっています。
もちろん、どの地図も同じ「地球の表面」について描かれています。
NLPの考え方の一つに「地図は土地ではない」という言葉があります。
言い換えるなら
「地図」→「人が表現したもの」
「土地」→「実際の物理的なこと」
さらにわかりやすく言うと
「同じ出来事に出会っても、人によって見えるものも、聞こえる音も、感じることも、その解釈も、どう表すかも違う」という考え方です。
例えば、私が「東京が中心の世界地図」を見ていて、
あなたが「ロンドンが中心の世界地図」を見ていたとしましょう。
そこで二人で「東京からロサンゼルスへ行く方法」を確認しています。
私は東京が中心の世界地図を見て「右にまっすぐ行けばいいですよね」と言います。(東西南北はさておき、地図上の話です。)
あなたはロンドンが中心の世界地図を見て「いや?右に行っても国なんか無いから、左に行かないといけないよね」と言います。
私は「何いってんの?右に行けばアメリカがあるじゃない!」。
あなたは「そっちこそ何言ってんだよ!日本の右なんて、なんにもないよ!」。
私は(バカにされている?それとも、この人は地図も読めないのか?)と感じます。
あなたは私をバカにしているわけでも、地図が読めないわけでもありません。
むしろ私に対して(からかわれてるのか?いじわるしようとしているな!)と感じてしまうかもしれません。
なぜこんなことになるのでしょうか。
そうです、お分かりの通り2人は「相手も自分と同じ地図を見ている」と思い込んでいるからですね。
どちらかが正しいわけでもありませんし、どちらも正しいとも言えます。
「メルカトル図法」で描くのか「正距方位図法」で描くのかによっても、まるで違う地図が出来上がりますよね。
さらに言えば、地球は丸いので「まっすぐ右」に指をさしたら、その先は「宇宙」になりますよね。
このように地球という「同じもの」を描いても全然違う地図が出来上がるのです。
はたから見れば、コントのように見えるこの状況ですが
人間関係のトラブルは、「同じものを見ているから、自分と同じ認識をしているはずだ。」という思い込みで起こることが非常に多いのです。
「なんでそんなヒドイことするの?」という憤りは
「同じ価値観なら、絶対しないようなことをされた」ことへの憤りであり
「どうしてわかってくれないの?」という不満は
「同じ価値観なら、絶対わかるはずのことが理解されない」ことへの不満なのです。
「人はみな持っている地図は違う」という前提に立てば、
どちらの現象も「自然なこと」であることがお分かりになると思います。
パートナー、親子といえども「持っている地図は違う」のです。
だからこそ、人間関係で憤りや不満を感じたときには
相手に、自分に見えているもの、受け止めたことを言葉にして伝えてみましょう。
「わたしには、こんな風に見えていて、聞こえていて、解釈している」と。
そして相手の考えていること、見えているものを訊いてみましょう。
お互いの「地図」を見せ合うことで、新たに共通の認識が生まれ、
わかりあえる状態「二人の地図」が生まれてきます。
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では、今日も生きたいように生きる一日を!
オンラインコーチング
There will be answers.(ゼア・ウィル・ビー・アンサーズ)
代表 常岡 洋人(つねおか ひろひと)