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素直・コミュ力・協調性・責任感があって初めてリーダーシップが語れるって思う

(1)ハイというのは素直じゃない!


「ハイというのは素直じゃない」授業をしている中で学生によく言う言葉。。。「ハイは否定の言葉」面接練習をしているときに学生によく言う言葉。「ハイ」「ハイ」「ハイ」どんな質問にも「ハイ」と答えてみる。たまにやる遊び。。。「この問題わかった?」「ハイ」「難しかった?」「ハイ」「じゃあこの類題やってみて」「ハイ」「できないじゃない」「ハイ」「もう一度説明するね」「ハイ」「わかった?」「ハイ」このぐらいまでやると大抵「いい加減にして」と言われます。

「この問題わかった?」の質問に対して私たち教員が求める回答「この問題の解法は○○○○ですね」「そうそう、わかってるね」「ハイわかりました」こんな感じ。このように回答してくれると私も学生がその問題をわかったかどうか理解できる。わかり合えるということ。

素直さを言うことをきくことと思っている学生がたまにいるけど、素直さは受け入れる気持ちと思う。心から理解したいと考え相手のはなしを聴く。理解したうえで受け入れる。心から理解したいと思うから確認する。確認したうえで心に入れるこれが素直さ。

良く誤解されるけど「受け入れる」と「同意する」は別もの。自分のすべてを受け入れてくれる唯一無二の存在が「母親」。。。自分のことをなんでも知りたいと考えてくれてチョットうざい。たまに自分を受け入れてくれたうえで自分のこと考えてくれて本気で怒ってくれる。でも、どうしようもなくなったときに最後まで味方でいてくれる。素直な気持ちで私たちと向き合ってくれる。この年になってもありがたい存在。

(2)コミュニケーション能力ってなに?

さて素直さを定義したところで、次は本題コミュニケーション能力。コミュニケーション能力の目的はわかり合うこと。わかり合うために一番難しいことは「相手に自分とわかり合いたいと思ってもらうこと」って思う。だって、相手のことはコントロール出来ないのだから。どのような状態になる相手は分かり合いたいと思ってくれるかって考えると案外簡単かも。

人は自分を受け入れてくれる人に好意を持つもの。自分のことを心から理解してくれる人を好きになるもの。(受け入れる≠同意する)(受け入れる≒理解する)相手にそのように思ってもらうために自分が唯一出来ることはきくこと。「聞くこと」=耳できく・「聴くこと」=心できく・「訊くこと」=口できく・「利くこと」=目できく(目利き)。それを繰り返すことがわかり合いたい気持ちをつくるって考える。わかり合いたいって気持ち=オープンハートをつくることが最初で、相手のオープンハートをつくることが一番難しいって思う。

さて、相手のオープンハートをつくることができたら次は自分。相手のオープンハートができた時、相手はあなたのことを知りたくなっている。「自分のことを知りたがったあなたを知りたい」っていう感じ♡…そうなったらしめたものであなたの知って欲しいことをいっぱい話してみる。相手は自分のオープンハートをつくってくれたあなたの話を「受け入れてくれる」心ができている。つまり、お互いのオープンハートで理解が深まるって感じ。これで分かり合うことができる。これがコミュニケーション。

(3)さて、チームをつくる協調性の出番

コミュニケーションが取れれば次はチームづくり。それぞれがそれぞれを受け入れたうえである目的に対して向かうとベクトルを合わせることができる。それのベクトル合わせが協調性。

お互いがお互いを尊重し…というよりも様々な解決方法から最も解決に近いと考えられるものを探し出し、その解決方法に向かって皆がベクトルを合わせるって感じ。。。よく学生が「みんなの意見を取り入れて」とかいうけど…それだと目的は仲良くすること。問題解決に向かっていない。お互いを尊重することは大事だけど、みんなの意見とかどうでもよい。大事なのは解決に一番近い意見。それが誰か一人の意見だったらそれでも良いし、みんなの意見を取り入れたものがそれだったらそれでも良い。その一番解決に一番近い意見を調整し、受け入れて、実行することが協調性。決して無理やり納得して従うことではない。

(4) 最後はリーダーシップ

リーダーシップはチームで成し遂げる力。これは、責任感と協調性の合わせ技。責任感は成し遂げる覚悟。「責任をとる」は成功させること。

例えば「責任をとるのでこの仕事任せてください」は言い換えると「100%成功させますので仕事を任せてください」ということ。政治家が「責任をとって辞めます」っていうけど、あれは「責任をとれずに辞めます」が正しいと思う。責任感があるは「成し遂げる覚悟を持ちどんなことをしても成功させる」という心を持っていること。

責任感を持ち協調性を発揮してチームを成功に導くことがリーダーシップ。成功に導くためは皆の心を一つにすることが大切。

正解がわかるタスクに取組むとき最も効果的なリーダーシップは軍隊式。チームを引っ張って強引にでもやらせる方法。リーダーシップは一人が持てばよい。そのうえでリーダーのもと全員が結束する。

でも、現在、頭脳労働者に求められるタスクは正解がないタスク。解決するやり方を誰も知らないわけだから、誰かがチームを引っ張って強引にやらせても成功する確率は低い。皆と一緒に皆が皆をフォローしながら最も成功する確率が高い解決方法を模索する。皆がリーダーシップを発揮し責任感と協調性を持ち取り組むことが大事。つまり、リーダーは一人かもしれないが、リーダーシップは全員が持つことが大切ってわけ。そのうえで皆が主体的に結束する。

(5)今日のまとめ

現在、頭脳労働者が取り組む正解が見えない課題を解決するためには、全員がリーダーシップを持つことが大切。今、必要とされるリーダーシップは協調性と責任感の合わせ技。

責任感は成し遂げる覚悟。協調性は他人とベクトルを合わせる能力。他人とベクトルを合わせるのに必要なのはコミュニケーション能力。コミュニケーション能力は分かり合う能力。分かり合うために必要な力は受け入れる力。受け入れる力を素直さという。ってな感じかなぁ!!

私もリーダーシップのある人になりたいなぁ!!!

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