英文法解説「可算名詞と不可算名詞」
こんにちは。
少しプライベートの方がバタバタしてしまい空いてしまいました。
非常事態宣言を受け一切の登校日も設けることができなくなってしまいました。
現状ではGW明けから再開する予定なのですがそれもどうなってしまうのやら......
先行きは不安ですが、今はやれることをやっていきましょう。
今回から名詞の表現を中心に取り上げていきます。
今日扱うのは「可算名詞」と「不可算名詞」の覚えておくべきポイントです。
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「可算名詞」と「不可算名詞」
英語の名詞には数えられるかどうかという概念が存在します。
簡単に分けると、特定の形が定まっているものが可算名詞で定まった形を持たないものが不可算名詞になります。
可算名詞
例を見ていきましょう。
appleは赤くて丸いという定まった形を持っています。
つまり「1つ」の形を持っているのでan apple(1つのリンゴ), two apples(2つのリンゴ)と数えることができます。
bookも「一冊」の定まった形を持っているため、a book(一冊の本), two books(二冊の本)と数えることができます。
このように1つ1つを区別して数えることができる名詞を「可算名詞」といいます。ルールとして可算名詞が1つの時は"a, an"をつけ、複数ある場合は名詞の最後に"-s, -es"をつけなければなりません。
<まとめ>
・1つ1つの形が定まっていて区別できるものが可算名詞
・可算名詞が1つのときは名詞の前に"a, an"をつける(ex. an apple, a book)
・可算名詞が複数のときは数に関係なく最後に"-s, -es"をつける(ex. two apples, two books)
複数形の"-s"をつける際のルールはこちらのサイトでわかりやすくまとめている方がいらしたので、参考にしてみて下さい。
不可算名詞
一方で1つのはっきりとした形を持たない名詞のことを「不可算名詞」といいます。主に「液体・概念」を表す単語は基本的に不可算名詞と思えば大丈夫です。
中学の最初にwaterやmilkはwatersやmilksにはならないよと教わったと思います。それは液体には定まった形がないため「1つ、2つ…」と数えることができないためです。またinformation(情報)やadvice(アドバイス)、news(ニュース)などの抽象概念を表す名詞も定まった形を持たないため数えることができません。
また間違いがちなのがfishやsheep(羊)、furniture(家具)です。これらは可算名詞なのですが、群れを1つのまとまりと見ているため複数形に変化しません。(fishesとなる場合は意味合いが変わるので複数形にはならないと覚えておけば問題ありません)
このように不可算名詞は数えられないため複数形にはなりません。
そのため"a, an"をつけることも"-s, -es"をつける必要もありません。
ただし主語などに持ってくるときは三人称単数として扱うのでそこだけ注意しておいて下さい。
<まとめ>
・1つの定まった形を持たないもの(液体、概念)は不可算動詞。
・"a, an"や"-s, -es"は付けなくても良い。
・群れを1つとして考える名詞(fish, sheep, furnitureなど)は複数形も同じ形。
・主語に持ってくるときは三人称単数扱い。
次項からこの可算名詞と不可算名詞で使い方が変わる語を見ていきましょう。
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manyとmuchの使い分け
manyとmuchはどちらも「多い、たくさんの」という意味の単語です。
同じ意味ならどっちを使ってもいいのかな、と思ってしまいがちですがこの2つは使い方が異なります。
それぞれの語の意味をさらに具体的に書くと、manyは「(可算名詞が)多い、たくさんの」となり、muchは「(不可算名詞が)多い、たくさんの」となります。
I have many English books.(たくさんの英語の本を持っています)
I have much money. (たくさんお金を持っています)
booksは数えられるためmanyを、moneyは(「お金」という概念であるため)数えられないためmuchを使います。
また、muchは名詞だけでなく動詞にも使うことができます。
一番日本人に馴染みがある表現が"Thank you very much"だと思います。
意訳では「大変ありがとうございます」となりますが直訳すれば「とてもたくさん感謝しています」となります。
感謝の度合いがたくさんあるとうことですね。しかし感謝の度合いは人によって違うため数えることができません。
他にも"I ate too much"(食べすぎたよ)や"You worry too much"(心配しすぎだよ)と言ったように、"too much"をつけることでその動作の程度が過ぎてるというときに表現をすることができます。
このようにmanyとmuchは意味が同じであっても修飾できるものが違うので、注意して下さい。
しかしどうしてもどちらを使って良いかわからない時に使える便利な表現があります。それが"a lot of"です。
"a lot of"はmany, muchと同様に「多い、たくさんの」という意味になります。
そしてこの表現は可算名詞にも不可算名詞にも使うことができます。
先述の表現を書き換えると以下のようになります。
I have many English books.(たくさんの英語の本を持っています)
=I have a lot of English books.
I have much money. (たくさんお金を持っています)
=I have a lot of money.
もちろんmanyとmuchの違いは抑えておいて欲しいですが、英作文でどうしてもわからなくなってしまったときは"a lot of"を使ってみて下さい。
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まとめ
今回は可算名詞と不可算名詞の違いと、それに関連する「多い、たくさんの」という表現について書かせていただきました。
<まとめ>
・1つの定まった形を持たないもの(液体、概念)は不可算動詞。
・"a, an"や"-s, -es"は付けなくても良い。
・群れを1つとして考える名詞(fish, sheep, furnitureなど)は複数形も同じ形。
・主語に持ってくるときは三人称単数扱い。
・manyは可算名詞に、muchは不可算名詞に使う
・muchは動詞にも使うことができる
・"a lot of"は可算名詞にも不可算名詞にも使うことができる
「少ない、少しの」を表す表現もいっしょにまとめたかったのですが、今回は少し長くなってしまいましたので次回に回したいと思います。
問題もそちらでまとめて載せたいと思いますのでよろしくお願いします。
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