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英文法解説「"動詞 A for B"の表現」

こんにちは。
どうやら大阪ではGW明けまで臨時休校が続くことが決定してしまったみたいです。とにかく今は準備しかできませんので、やれることを粛々とやっていこうと思います。

前回お伝えした通り今回は"動詞 A for B"の形をまとめて紹介していきたいと思います。

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"ask A for B"

先ずは"ask A for B"「AにBに要求する/求める」です。
"ask for A"「Aを要求する/求める」に目的語が追加されただけですね。

forは「~のために、~にとって、~に向かって」と言った理由や方向を意味する前置詞です。

この場合は「Bという理由でAにaskする」、つまり「BのことをAに頼む」=「AにBを求める」という意味になります。

I asked him for support. (彼に支援を仰いだ)
My brother asked me for advice. (弟が私にアドバイスを求めてきた)

上記のようにAには「誰に」求めるのか、Bには「何を」求めるのかが当てはまります。

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"admire A for B"

続いてadmireです。admireは「~に感嘆する/~を賞賛する」という意味になります。発音は「アドマィアr」という感じです。

admirerで「称賛する人」が転じて「崇拝者」となるのも面白いですね。
「熱狂的なファン」という意味でも使えるみたいです。

"admire A for B"「AをBのことで称賛する」という形を取ります。
例文を見てみましょう。

I admire him for his courage. (彼の勇気には感服する)
Americans admire Lincoln for his honesty.
(アメリカ人はリンカーンを誠実だという理由で称賛している)

これも先ほどと同様、Aが称賛される理由をfor以降が説明しています。
askの使い方と同じなので"for"が理由を表していることがわかれば覚えやすいと思います。

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"excuse A for B"

excuseは"Excuse me"(すみません)というフレーズがおなじみだとは思います。
単語自体の意味は「許す」という意味になります。

名詞では「言い訳」や「口実」という意味で用いられ、最近ではたまにカタカタ語で用いられることも散見します。

"excuse A for B"は「AをBのことについて許す」という意味になります。
どういった理由でAを許すのかがfor以降のBで説明されるということです。

 Please excuse me for being late. (遅刻してしまいすみません)
Excuse me for interrupting you. (お話中すみません)

ここまでのパターンが理解できれば、"動詞 A for B"の形は大丈夫だと思います。

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"blame, criticize, condemn A for B"

前回の投稿で"accuse A of B"「AをBのことで非難する」という表現を扱いましたが、「非難する」という表現は他にも色々あります。
その中でも"動詞 A for B"の形を取る3つを取り上げたいと思います。

先ずは"blame A for B"「AをBのことで非難する」です。
blameは「相手の過失や間違いを非難し責任を問う」というニュアンスで使われます。

There is no point blaming them for this accident.
(この件で彼らを責めても何の意味もない)
Don't blame others for your failure.
(自分の失敗を人のせいにするな)

次に"criticize A for B"「AをBのことで批判する」です。
criticizeは「よくないことや欠点、あらを探し出して非難する」という際に使われます。

He criticized me for not handing in the report in time.
(彼は期限内にレポートを提出しなかったと私を批判した)
Like Monet, Rodin was much criticized for his non-traditional style.
(モネと同様にロダンは彼の非伝統的なスタイルのために大いに批判された) 

最後に"condemn A for B"「BのことでAを(強く)非難する」です。
こちらは受け身で「有罪判決が下される」という意味を持っており、非難のレベルが他の表現よりも強いのが特徴です。

His friends condemned him for his indiscretion.
(彼の友人たちは彼の無分別を非難した)
He was condemned for murder. (彼は殺人罪の判決を受けた)

同じ「非難する」という表現でもニュアンスも違えば前置詞なども変わってくるため、まとめて覚えてしまうことをお勧めします。

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おまけ

ちなみにこの形で日本人が最も馴染みがあるのが"Thank you for~"の形だと思います。"Thank A for B"で「AにBのことで感謝する」という意味になります。

Thank you for coming today! (今日は来てくれてありがとう)
Thank you for inviting me to the party! (招待してくれてありがとう)

もちろんこれもfor以下の理由でAに感謝するという形になっています。

「感謝する」と逆のapologize「謝罪する/詫びる」も似た形を取りますが、少し注意しなければなりません。

こちらは"apologize to A for B"「BのことについてAに謝る」となります。

I apologized to him. (彼に謝った)
I apologized for arriving late. (遅刻を詫びた)
I apologized to him for arriving late. (彼に遅刻したことを謝った)

と「誰に」にはtoを、「何の理由で」にはforを使います。
とはいえここまでを理解してくださっていればさほど難しくはないと思います。

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では最後に問題で見ていきましょう!
解答はまとめの最後に載せておきます。

Q1. It's been years since I asked you (   ) any help.
1. for    2. from
3. of     4. with

Q2. Everybody (    ) her for saving the old man from drowning.
1. accused          2. admired
3. complained    4. encouraged 

Q3. Please excuse me (    ) being so late. I was caught in heavy traffic.
1. for     2. from
3. of     4. to 

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まとめ

今回は少し長くなっていまいました。
最後にまとめていきます。

"ask A for B"「AにBを求める/要求する」
"admire A for B"「AをBのことで賞賛する」
"excuse A for B"「AをBのことについて許す」
"blame A for B"「AをBのことで非難する」
"criticize A for B"「AをBのことで批判する」
"condemn A for B"「AをBのことで(強く)非難する」

次回からは名詞の用法についてやっていきます!

解答
Q1. 1
Q2. 2
Q3. 1


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