結局、大人になってからの方が楽しいんじゃないだろうか。

今日はたこパしてきた。
たこ焼きパーティー、略してたこパ。

思い返してみたが、友達の家でたこパをしたことなんてあっただろうか。
もしかしたら29歳、初めてのたこパ。
インスタで「たこパ、イェーイ」って言っている人を羨ましいと思ったことなんてないし、私がフォローしている人は誰も「たこパ、イェーイ」なんて言っちゃいないのだが、とりあえずポートレート撮影したたこ焼きの写真をアップしてしまった。
とんだ浮かれ野郎である。

「大人になったら友達を作るのは難しい」学生時代から色々なところで耳にしてきた。
確かにそうかもしれない。
大人になると学生時代のように利害関係のない出会いって案外難しい。
それでも、私は大人の方が楽しいと思う。

私は探り探りの会話が苦手だ。
交流会で声をかけるのも苦手だし、話しながら共通項を見つけるのも好きじゃない。
そもそも今までの人生で「一緒に遊ぼう！」と声をかけて友達を作ったことなんてないんだから、大人になって急にそのシステム導入したところで上手くお喋りなんてできるはずがない。
その点SNSで知り合った人はその段階をすっ飛ばせるのがとても心地いい。
以前お会いした方とは、出会って数分で感銘を受けた映画の話をしていた。
普通の人間関係はこのスピードで進展しないだろうな。
もはや私は普通の人間関係の始め方なんてわかんないし、今はそれで悩んでいないのでどうでもいい。

仕事で出会ってしまうとどうしてもお金の流れが発生する。
一緒のプロジェクトを共に進める仲間だ、っていくら口で言っても、やはり上流下流が存在してしまうとフラットになり切れない部分がある。
この業界に8年もいるのに人脈がないというのは私の悩みだった。
ずっと他人の人脈に乗っかって仕事をしている感覚があった。
確かに一緒に仕事をしたことがある人は増えていくんだけど、果たしてそれは人脈と呼べるだろうか？
なんだか他の人の繋がりの方がうらやましく見えてしまって、自分だけ取り残されているような感覚。
どうせコミュ障だからなぁーと開き直ってやり過ごしてきた。
コロナ禍の中で、今までつながりが無かった同じ業界の人達との繋がりができて、ついに今日はたこパした。
みんな面白い人たちだ。
自分が面白いと思う人が声をかけて呼んでくれた時点で嬉しい。
ライザップ期間中なのに、暴飲暴食してしまったので、駅からは小走りで帰った。
風呂には長めに入ることにし、明日の朝の数値に影響のないことを願う。

自分が年を取るのと同時に、自分が付き合う人も年を取っていく。
自分が経験を重ねているのと同じように皆経験を重ねている。
別にここから仕事が生まれる目途なんてないし、そんなの求めちゃいないんだけど、人間関係ってこういうことから生まれていくんだろうなと思ったらなんだか感慨深くて一つ大人になった気分だ。

あんまり顔に出ないけど、実はめちゃくちゃに酔っぱらっている。
思考はふわふわしていて全然文字にまとまらない。
こんな状況はnote更新には向いてはいないんだけど、でもどうしても今の気分を書いておきたくなった。

きっと今の中身のまま高校生に戻ったとしても１年間は1人も友達ができないと思う。
ゼミにも馴染めなかったし、ろくにコンパに行ったこともない。
未だに交流会も苦手だし、飲み会に参加するのも苦手だ。
だけど今日はとても楽しかった。
オンラインオフ会も楽しいし、オタクでラジオを垂れ流すのも楽しい。

「できないのは環境のせい、その環境に居続けるのは自分のせい」
仕事だけじゃなくて、プライベートも当てはまるのかもしれない。
人間関係がつらいのは環境のせい、
だから自分の生きやすい環境で生きやすい人と関係性を作ればいい。
環境が自分で選べるようになったから昔より今の方が楽しいのかもしれないし、自分がどういう人間だかだんだんわかってきたから楽しいのかもしれない。

いい気分のまま推敲無しで投稿してしまおう。