君の魔法にかけられて

「10月13日、水曜日です」
テレビから聞こえてきた声に胸が弾む

パク・ジミンという人がこの世界に生まれた日
君が魔法をかけた日

パク・ジミン
とても愛しい響き

君に出会って、私の毎日に色がついた
自分の殻に閉じこもって
悲しみに飲み込まれそうだった私を
救いあげてくれた手
小さいけど大きくて優しい手

画面の向こうにいる君は私のことを知らないのに
私は君に出会ってから毎日君を想って生きている
不思議だよね

でもジミンくんのことを愛さずにはいられないんだ

君が歌手になっていなかったら私は君を見つけられなかったかもしれない
君が「防弾少年団」というグループのメンバーになってくれたことは奇跡であり運命

そう思うと君が今日もステージで歌い踊り
メンバーと笑いあっていることが愛おしくてたまらなくなる

歌手になってくれてありがとう
この言葉じゃ足りないくらい、ありがとうと思ってるよ

私は君を見てるとね「あぁ、ジミンくんみたいになりたいな」って思うんだ
自分のことを「僕はかわいい」と言える君が
私は大好きなんだよね

「LoveMyself」を通して悩んで悩んで悩み続けて
ポジティブに変わることができたと話していた君
それはきっと並大抵のことじゃなかったよね
言葉で言うことは簡単でもその過程には
君にしか分からない長い長い時間があったはず


自分を愛することは簡単じゃない
少なくとも私には何よりも難しいこと
だからあの時のジミンくんを見て
私は君をもっともっと好きになった

そして生まれて初めて自分を愛してみようと思ったんだ

君の歌声、パフォーマンス、お茶目なところ、かわいい笑顔、色っぽい視線やしぐさ、かっこいい姿、性別という概念を崩してくれるあらゆるスタイル

特に君がステージで見せるパフォーマーとしての姿は全身が震えるほど魅力的で、どこまでも美しい

好きなところを挙げたらきりがない

そんなたくさんの好きの中から
君に強く惹かれた理由を一つ選ぶなら


愛情深くて少し不器用で
自分には鈍感なところかなと思う

寄り添いすぎるほど人に寄り添い
常に自分よりまわりを優先し大切にする
他人を大切にしすぎるあまり自分のことを
知らぬ間に犠牲にしてしまう人

君はそんな風にどこまでも優しくて愛に溢れた人

そしていつも完璧でいてくれる
その完璧さはたまにこちらが心配になるほどで、追い込みすぎるほどストイックなところが君の素敵なところと分かりながらも勝手に心配してしまうんだ

だからこの言葉を読んだとき少しほっとした


「僕は大丈夫だけど、君はどう？」って言いながら周りを心配して、自分はいつどんなことが迫ってきても、すぐ対応できるかのように話していたんですけど、振り返ってみたらそうじゃありませんでした。
(weverse magazine interviewより引用)

壊れてしまう前に
君自身がこのことに気づいてくれたこと
そんな姿を見せてくれたことが嬉しかった

以前に君は「雑念が多い」と話していたね
おこがましいと思いながらも、私と同じだと思った
私は時折、君の中に自分を見てしまうことがある

常に考え事をしていること
物事に意味を見出したくなるところ
それは無意識に行われていると思う
人よりまわりの人の感情や動きにも敏感だろう

外にアンテナを張りすぎるあまり自分の感情に鈍感になってしまうことがある
そんな中、君がちゃんと自分の声に気づいてくれたことが私はとても嬉しかったよ

自分のことには鈍感な君は
誕生日の実感がなかったと話していたけど
世界中で君の誕生日を喜んだり、感謝したり
おめでとうが溢れていたこと
時間がかかってもいいから君に届いているといいな
君にはたくさんの愛を感じてほしいから


誕生日って、なんでもない日にもできる
でも「生まれてきてくれてありがとう」その想いが大きければ大きいほど
特別な日にもできるんだよ

君は10月13日にそんな魔法をかけてくれた


「僕一人だけのためにこうやって大きくお祝いしてくださるのがすごく不思議でした」と話していたけど、それだけ君は愛されるべき人なんだよ

君は今どんな世界を見て何を思って過ごしてるんだろう

私はそのほんの一部しか見ることができないけど
君が見せてくれる世界は全部受け取りたい

そして君に届けられる限り
おめでとうもありがとうも大好きも伝えたい

ジミンくんが私の人生に色をつけてくれたように
私も君の色になれてるといいな

君の人生のキャンバスにそっと色を添えさせて

君を愛してるよ

愛が何か聞かれたら上手く説明できる自信なんてないけど私が君に向ける気持ちは間違いなく愛だと言える

君が私に教えてくれた
いつも惜しみなく渡してくれる愛を

私も君に贈りたい

ジミンくん、生まれてきてくれてありがとう

お誕生日おめでとう

人生であなたに訪れる瞬間が美しく優しいもので
溢れますように

これからも君と一緒にたくさん笑えますように

またここから始まる一年を楽しみに

次は、どんな夢を一緒に描こうか

2021.10  nako