#建設女子 家業に戻るまで_Vol.03
ご縁があり転職した会社は、富山県の鋳物メーカー。
1916年創業の会社は、伝統的な技術×現代の生活スタイルに合うデザインと掛け合わせ、国内だけでなく海外にもファンの多いアイテムを展開している会社だった。
社長の人柄・スタッフの自社愛の熱さ・惚れ惚れする職人技に魅了されて入社し、東京店舗の店長の経験を経て、店舗統轄として関東・
そして関西、北陸、福岡の店舗の立ち上げやスタッフ採用に携わらせてもらいった。
気がついたファミリー企業の魅力
勤めた会社はどちらもファミリー企業で、代表との距離も近く、
社内の風通しも良く、意思決定も早く、とても充実した時間だった。
大分の地方で育った学生は、都会に出たがるけれど、
地方のファミリー企業だからこそ、都会に拠点を構える大手企業とは違う魅力があるんじゃないか?!
私自身、意識はしていなかったけれど、そういうところに惹かれ、働く会社を決め、ご縁をもらってきたのかな?ということに気がついた。
「そういえば、うちもファミリー企業だな~」
学生の時には気がつかなかった家業があることの強みを感じた。
建設業こそおもてなしの心が大切
ずっと働くことが好きで、出産をしても働き続けたいという思いがあったため、両親の力も借りるべく、地元にUターンしたタイミングだった。
父が「建設業こそ、おもてなしの心が大切」という話をして、
その話がすっと腹落ちした。
ファミリー企業の魅力を感じ、またその話に共感した私は、「私でもできることがあるかも!?」と思い、家業を継ぐとはそんなことは全く考えず、できることは手伝おう!くらいの軽い気持ちで家業に入社したのが、家業に戻った経緯である。(END)
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