『偶然と想像』
ー作品概要ー
偶然と想像
製作年:2021年12月17日
監督:濱口 竜介
製作国:日本
2022年8月22日の記録
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久々に心地よい邦画だった。
漫画でも映画でも短編が好きだわと再認識しました。
ネタバレ、ご注意ください。
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第一話 魔法(よりもっと不確か)
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タクシーの会話での絶妙な違和感から、話が進み少しずつ分かってくるとそれさえも手中だったのだというしてやられた感。
邦画を観ていると特に、日本語や行動への違和感に気を取られがちなのだが。まあ拭いきれないただの違和感はあったけれども、おもしろかった。
めーことかーの会話は私のとても好きな会話で、側から見たらこんなにキモいんだよなぁってウケた。でもたまらなく楽しいんだよね。でも実はとても寂しい。心がぽっかりして死にたくなった。
魔法だった。
あと中島歩が美しすぎてしんどかった。
それ故のキモさもたまらなく素敵だった。
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第二話 扉は開けたままで
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佐川は分かっていたのに笑った。
全部の作品だけど、カメラの寄り方がギャグ。現実にありえなくはない物語を、これは映画だと教えてくれる。好き。
教授のあの教授感たまらなかったな。
教授のとこに行くなおさん妖艶すぎる。
年齢の括りを超えた役柄を演じるドラマや映画が多い中で、なおさんのストレート進学の大学生より少し年上な人妻は本当にそれ以外の何者でもなく。絶妙だった。
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第三話 もう一度
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タイトルにもある偶然を、これまでの2作品でぶつけられたら展開は読み違えないだろうという分かりきった構成ではあった。けれど、飽きず惹きつけられたのは。
あやは理想だけれどどこか切ない女性でとても魅力的だった。
生粋のレズビアンというパワーワードよ。
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